GM「もらえたことにしよう。……どんなしっぽかは想像にまかせるけど」
オードー「さ、これであとは『ヒーメルの涙』だけだべ」
GM「じゃーここでアルバスは『心』判定ねー。マイナス20の修正で」
アルバス「それはでかいな……。(コロコロ)──失敗してる」
GM「そーれじゃーアルバス再びクシャミ連発ってことで、全員もう一回20面ダイスを振るのだァー!!」
ユンケ「20だわさ」(→チョコボ)
ゼナ「10です」(→ニョロニョロ)
オードー「18だ」(→箱に入ったよく分からない『生き物』)
GM「著作権に引っ掛かるモノばかりじゃん」
サリース「5、ね」(→ドラゴン、じゃ大きすぎるのでタツノオトシゴに変更)
アルバス「15……」
GM「えーと…………か……加藤チャゲ……」(脱力)
一同大爆笑。
アルバス「またオレがオチかァー!!」
ゼナ「……どんな人なんです……?」
アルバス「加藤茶が帽子とサングラス装備してれば……いいのか? そんなんで……」
サリース「そもそも何でそういう普通の人が勉強部屋に捕らわれてるワケ?」
GM「さあ……?」
ゼナ「──で、結局何がどうなってるの?」
GM「アルバスのクシャミで、みんなの精神体が勉強部屋にいる他の生き物に乗り移ったのだな。だから、今サリースの部屋には野性に返ったリスやらペンギンやらがいるワケです」
サリース「迷惑な話ね……」
ユンケ「でも加藤チャゲでよかったね。今度はドアも簡単に開けられるし意志疎通もできるし」
アルバス「……てゆーかこんなとこにいちゃイカンだろ、加藤チャゲ……」
GM「じゃー、勉強部屋から再スタートだね」
アルバス「加藤チャゲにいろんな動物が群がってるんだな」
サリース「あたしタツノオトシゴ? ……さっきよりどーしょーもない……」
ゼナ「加藤チャゲが箱(ギズモ入り)と水槽(タツノオトシゴ入り)を抱えていけばいいんですよ」
アルバス「あと残ったのは『ヒーメルの涙』か……。どこにあるんだろうな」
オードー「リルルに話をつければいいべ? 加藤チャゲが通訳すればいいべさ」
ゼナ「でもボク、リルルが『ヒーメル』だってこと誰にも言いませんよ?」
GM「つまりゼナはリルルと2人きりで話をつけたいワケやね」
ユンケ「ニョロニョロでリルルをひいひい言わせたいんだな、と理解」
サリース「それは……アリかも」
ゼナ「しません! ……でもどうしよう……」
GM「やることはひとつだと思うけどね」
ユンケ「ニョロニョロだけどね」
ゼナ「リルルも自分の涙が必要とされてることは分かってると思うんだけどなァ……」
サリース「NPCに意志を持たせちゃダメよ」
GM「そのとーり!」
ゼナ「じゃあ……とりあえず話をしにいこう」
GM「ではリルルの部屋の前です」
ゼナ「必死に目で訴える(笑)」
GM(どうにも話が進まないなァ……)「ふむ……それじゃ……」
リルル「あの……このニョロニョロ、ちょっとお借りしていいですか?」
ユンケ「………………。リルルがそれを使ってああいうことをしたいんだな、と理解」
サリース「ああいうことってどういうことよ?」
アルバス「リルルってまだ12か13じゃなかったっけ?」
GM「13になるちょっと前」
サリース「うーん……まだちょっと早いかな……」
アルバス「ところで──これってどんな涙でもいいの?」
GM「さあ? とりあえずやってみたら?」
アルバス「それしかないか」
ゼナ「で……どうやって泣かせよう?」
オードー「タマネギを刻んでもらうだか?」
ユンケ「爪の間に針を……」
ゼナ「ワサビ入りの寿司を頼む……」
サリース「ちわー、サリ寿司でーす!(笑)」
ユンケ「ふゥーむ、これは……見事に赤貝ばかりですな……」
アルバス「しかもなんか、イキが悪そうだぞ」
サリース「あのねェ……」
GM「……で、どーすんの?」
アルバス「寿司を頼む」
GM「結局それかい(笑)」
ユンケ「でも今、移動中だわさ?」
ゼナ「カリストパラスに頼めば作ってくれるよ、きっと」
アルバス「案外、外を屋台型の『船』が飛んでるかもしれないぞ?」
ゼナ「フィフスエレメントみたい」
GM「寿司を食べさせるのね。……んじゃ、ポロッと目から涙が」
ゼナ「……あ、涙入れるビンとか用意してないや……」
アルバス「直接なめるか? ……それなら目に舌突っ込んだ方がはやそうだな」
ゼナ「またそんな外道なことを……」
GM「ゼナ以外は部屋の外にいるんだろ?」
アルバス「2人(ひとりと1ニョロニョロ)で寿司持って部屋入ってリルルが涙流しながら出てきたら、リルルが『ヒーメル』だってことバレバレだと思うんだが……」
GM「あー……そこは見て見ぬフリってことで……」
ゼナ「小さなビンに涙を入れて、出てきます」
ユンケ「その中身はニョロニョロ汁だな、と理解」
サリース「……どんな汁よ……?」
アルバス「これで……全部そろったのか?」
GM「そーだね」
エノクに調合してもらい、何とか完成した『不思議な風邪薬』──あとはこれを飲むだけである。
アルバス「この毛が浮いてるヤツを飲まないといけないのか?」
GM「しかもガンバのしっぽ入りだから、動いてたりしてね(笑)」
アルバス「よし、グイッといけ、サリース!」
サリース「あたしが飲んでも仕方ないでしょ」
アルバス「ああァーー……じゃあ……おりゃ!!」
ごくッ ごくッ ごくッ
アルバス「どうだ!」
GM「効かないねェ」
アルバス「やっぱり?」
やはり心からの涙でなければいけないようだ。
アルバス「しょうがないな……」(と言いつつ手にメリケンサックをはめる)
ゼナ「殴って泣かさないでください(笑)」
アルバス「じゃあバンドを組んで、感動の涙を流させるか?」
サリース「このメンバーじゃムリでしょ?」
オードー「みんな真剣に考えねェと」
アルバス「それならこれは、ゼナがやるべきことだ。オレたちがやることじゃない」
オードー「エクスタシーで涙を流させるべ?」(←どこが真剣なんだ、おい)
アルバス「森本レオ調で語るんだ!」(←お前もな)
ゼナ「リルルはどうしたいんだろ?」
GM「NPCに意見を求めてはいけない」
アルバス(森本レオ口調で)「あのぅ、ショムニは解散することになりました……」
GM「まだ言ってるよ」
ゼナ「みんなに話して、協力を求めた方がいいのかな……」
アルバス「まかせろ!」(と言ってギターを構える)
ゼナ「……ダメっぽい……」
サリース「文字通り手も足も出ないもん。何もできないわ」
アルバス「できないならできないなりに何かするべきだろう。手話を覚えるとか」
サリース「だから手がないんだってば!(笑)」
オードー「おらも箱から出れない」
ユンケ「いきなり出産して、それで感動させるとか?」
GM「チョコボの産卵……ムリだろ」
アルバス&ゼナ「「リルルをウミガメに『封印』してタマゴ産ませる」」
んなとこでハモるな(笑)
ゼナ「何にしても、ニョロニョロじゃどうしようもない」
GM「んじゃまた、精神を入れ換えますか」
オードー「アルバスさん、クシャミするだ!」
ユンケ「コショウコショウ!」
アルバス(コロコロ)「失敗────ひっっぷしッ!!」(加藤茶風)
三度目の封印魔法暴走。結果は──
ゼナ「カーネルサンダース……これは人間?」
GM「人形でしょ」
ユンケ「鯛」
オードー「タツノオトシゴ……」
サリース「加藤チャゲ!?」
アルバス「タモリ……」
GM「ゼナ、動けないからダメじゃん(笑)」
アルバス「みんな一通りアピールしたら言えよ。またクシャミしてやるから」
んで──
アルバス「ふァッッくしょんッ!!!」
どうなったかというと──