森の入口――

フローラ中略(笑)。
 

GM:と、言うわけで森に着いた(笑)。
   『沈黙の森』という名前だよ。

クレリア:ひょっとして魔法が使えないとか……。

GM:そんなことないよ。

フローラ:森の雰囲気は?

GM:フツーの森みたいだ。

クレリア:じゃあ、どうしてそんな名前なのか娘さんに聞いてみます。

セカラシカ:「詳しいことはわしにもわからんのじゃ、ひ〜」

ラズリ:なんで怯えてるの?

GM(あんたらが怖いんだよ)

クレリア:「ひょっとして何か隠してませんか?」

セカラシカ:「そんなことないぞい」(←本当に何も知らない)

クレリア:(ずずいっと詰め寄って)「ほ・ん・と〜に、何も知らないんですか?」

クロヌシ:「おら、何とか言え! こらっ!」

フローラ:(セカラシカの頬をなでながら)「お嬢ちゃ〜ん、隠すとためにならないわよぉ〜」

クロヌシ:「そのしゃべり方、やめろ!」

ガルフ:「正義のために、教えてくれ!」

クレリア:「小さい娘にそういう態度に出るのは十分正義に反することだと思うのですが……」

ガルフ「そうだ! みんな、何やっているんだ!(笑)」 

クレリア:「……あなたの正義は教えられないと発動しないんですか?」

ラズリ:「分かりやくてよろしい」

ガルフ:「オレは教えられるまでは自分の価値観で正義やってるから、自分のやってることが正義なんだ」

ウィル:「………。
     さて、行くか……」

GM:さて、そこにガサゴソと2匹の狼が現れる。今にも襲ってきそうだぞ。

ラズリ:何とか話し合いで解決できないかしら?

ガルフ:「ゴー! ポチ!」

ラズリ:犬がいた(笑)。

クロヌシ:喧嘩するぞ。

ガルフ:ちょっと待って、ちょっと待って。エメラルドアイがあるからしゃべれる。

GM:しゃべれるよ。

ラズリ:「あたしもしゃべれる〜」

ガルフ:「ハァーイ! 狼くん(笑)。
     悪霊にとりつかれた熊を見なかったかーい?」

:『ガルルルル……、俺は腹減ってるんだぁっ!』

ラズリ:「だったらここに干し肉があるからそれで仲間に……」

ガルフ:「そうか、腹が減ってるのか!
     もっと飯食わんといかんぞ!(笑)」

GM:じゃあ狼は干し肉をガツガツ食べて――

クロヌシ:干し肉あげたのか?

ラズリ:あげちゃったの。

フローラ:(恥ずかしそうに)……あげちゃったの(←何をあげたんだ?)。

ラズリ:狼さんの反応は……?

GM:反応? (コロコロ)……よくない(笑)。

ガルフ:干し肉をやったんだからさあ、もっとよくならない?

GM:それでも……中立だね。

:『ありがとよ』

ガルフ:「ちょっと待ちなさい。
     物を貰って礼だけ言って帰るのは礼儀に反するんじゃねえか?」

GM(そんなことはないと思うぞ)

クレリア:「ガルフさん。落ち着いてください」
      ──って、これ、狼に聞こえてるんですか?

ラズリ:あたしが通訳してる。実況生中継(笑)。

ガルフ:刀に手をかけるぞ。

ラズリ:「おおっと! ガルフ、剣を構えたぁっ!」

クレリア:「無益な殺生は正義に反するんじゃないですか?」

ガルフ:「……まあ、落ち着け、オレ(笑)」

クロヌシ:ここは諭すべきだな。

ガルフじゃあ、『動物使役』だ。(コロコロ)成功!

クレリア:フローラさん、『尋問』持ってませんでした?

フローラ:狼には効かないでしょ。

クレリア:いえ、セカラシカの方に。

ラズリ:ああ。

フローラ:催眠術かけてみよっか?

クレリア:それは問題あるかと……。

GM(尋問もだよ!)
   ──じゃ、狼はおとなしくなった、と。

ガルフラズリ:「「やったね!」」

:『じゃ、そういうことで』(と、立ち去ろうとする)

ガルフ:「ちょっと待てぇぃ!」

:『しつこいなあ、お前も……』

ガルフ:「なあ、何か教えてくれよぉ」

:『……誰を捜しているんだ?』

ガルフ:「悪霊にとりつかれた熊さん」

:『そんなヤツ、聞いたことないぞ』

ガルフ:「じゃあ、悪霊にとりつかれた他の動物」

:『そりゃ、オメーじゃないのか?』

クレリア:「あのーラズリさん、ラズリさん。中継してるんですよね?
      彼に代わって悪霊にとりつかれてなくてもいいから暴れている熊がいないか聞いてみてください」

ラズリ:「OK、OK。
     ──と、ゆーワケでプーさん知らない?」

GM(勝手にプーさんにされてしまったな。……じゃ、もうプーさんにしよう)

:『プー? プーなら北の方にいるぞ。
   あいつ顔が傷だらけだから、結構暴れてるんじゃねえのか?』

ガルフ:「おい、ラズリ。悪霊にとりつかれていない熊なんか探してどうするんだ?」

ラズリ:「いやぁ、もしかしたら悪霊にとりつかれているのを隠してるのかも……」

ガルフ:「そうかぁ(納得)」

クレリア:ひょっとしてラズリさんが一番ガルフのコントロール上手いんじゃ……。

ガルフ:一緒に旅をしてたからな。

クレリア:一緒に旅をしてたの?

ラズリ:(うなずく)

クレリア:一緒に……あら、そう、そういう関係だったの……(うんうんとうなずく)。

ガルフ:オレとラズリは……正義ひとすじ、大自然ひとすじ。

ラズリ:そういう関係だったのね(笑)。

クレリア:じゃあ、ふたりは一緒に旅をしていても恋愛感情は生まれないわけですね。

ガルフ:かんじょう? (ラズリに向かって)何歳?

ラズリ:17。

ガルフ:じゃあ、そうなってもおかしくないわけだ……。
    でもさ、ダメだよ。ヒーローとヒロインがそういう関係になっちゃ!(笑)(←ヒーローだったのか?)

ラズリ:プレイヤーキャラクター同士がなっちゃダメ。

フローラ:そうか……真のヒロインはアタシだったのねぇ(しみじみ)。

クレリア:……フローラさん、サーベルで切っていいですか?

ウィル:じゃあ、アンディとエフィは駄目なんだな。

ラズリ:あれは兄妹では?

クレリア:近親相姦ですよ。

ウィル:いや、双子でしょ。オ○ニーみたいなもんだ(木亥火暴)。

ラズリ:(爆笑)

オペリオ:(突然)「♪おおかみのうた〜♪

ラズリ:狼はワンなの?

クレリア:私もそれを言おうと思ってたんですけど……。

クロヌシ:よかっち。

オペリオ:♪ワンでもおおかみ♪

クロヌシ:「で、どうするんだ? さっさとしろよ」

ガルフ:「悪霊がついてるかどうか分かんないのに……」

ラズリ:あのね、プーさんのところにいく。

クロヌシ:よし、ならさっさといこうぜ。

セカラシカ:「わし、そろそろ帰ってええんじゃろか? 熊が怖いんじゃ」

フローラ:「ダ〜メ。お姉さんが守ってあげるから」

セカラシカ:「怖いんじゃあ、ひ〜〜〜」

ガルフ:「お嬢さん、これをコブラツイストと言うんですよ、ギリギリギリ」(と、セカラシカに技をかける)

GM(小さい娘になんてことを!)

ウィル:ところで森まで歩いて来ているのかな?

GM:うん、そんなにかからないから。……ウィルは馬に乗ってきててもいいけど。

ウィル:森に入ってしまえば、馬には乗れないか。

オペリオ:♪もーりへーゆきーましょー♪

ガルフ:歌うのやめろってんだよ。

クロヌシ:たたっ斬るぞ。

オペリオ:♪役に徹してるだけだよぉ!♪



第一話
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