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さて、前回から(ホントに)まる一日。
サリースのプレイヤーが私用で帰り、オードーのプレイヤーが眠ってしまった状態でセッションは開始された───
アルバス「男ばっかりだな……」
GM「まー、仕方ないでしょ」
ユンケ・ガンバ「「人数半分だね」」
GM「──さて、事件から一晩」
ゼナ「リューセさんは見つかってないよね?」
GM「うん」
アルバス「一晩放っておいたのか?」
GM「きっとタモリと加藤チャゲでいっぱいいっぱいだったんだろうね、昨日は」
ユンケ・ガンバ「「ウェンディはどうなっただわさ?」」
GM「えーーーっと…………。……さあ?(笑)」
ガンバの胃袋から異次元通って、ヴェルザンディの街に落っこちたんだろう。うん、きっとそうだろう。
GM「サリースの部屋、メチャクチャなんだよね……」
オードー「獣臭くなってそうだべ」
ゼナ「ザリガニ床でつぶれてたりして……」
GM「じゃー、オードーとサリースは昨日の後片付けをしてることにしてしまおう」
ゼナ「本人たちがいないとこでくっつけちゃヤバイんじゃ?」
GM「くっつくかどうかはプレイヤー次第だよ」
アルバス「第二部では、PC勝手に敵にしたあげく殺したけどな」
GM「………………」
ゼナ「リルルは?」
GM「いるよ。なんかカリカリしてるけど」
ゼナ「なんで?」
GM「昨日胸を見られちゃったからねェ」
ゼナ「ない胸を(笑)」
アルバス「ああ、そういえばそんな話だったな」
ゼナ「やっぱりラズリより胸ないのかな?」
アルバス「まだ若いからなァ。さすがにラズリより小さいだろう」
とりあえず今日やるべきことは、リューセを探すことである。
で、食堂でどうするかを考えることに……
ガンバ(パイプをふかして)「さて、同志リューセがいなくなってしまったわけだが……」
ゼナ「同志とか言ってるし(笑)」
ガンバ「諸君、捜査は足だ!」
ゼナ「昨日、勉強部屋にはいたんだよね?」
GM「うん」
ガンバ「だから……捜査は足だ!」
アルバス「何かに封印されてることは間違いないんだよな?」
GM「おそらく、ね。──さてアルバス。ちょっと『心』で判定してみて」
アルバス「風邪は治ったんだよな? いたって良好?」
GM「うん」
アルバス「じゃあ『技』より『心』が低い状態で──(コロコロ)判定失敗」
GM「アルバス、でっかいクシャミを一発」
アルバス「えっっぷしッ!」(←まだ加藤茶の影響が)
クシャミと同時に、アルバスの体から『魔法』の波動がほとばしる──
GM「で、アルバス以外の人──気がつくと目の前に自分の体が横たわっているのが見える。で……なんか視点がアルバスの視点であるような気がする」
ゼナ「あれ?」
GM「で、何か周りがガヤガヤうるさい。──結論から言うと、アルバスの中に他の人たちの『精神体』が入り込んでしまったのだな」
アルバス「………………うるさいな」
GM「アルバスの体を動かせるのはアルバスの『精神体』だけね。他の人はアルバスの頭の中で『話す』ことしかできない」
アルバス「うっとおしいぞ」
ユンケ「くさい! くさいわ! 指に毛が生えてるし!」
ゼナ「やったー、背が高くなった!」
ユンケ「すごく腋臭(ワキガ)くさいわ!」((C)ジョジョの奇妙な冒険)
GM「とまあ、そういう状態です。……どうしますか?」
アルバス「どうするったって……」
ゼナ「てゆーかアルバスさん」
アルバス「おう」
GM「てゆーかアルバス!」
アルバス「だからなんだ」
ゼナ「アルバスさんが動かないと、ボクたち移動できないんですけど」
アルバス「だからってオレにどうしろと?」
ゼナ「ううう、なんでこんなことになっちゃったんだろ……」
アルバス「ただの『封印魔法』じゃないな……。……ま、先天的にそういう能力を持っていたということで納得してしまおう」
GM(あながち間違いでもないな……)
ユンケ「とりあえず……心の深淵に潜ってみるだわさ」
アルバス「なかったりして」
ユンケ「え?」
アルバス「異様に底が浅かったりして(笑)」
ゼナ「そんなことより、他の人探しにいきましょうよ」
アルバス「リューセを探すのが先じゃないのか? 魔法のことは魔法使いに聞くのが一番だろう」
GM「リューセ、だけどね……」
ゼナ「先生やカリストパラスに聞いた方がいいんじゃ……」
アルバス「まあ……任すよ」
ゼナ「アルバスさんが動かないと動けないんです!」
GM「それとも、身も心もユンケ・ガンバに預けてみる?」
アルバス「ぜっったいイヤだな」
ユンケ「ズボン脱いでまじまじと観察しちゃうよ。そうすればリルルも……」
ゼナ「リルルもアルバスさんの中にいるの?」
GM「いるみたいだよ」
アルバス「さて……食堂行ってコーラでも飲んで……。………………。……で?」
ゼナ「なにくつろいでるんですか!」
アルバス「XX(ペケペケ)は導入からして難しすぎる。明確な目的がないから」
GM「目的──リューセを探すことと、元に戻ること」
アルバス「で、どこに行けばいいんだ? オレは自分からは動かんぞ」
ゼナ「どうしようもないなら、他の人の力を借りるしかないですよ」
ユンケ「この『船』で一番かしこい人のところにいくだわさ」
GM「タモリじゃないか?」
ゼナ(無視して)「やっぱり先生かなァ」
アルバス「先生のところに行くんだな? ──いってらっしゃい」
ゼナ「アルバスさん!」
アルバス「めんどくせーなァ」