ACT8.5[予兆] 03

リトナ:で、結局ビオさんは投降するのかな?

ビオ:なぜ投降。

リトナ:犯人として。

ビオ:俺は何もしてねぇ!

リトナ:とりあえず「犯人です」って言っておけば食料手に入るじゃない。

ビオ:そうはいくか。

ヴァンダイク:食料=ビオ。食うのか? キチン質が体にいい。

ビオ:食うな。

リトナ:じゃあどうしろというんだ!?

ビオ:話を聞いてみろよ。「ひとさらいー!!」としか言われてねぇんじゃ、なんも分からん。

ドモ・ルール:走れメロスでもやるか?

リトナ:走らないけどね。

GM:助けもしないけどね。

ドモ・ルール:そのつもりだけどね。

ビオ:てめぇら……。

リトナ:じゃあ話を聞きにいこうか。

ドモ・ルール:代表者の方(村長とか)いないか?

GM:いるよ、村長。村の真ん中で無駄話してる君たちを不信そうに見てる。

リトナ:ではそこへいってみよう。

ヴァンダイク:肩をゆらしながら。

リトナ:ビオさんも?

ビオ:お?

ドモ・ルール:ヴァンダイクとビオは後ろで。

GM:あわてて逃げる村人。震えながらもその場にとどまり、君たちと向きあう村長。

ヴァンダイク:まずそうだ(味が)。

ビオ:すぱぁん。

村長:「お前たち……先ほどの者とは違うのか?」

ドモ・ルール:先ほど?

GM:半日ぐらい前らしい。

リトナ:ねえ、オレが喋っていいの?

ヴァンダイク:リトナがドモの頭の上に乗っかってしゃべればいい。

リトナ:更にさらわれたくなければ食料を出しなさい。

ヴァンダイク:さらわれるだけで済んだのが運がよかったと思うがいい。

ドモ・ルール:こらこら。

ビオ:(リトナを)ハルバードの先っちょで引っ掛けてぶん投げようか。

リトナ:じゃあドモさんの肩にしがみつくか(飛び上がる)。

ドモ・ルール:猫はあまり好きじゃない、本体(指輪)にじゃれつくから。

リトナ:(ドモ・ルールの肩に爪を立てながら)「我々は今しがたここについたばっかりなんです。何があったのか詳しく話していただけませぬか?」

GM:「それを知って、何とする?」

リトナ:いや、詳しく事件のあらましを……。

ドモ・ルール:犯人捕まえてくればなんとします?

ビオ:どっちがしゃべってんだよ。

GM:NPCとしゃべるときは、「」つけてーな。

ドモ・ルール:了解。

リトナ:「」事件のあらましについて詳しくお聞かせ願えませんか?

ドモ・ルール:……嫌なヤツ。

ビオ:間違い(笑)。

GM:こらこら。

ドモ・ルール:「犯人を捕まえてくれば、なんとします」

ビオ:「村長のおっさんよ、誰が来たってんだ?」

ドモ・ルール:……話は他のヤツに任せよう。茶々入れに徹する。

GM:で、どれに答えればいいんだ?

ドモ・ルール:猫に。

ビオ:俺。

ドモ・ルール:お前はダメ。

GM:どっちだよ(笑)。

リトナ:とりあえずオレから。

GM:事件のあらましの方、ね。村長は、君たちがその「人さらい」とは違うらしいことに気づいたようだ。こんなにまったりボケてる連中ではなかった、と。

ドモ・ルール:失礼な。黙らせようか。

リトナ:ふう、無理してボケてた甲斐があったな。

ドモ・ルール:いや、天然だ。

GM:「猫殿、事件を詳しく知ってどうするつもりじゃ?」

リトナ:さて、どうして欲しい?

ドモ・ルール:そこ、アルバス化しない。

ビオ:やっぱり俺がしゃべるか。ええい、リトナ、どけっ。

ヴァンダイク:(いきなり)「肌きれいだね」

GM:……「肌キレイだね」ってなんだ? ラグランジェにか?

ヴァンダイク:「」をつけた。NPCにしゃべっているのでナ。

リトナ:「無論、解決いたすために決まっております。かような悪事を黙って見過ごすことはできませぬからなぁ」

ビオ:へーっ。

ドモ・ルール:誰か、貴様。

GM:嘘くせー(笑)。

リトナ:「……当然、こちらの要求ものんでいただきますがね(笑)」

ドモ・ルール:若い娘?

リトナ:花嫁。ビオさんに。

ヴァンダイク:花嫁は犯人。

ビオ:嫁はミツボシ。

GM:「要求? お主らもまた、我らをさらうか?」

リトナ:「はい」

GM:「はい」かよ!

ドモ・ルール:「食い物を分けてくれ」

ヴァンダイク:さらうのと捕食するのは違うよな。

GM:違うと思う。

ヴァンダイク:だって目の前にいるのはピクミンだし。

リトナ:テルミンかもしれない。

ドモ・ルール:おっさんも黙って、ラグランジェ泣かしとけ。

ビオ:泣かしとけ。

ラグランジェ:なんてことを……。

ドモ・ルール:それがこの場合一番話がスムーズにいくから。

ヴァンダイク:じゃあヒイヒイ泣かしておくか。

リトナ:まあ冗談はさておいて。話を戻しましょう。

ドモ・ルール:俺の発言でよいよな。

ビオ:いつの間に。

リトナ:「食料が足りないんです。分けてもらえませんか?」

GM:「ふむ……よかろう」

リトナ:「先払いで」

GM:先払いかよ!

リトナ:三村かよ!

ヴァンダイク:人払いで。

ドモ・ルール:それは……どうかと。

ヴァンダイク:門前払いで。

ドモ・ルール:オチをつけるな。

GM:食料を先に渡して、無事助けてきてくれる保証がどこにありましょうや。

リトナ:どこにもありません(断言)。

ドモ・ルール:「それは確かに。しかしある程度は出していただかねば飢えますゆえに」

ヴァンダイク:貴様は餓えろ。

ビオ:食料って、そんなに残ってないんだったか?

GM:いや、そこそこ残ってる。飢えるほどではないよ。

ドモ・ルール:なら後払いでいいか。

ヴァンダイク:キュアもいるし。

ドモ・ルール:…ちょっと待て、キュア食うつもりなのか?

ヴァンダイク:片乳で三日。

ビオ:食うな(笑)。

リトナ:「では詳しいあらましをば」 ――って、立ち話?

GM:じゃあ、村長の家で。



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