ガルフ:(みんなが来るとしゃきっと立ち上がって)「みんな大変だ! セカラシカが(笑)」

GM:ガルフは大丈夫なの?

ガルフ大丈夫(笑)

クレリア:毒って分かります?

GM:分かるよ。

クレリア:じゃあ、応急処置します。

GM:ん、普通の解毒剤は効かない。

フローラ:なんと!

GM:じゃあ、ここで知力で判定してみて。
   成功した人はガルフの足下にドゥラ=ヤッキの入ってた袋が落ちているのに気づく。
   空っぽだけど。

ラズリ:「全部食べたのね……」

クレリア:ドゥラ=ヤッキを食べてこうなったって分かります?

GM:分かるんじゃないかな、口元にアンコついてるし(笑)。

クレリア:ドゥラ=ヤッキ屋を探します。

ウィル:病院に連れていかなくていいのかね?

GM:その時外から売り声がする。

ドゥラ=ヤッキ屋:「ドゥラ=ヤッキ〜ドゥラ=ヤッキ!
               ほっかほかのドゥラ=ヤッキはいかがですかぁ〜〜?」

クレリア:外に出ます。

GM:そうするとドゥラ=ヤッキの屋台(笑)があって──それを引いてるのはこいつだ(と言ってコマを出す)。

ラズリ:ガ……ガルカン(笑)。

クロヌシ:「貴様か!」(と言って刀を抜く)

クレリア:胸ぐらをつかんで揺さぶります。
     「ドゥラ=ヤッキを売ったのはアナタですね!?」

ガルカン:「そ、そうですが?」

クレリア:「毒が入ってるっていうのはどういうことなんですか!?」

ガルカン:「ど……毒ってなんのことです?」

クレリア:「とぼけないでください!」

クロヌシ:「さっさと吐け、おらぁ!」

ガルカン:「し、知りませんよぉ」

ガルフ:「ドゥラ=ヤッキ、どこにあるの?」

GM:屋台の中でしょ。

ガルフ:(子供口調で)「食べるぅ〜〜〜☆」

ラズリ:「やめなさい!」

クレリア:毒入りだって分かります?

GM:ん〜〜、分かることにしよう(ホントは判定とか必要だろうけど、いいや)

フローラ:「えーと催眠術でもかけて……」

オペリオ:「♪ネコまっしぐら それはカルカン まぐろあじ♪」

クレリア:がっくんがっくん揺さぶります。

ガルカン:「く、苦しい……。
      言います、言いますよ。このドゥラ=ヤッキはジャドン様から買ったんですよぉ」

クロヌシ:「あんのオヤジ〜〜〜!」

クレリア:ジャドンの屋敷へ行きます。

GM:セカラシカはどうするの?

ウィル:じゃあ、わしが病院へ連れていこう。

GM:ウィルだけ?
   残りはジャドンの屋敷へ行くのね。

 ジャドンの屋敷――

GM:ジャドンの屋敷の前についたよ。門番が4人ほどいるね。

門番:「なんだお前たち?」

クレリア:「ジャドンさんに会いたいんですけど……」

門番:「ジャドン様は留守だ」

ラズリ:さっき食事したばかりなのに……。

クレリア:「どこに行ったか教えてもらえま――」

ガルフ斬りかかる! 

クロヌシ:え? それはいくら何でもまずいんじゃねーか?

ガルフ:やる。

クレリア:えぇ〜〜知りませんよ、もう!

GM:じゃあ、戦闘だね。

ガルフ:ため!

ラズリ:傍観。こんなところで戦うわけないじゃない。

クロヌシ:「妖刀サイソニック疾風怒濤! ダメージ15点!」

GM:1人はいきなりフラフラだ。

フローラ:「じゃ、<爆裂火球>をば……」

ガルフ:それは全員巻き込むからやめぃ!

フローラ:「ちっ」
 


GM:ボロボロのヤツが笛を取り出してピィーーと吹く。
   やがて奥の方から人の出てくる気配が……。

ガルフ:さすがにやばい。逃げよう(←いいだしっぺのくせに〜)。

クロヌシ:ひとり、連れていけない?

GM:んー、筋力で判定してみて。

クロヌシ:(コロコロ)成功。

GM:じゃあ、朦朧としているヤツを連れていけることにしよう。
   で、逃げるんだね、どこに行くの?

ガルフ:尋問するからどっか人目に付かないトコ。

GM:じゃあ、街外れの空き地かどこかでいいかな。

クレリア:私は病院に行きます。
     でもこれじゃどっちが悪人か分からない(溜息)。
 

GM:じゃあ、尋問の方からいくよ。
   門番が気づくと刀を構えた男やオカマがいるワケね。こりゃ怖いわ(笑)。

フローラ:「正直に言わないと痛い目見るわよぉ〜」

ガルフ:「お尻が?」

フローラ:「だからアタシはゲイじゃないってば……」

クロヌシ:「ジャドンはどこへ行った?」

門番:「し……知らん」

クロヌシ:(刀を突きつける)

門番:「ほ、本当に知らないんだ! ときどき森へ行くみたいだけど……」

フローラ:「森って『沈黙の森』?」

GM:そうだよ。

ガルフ:「何しに森へ行くんだ?」

門番:「し、知らねーよ。俺はただの門番だから」

クロヌシ:そりゃそーか。

フローラ:「毒はジャドンの屋敷で作ったものなの?」

門番:「何にもしらねーよ(泣)」

クロヌシ:ホントに何も知らんヤツだなぁ。

GM:ぶっちゃけた話、こいつは何にも知らないよ。

クロヌシ:なら殺してしまおう。

ガルフ:それはあまりにもまずい。

フローラ:じゃあ、傷を治して――

ガルフ:いや、治さないで、転がしておく。

GM(む、むごい…)で、どうするの?

ガルフ:森へ行く、走って。 

GM:残りは病院ね。

 カノルヤの街の病院――

GM:で、病院です。
   薬剤師のおじさんがアンコの毒を調べたところ、この毒はかなり特殊でここにある解毒剤ではダメらしい。

ウィル:「むぅ……」

GM:で、ちょっと待ってくれよ、と言って奥へ引っ込む。
   そこにラズリたちが到着すると。

クレリア:はいはい。

GM:しばらくしておじさんがひとりの若い男を連れてくる。
   赤紫色の髪で紫の瞳。年は18くらい。

若い男:「はじめまして、アユモと言います」

GM:(ころころ)ふむ……。ラズリを見て頬を赤く染める。

ラズリ:はい?

GM:惚れてしまったらしい(笑)。

ラズリ:惚れられたって分かるかな? (コロコロ)分かったらしい(笑)。

GM:話を進めよう。
   で、そのアユモ君がアンコを調べてみて――

アユモ:「この毒の解毒剤を作るにはニケンヂャヤ草が必要ですね」

クレリア:ニ……ニケンヂャヤ(笑)。

フローラ:で、よく似たのでウスキイッチョウメ草っていうのがあるのね。

アユモ:(ラズリの方を見て)「で、その草は沈黙の森にしか生えていないんです」

クレリア:それを聞いたら走っていくかもしれない……。

ウィル:わしは森へ行くよりもカゴルマの街へ伝令を頼んで、警備兵を呼んだあとジャドンの屋敷へ行く。

アユモ:「ラ、ラズリさん。(赤面して)ぼ……僕がきっとあなたのために見つけて見せます!」

ラズリ「お願いね(にっこり)」 

アユモ:「は、はひ!」

GM:では、沈黙の森へ出発しよう。


第二話
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