技能を使って判定を行う場合、その技能のレベルが(基本的に)目標となる。
つまり、サイコロ3つ振って技能のレベル以下が出ればよいのだ。
計算方法は少々確率に関する知識(といっても高校数学レベルで十分だが)が必要なのでここでは割愛するが、サイコロ3つで10以下が出る確率は50.0%。11以下62.5%、12以下74.1%、13以下83.1%、14以下90.7%、15以下95.4%となっている。(それ以上になるとファンブルに関するルールが関わり計算通りにならないので省く)
以上のことから15Lv以上というのは非常に高い値である、といえる。
とは言ってもMONDの(GURPSの)戦闘が非常に特殊なわけではなく、要するにHP(生命力)を削っていって0にしたら勝ち、という、いわゆる「RPG」をやったことのある人にとってはなんてことのないシステムである。
ではここで何を解説するのかというと、このリプレイ中の表記についてなどである。
まず、基本的に行動をとろうとするキャラクターがその行動を宣言する。そして必要であればそれに応じた判定をするのであるが、このリプレイでは(基本的に)判定の様子は省いて、結果のみを表記している。
その結果に使われている単語は一般的な意味で理解して構わなかったり、これまで既に解説してきた物であるのでほとんどの場合問題ないのだが、いくつか普通戦闘にしか使われない用語もある。
それについて少々容量を割こう。
損害、損失。つまり、相手に傷を負わせたこと、もしくは相手に負わせた傷。
ダメージを与えると相手はそのダメージを生命力から引くことになる。
能力値の一つ。字面通りの意味では「生命の力」、実際の意味もそのまま。
生命の力がなくなれば死んでしまう。つまり生命力がなくなると死んでしまうのである。
基本的に戦闘の目的は相手の生命力を攻撃する事によって減らし、戦闘不能な状態にすることである。
字面通りに解釈すると「必ず殺す技」であるが必ずしもそうではないあたりJAROの出番かもしれない。
実際には普通の攻撃より大きなダメージを与える攻撃、とでもとってもらって構わない。
必殺技には大きく分けて2つある。1ターン力を「ため」て、次のターン以降に放つタイプの物と、いきなり(出したいと思ったターンに)出せるが、次のターンに何の行動もできなくなるタイプの必殺技だ。
ここで言う「ため」とは、前者のタイプの必殺技を出すための前動作である力を溜める行動のこと。
「集中」とも言う。
turnには様々な意味があるが、この場合、「順番」の意味がもっとも近いであろうと思う。
「1ターン」というのは敵、味方あわせた全員が行動する、戦闘における時間の単位であり、「ターンが回ってきた」というのはそのキャラクターに行動の順番が回ってきたことを表す。
攻撃には3種類ある。「叩き」「切り」「刺し」だ。
切りと刺しの攻撃にはダメージに追加ボーナスがあり、それは、防護点を抜けた値が
与えたダメージはそっくりそのまま生命力から引かれるわけではない。
鎧などによってある程度軽減されるのである。
その軽減される度合いを数値化したのが防護点である。
基本的に与えられたダメージは防護点と同じ値だけ、軽減される。その後に「切り/刺し」によるボーナスが加味されて最終的なダメージとなるのだ。
スティーブジャクソンていうおじさん(多分)の作った非常に高い汎用性と細部に至る部分までのルール化を実現した、TRPGのルール。
元々は英語だったんだけど角川書店から日本語版が出てます。
文庫なのでお手頃価格。(2000年にバカ高い完全版がでましたがね)
でも、非常に複雑なルールではっきり言って厳密にルールを適用しようとしたらゲームにならない。
基本ルールには世界設定などが載っていないので、追加で世界に関する本を買うか、自分で作らないといけない。
MONDは後者の道を選択したわけである。
別に紙じゃなくてもいいけど最近羊皮紙ってあんまり見ないしね。
ノートパソコンなんて全員が持ってたら邪魔でしょうがないし。
だから紙。
え? そんな事を聞きたいわけではない?(笑)
「キャラクターに関する情報」というのは例えばこいつは力持ちだけどバカだよ、とか頭いいけど風が吹くと飛ばされちゃうよ、とかこいつはただの女たらしだよ、とかいう情報を文字で、あるいはゲーム上の都合で数値化してあるもの。
この場合GMは前者の意味で使っている。
という設定になっているが、ゲームでは分かりやすいように「GURPS魔法」通りに表記している。
手抜きしてルールを作ってないとゆーわけではない。……ないはずだ。
つまりは、そういうことだ。
読んできました?
ハイ、彼は24レベルDeaaath。かなりスゴイです。
じゃあ、「シーデン」ってなんだろ?
市営電車こと市電?
今度GMに聞いておかなければ。(そーです。何となく響きで決めてしまいました :GM)
でも確かウィルって味覚消失なんじゃ……?
GMも止めなかったのでガルフは驚異的な(笑)回復力で立ち直った、と言うことになった。
コマと言っても、画用紙にSDキャラのイラストを描いて立てられるようにしただけのものだが、非常に便利で、重宝している。
セッションのあとに記念として持って帰ったりね(笑)。