ビオ:なぜ投降。
リトナ:犯人として。
ビオ:俺は何もしてねぇ!
リトナ:とりあえず「犯人です」って言っておけば食料手に入るじゃない。
ビオ:そうはいくか。
ヴァンダイク:食料=ビオ。食うのか? キチン質が体にいい。
ビオ:食うな。
リトナ:じゃあどうしろというんだ!?
ビオ:話を聞いてみろよ。「ひとさらいー!!」としか言われてねぇんじゃ、なんも分からん。
ドモ・ルール:走れメロスでもやるか?
リトナ:走らないけどね。
GM:助けもしないけどね。
ドモ・ルール:そのつもりだけどね。
ビオ:てめぇら……。
リトナ:じゃあ話を聞きにいこうか。
ドモ・ルール:代表者の方(村長とか)いないか?
GM:いるよ、村長。村の真ん中で無駄話してる君たちを不信そうに見てる。
リトナ:ではそこへいってみよう。
ヴァンダイク:肩をゆらしながら。
リトナ:ビオさんも?
ビオ:お?
ドモ・ルール:ヴァンダイクとビオは後ろで。
GM:あわてて逃げる村人。震えながらもその場にとどまり、君たちと向きあう村長。
ヴァンダイク:まずそうだ(味が)。
ビオ:すぱぁん。
村長:「お前たち……先ほどの者とは違うのか?」
ドモ・ルール:先ほど?
GM:半日ぐらい前らしい。
リトナ:ねえ、オレが喋っていいの?
ヴァンダイク:リトナがドモの頭の上に乗っかってしゃべればいい。
リトナ:更にさらわれたくなければ食料を出しなさい。
ヴァンダイク:さらわれるだけで済んだのが運がよかったと思うがいい。
ドモ・ルール:こらこら。
ビオ:(リトナを)ハルバードの先っちょで引っ掛けてぶん投げようか。
リトナ:じゃあドモさんの肩にしがみつくか(飛び上がる)。
ドモ・ルール:猫はあまり好きじゃない、本体(指輪)にじゃれつくから。
リトナ:(ドモ・ルールの肩に爪を立てながら)「我々は今しがたここについたばっかりなんです。何があったのか詳しく話していただけませぬか?」
GM:「それを知って、何とする?」
リトナ:いや、詳しく事件のあらましを……。
ドモ・ルール:犯人捕まえてくればなんとします?
ビオ:どっちがしゃべってんだよ。
GM:NPCとしゃべるときは、「」つけてーな。
ドモ・ルール:了解。
リトナ:「」事件のあらましについて詳しくお聞かせ願えませんか?
ドモ・ルール:……嫌なヤツ。
ビオ:間違い(笑)。
GM:こらこら。
ドモ・ルール:「犯人を捕まえてくれば、なんとします」
ビオ:「村長のおっさんよ、誰が来たってんだ?」
ドモ・ルール:……話は他のヤツに任せよう。茶々入れに徹する。
GM:で、どれに答えればいいんだ?
ドモ・ルール:猫に。
ビオ:俺。
ドモ・ルール:お前はダメ。
GM:どっちだよ(笑)。
リトナ:とりあえずオレから。
GM:事件のあらましの方、ね。村長は、君たちがその「人さらい」とは違うらしいことに気づいたようだ。こんなにまったりボケてる連中ではなかった、と。
ドモ・ルール:失礼な。黙らせようか。
リトナ:ふう、無理してボケてた甲斐があったな。
ドモ・ルール:いや、天然だ。
GM:「猫殿、事件を詳しく知ってどうするつもりじゃ?」
リトナ:さて、どうして欲しい?
ドモ・ルール:そこ、アルバス化しない。
ビオ:やっぱり俺がしゃべるか。ええい、リトナ、どけっ。
ヴァンダイク:(いきなり)「肌きれいだね」
GM:……「肌キレイだね」ってなんだ? ラグランジェにか?
ヴァンダイク:「」をつけた。NPCにしゃべっているのでナ。
リトナ:「無論、解決いたすために決まっております。かような悪事を黙って見過ごすことはできませぬからなぁ」
ビオ:へーっ。
ドモ・ルール:誰か、貴様。
GM:嘘くせー(笑)。
リトナ:「……当然、こちらの要求ものんでいただきますがね(笑)」
ドモ・ルール:若い娘?
リトナ:花嫁。ビオさんに。
ヴァンダイク:花嫁は犯人。
ビオ:嫁はミツボシ。
GM:「要求? お主らもまた、我らをさらうか?」
リトナ:「はい」
GM:「はい」かよ!
ドモ・ルール:「食い物を分けてくれ」
ヴァンダイク:さらうのと捕食するのは違うよな。
GM:違うと思う。
ヴァンダイク:だって目の前にいるのはピクミンだし。
リトナ:テルミンかもしれない。
ドモ・ルール:おっさんも黙って、ラグランジェ泣かしとけ。
ビオ:泣かしとけ。
ラグランジェ:なんてことを……。
ドモ・ルール:それがこの場合一番話がスムーズにいくから。
ヴァンダイク:じゃあヒイヒイ泣かしておくか。
リトナ:まあ冗談はさておいて。話を戻しましょう。
ドモ・ルール:俺の発言でよいよな。
ビオ:いつの間に。
リトナ:「食料が足りないんです。分けてもらえませんか?」
GM:「ふむ……よかろう」
リトナ:「先払いで」
GM:先払いかよ!
リトナ:三村かよ!
ヴァンダイク:人払いで。
ドモ・ルール:それは……どうかと。
ヴァンダイク:門前払いで。
ドモ・ルール:オチをつけるな。
GM:食料を先に渡して、無事助けてきてくれる保証がどこにありましょうや。
リトナ:どこにもありません(断言)。
ドモ・ルール:「それは確かに。しかしある程度は出していただかねば飢えますゆえに」
ヴァンダイク:貴様は餓えろ。
ビオ:食料って、そんなに残ってないんだったか?
GM:いや、そこそこ残ってる。飢えるほどではないよ。
ドモ・ルール:なら後払いでいいか。
ヴァンダイク:キュアもいるし。
ドモ・ルール:…ちょっと待て、キュア食うつもりなのか?
ヴァンダイク:片乳で三日。
ビオ:食うな(笑)。
リトナ:「では詳しいあらましをば」 ――って、立ち話?
GM:じゃあ、村長の家で。