ACT8.5[予兆] 02

GM:ではここで、「聞き耳」判定。

リトナ:聞き耳か。

ドモ・ルール:(コロコロ)86だから修正なしでも失敗。

リトナ:(コロコロ)24。悠々成功。

ヴァンダイク:サイコロが見つからず失敗。

ビオ:同じく。

ドモ・ルール:ダメじゃん。

GM:ヴァンダイクは人間の話し声なんて聞いてもいないだろうから、判定しなくていいよ。

ヴァンダイク:西洋人が虫の声が雑音に聞こえるのと同じ。

ビオ:言葉は同じなのに。

ドモ・ルール:不思議不思議。

GM:ではリトナ。

リトナ:はい。

GM:「またトカゲが来たよ……。今度は何だよぉ……」と、遠くでひそひそ言ってるのが聞こえた。

ドモ・ルール:マダムと餓鬼がきたよ? 我々は親子連れなんかに見えるのか?

リトナ:マダムと餓鬼?

ドモ・ルール:そう聞こえたことにした。

GM:……寒……。

リトナ:「また? ビオさんここ来たの何回目?」

ビオ:「はじめてだ。……寄るな」(←猫嫌い)

リトナ:「どうやら前にトカゲが来たことあるらしいよ」

ヴァンダイク:暇だ。(一方的に)いちゃいちゃしはじめよう。

リトナ:誰と?

ラグランジェ:「や、やめてくださいよ……」

ビオ:ああ、あてがっておけばおとなしくしてるか、おっさんは。

GM:ラグランジェはいい迷惑だが。

リトナ:じゃあ負けずにこっちもビオさんにすりすりと。

ビオ:寄るなっつってんだろーがぁ!!

リトナ:ひどい……。

ビオ:ひきはがす。

リトナ:いやん。

ドモ・ルール:でも面白がってまたやってくる。猫だから

GM:……アリアがいないって、つらいなぁ……(笑)。

ドモ・ルール:話が進まないな……(笑)。

ヴァンダイク:ママパック(中身は薩摩の本鰹)を開けてビオにふりかける。

リトナ:パックパック食べちゃう〜。

ヴァンダイク:……食われた。

リトナ:さあ、話を戻そう。

ドモ・ルール:そうだな。

ヴァンダイク:ビオが嫌われている。

ビオ:参ったな。話もできねぇじゃねぇか。

リトナ:――ってことでビオさん、裏は取ってあるんだ! 正直に白状しろ!

ヴァンダイク:裏、取ってあるのか。

リトナ:しょうがない、話を聞きにいくか。

ヴァンダイク:猫のままで。

リトナ:猫が喋ると警戒されそうだから人型で。

GM:「にゃあにゃあ」と。

ヴァンダイク:怪しい。

リトナ:にゃあ。

ドモ・ルール:(隠れている村人たちに)「こいつはここに初めて来たんだ、何があったか教えてくれ!」

リトナ:「にゃあにゃあー! にゃあにゃにゃにゃああー!」(通訳)

GM:「帰れ帰れー!」と勇敢(?)な若者が。

ビオ:「まてまてー! 俺が何したってんだー!!!」

ドモ・ルール:とにかくビオは後ろに下がって。

ビオ:……しょーがねぇなぁ。

ドモ・ルール:我々が話をしないとな。

リトナ:にゃあ。

ビオ:人型の間に猫縛っとこうか。そんで遠くへ置いてくる。

リトナ:にゃ? ふーーーーーーー!!(怒ってる)

ドモ・ルール:変身すれば、するりだと思うぞ。

GM:うんうん。

ビオ:それは言ってはいけない。(リトナを縛って)よし、これでしばらく安心だな。

ヴァンダイク:「しばらく」の期間が短いのが畜生のあさましさ。

リトナ:しゃーーーーーーーーーーー!!

GM:怒ってる怒ってる(笑)。

リトナ:(猫型に戻って毛づくろい開始)

ドモ・ルール:……もう飽きたな、こいつ。

GM:さてどうするね。ラグランジェはヴァンダイクの餌食だし、アリアはいないよ。

ドモ・ルール:「我々はここにははじめて来たんだ、何があったのか教えてくれないか」

村人:「うるさい、ひとさらーい!」

ドモ・ルール:ひとさらい?

リトナ:にゃあ!?

ドモ・ルール:誰がさらわれたというんだ?

若い男:「おらの、おらの嫁をかえせー!」

ドモ・ルール:一人だけ?

ビオ:きっと『10食』(スティール)がひとさらいなんだな。悪いヤツだ、『10食』。

ドモ・ルール:わしかい。

リトナ:「花嫁泥棒はここにいるぞ!!」

ドモ・ルール:……やめてくれ。

ビオ:猫、いつの間にっ! 縛っといたのにっ!

ドモ・ルール:今の会話の流れから……別のトカゲが人間をさらっていった、と。

GM:素直に解釈すれば、そうなるな。

リトナ:ビオさんが本当にシロならね。

ヴァンダイク:「別のトカゲなんかいない!」と言い張る。

ビオ:じゃあ俺が犯人になってしまうじゃないか。

ドモ・ルール:そうなるとビオさん見捨てなきゃいけなくなるんだが。

ヴァンダイク:なぜ?

リトナ:見捨てる必要はないでしょ?

ヴァンダイク:以前の収穫期に果実をもいだからって、今年罰するいわれはない。

GM:まーたそんなこと言って……。

ビオ:――で、俺が人さらいと勘違いされているんだな。そんなに似ているのか。そいつと俺は。

ヴァンダイク:赤いから。

リトナ:え、犯人ってビオさんじゃないの?

ドモ・ルール:人間にトカゲの見分けはつかん。

ビオ:なんだと! こんなに立派な角がついてるトカゲはそうはいないぞ!

リトナ:いいじゃん、犯人になっちゃえば。

GM:ビオさんて同族の中では小柄な方?

ビオ:かなりでかいほうだぞ。

GM:デカイのかー……。そうすると、普通のトカゲ族は、2メートルぐらいなの?

ビオ:かな?

GM:意外と小さいのね。

ドモ・ルール:卵は手のひらサイズなのか?

ビオ:2メートルは結構でかいんじゃないか。普通で2メートル。

リトナ:幅もあるしね。

ヴァンダイク:みんな80メートルくらいなのではないのか。80年代に復帰したヤツのサイズ。

ドモ・ルール:……ゴジラ?

ヴァンダイク:普通のトカゲ族は深緑で角はない。

リトナ:かもしれない。

ビオ:んなこたぁない。

ヴァンダイク:ビオは赤くて角があって三倍速。

リトナ:かもしれない。

ドモ・ルール:ザクかい。

ビオ:んなこたぁない。

ドモ・ルール:とにかく、赤いトカゲが悪さしてるということか。

GM:赤くすらないかもしれんがね(笑)。



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