GM:化け物め……。
そして……
マフィ:さ、『十六夜』使うためにトパーズを強化しよー!
トパーズ:おー!
サリース:あの……回復用のMPは残ってるの?
マフィ:そんなことより、『十六夜』でHP削っていった方が効率いいよ、きっと。
ユナ:にゅにゅ、どのくらい命中率上げればいいの?
トパーズ:あたしが今80%ぐらいだから、『ソフィア』の回避修正がマイナス100%と仮定したとき……プラス50%ぐらいほしいかな。
ユナ:それぐらいなら、何とかなりそう。
GM:(盛り上がってるな……)
「そんなに……私を殺したい……?」
続くターンも『ソフィア』が先手を取った。『憎しみ』をぶつけるかのように攻撃を繰り出し、確実にPCたちの体力と精神力を削っていく。
サリース:HPがマイナス1! (コロコロ)気絶はしてない、けど……死ぬかも。
ゼナ:赤ちゃん、大丈夫なんですか?
サリース:さあ?
リューセ:私もMPがひとケタになってしまったですゥ〜。
「消えて……」
GM:ではここで、お待ち兼ねの『終焉<デッド>』の力を披露しようかな。
一同:…………は?
ビッケ:それは魔法としてはどういう部類に……(悟って)……問答無用で消えるのだな?(笑)
オードー:それってシャレにならねーだー!
GM:ダメージ計算は『十六夜』と同じサイコロ3つで3ケタダメージとします。
サリース:ふつう、死ぬって。
「消えて……消えて消えて……なくなって……」
GM:PCは11人か。サイコロは10面だな。
サリース:リューセは除いていいんじゃない?
GM:そだね。じゃあリューセ以外の10人で……オープンダイスで振るよー!(コロコロ)……ユナだね。
ユナ:にゅ?
トパーズ:耐えて〜! 耐えるのよ〜!
『ソフィア』の両手から黒い“闇”が撃ち出され、ユナに襲いかかる!
GM:ダメージもオープンダイスで……(コロコロコロッ)074点!?
リューセ:ユナには一番防御魔法かけたから、耐えられるかも!
ユナ:えーと……ダメージが52点通って……HPが18点で……マイナス2倍で自動的に死亡だから……ダメージマイナス34……
一同:ドキドキ……。
ユナ:にゅにゅ、ギリギリ気絶判定だね。あと2点食らってたら死んでた。
トパーズ:よ、よかったよゥ〜。
ユナ:あ〜びっくりした。あ〜びっくりした。
GM:服だけ消滅したのかな?(笑)
シェオール:そんなの、見てもうれしくない。
GM:ほれ、そこにうれしいヤツが。
オードー:お、おら……?
アルバス:『オラクル★ミラクル』かもしれんぞ。
オードーが興奮したのか『オラクル★ミラクル』がバーサークしたのか、続くオードーの【複数回攻撃】が4発全て命中! 58点・59点・66点・68点の大ダメージを叩き出した。
「平気なの……?」
GM:まだ、生きてる……。
シェオール:くそ、早く決着をつけないと、また『消滅』を食らったらヤバイぞ。
シェオール・ゴーヴァ・ゼナ(クリティカル!)の攻撃がサクサクッと『ソフィア』にダメージを与え……
「仲間が死ぬのはダメで……私が死ぬのは平気なの……?」
マフィ:トパーズにドーピングした後、剣化する。
ユナ:自分の回復。それと、何か服を羽織る。
アルバス:裸のままの方がオードーが燃えるかもしれんぞ。
リューセ:私も、ユナに回復魔法。
ユナ:それで体力全快になったよ。
サリース:あのさ……【こんなこともあろうかと】を使って、『ソフィア』の回避率を下げられない?
GM:(確かにこのままじゃサリースの活躍の場がないな)じゃあ、エノクから『結界弾』をもらってたことにしよう。
アルバス:誰が撃つんだ? オレはイヤだぞ。
GM:撃ち出すんじゃなくて、床に置くタイプにしようか。『ソフィア』の周りを五芒星の形に囲み、回避率を……マイナス20%しよう。
サリース:よし! それだけあれば十分だわ。
アルバス:ちゅーか、もっと早くやれ。
サリース:しょーがないでしょ、今思いついたんだから。
「リューセを傷つけるのに、ためらいはないの……?」
GM:じゃ、イニシアティブ振ろうか。
トパーズ:取ってね〜。そーしたらあたしが『十六夜』いくから。
アルバス:(コロコロ)どうだ、66。
GM:(コロコロ)……02。
一同:よっしゃー!
トパーズ:みなさま、お待たせしました〜。『十六夜』タイム、『十六夜』タイムでございま〜す!
シェオール:当てろよ。
トパーズ:まかせて! どゥっっっせいッッ!!(コロコロ)マイナス121成功ッ!
シェオール:それは確実に当たってるぞ。
GM:(終わった、かな……)
トパーズ:さ、先生、ダメージお願いします。
マフィ:わたしが振るの?
ガンバ:ゼロゼロワンダフルはやめてね。
マフィ:いくよ〜。
運命のサイコロが3つ、転がる……
一同:ゥあああああああああああああああァァァ〜ッッ!!!(大爆笑)
マフィ:011点……。お、おもしろ〜い……。
一同、笑いが止まらない。
ゴーヴァ:はァ〜ああ……(ため息)。
GM:く、苦ひい……。
トパーズ:次こそはガンバるぞー!
気を取り直して、通常攻撃を繰り出すPCたち。
ゴーヴァ:(コロコロ)クリティカル〜! ダメージ、100点ピッタリ!
ゼナ:【複数回攻撃】で、当たり・当たり・クリティカル!
GM:メチャメチャ調子がいいじゃないか。気合、入ってるのかな? (ダメージを計算して)そろそろヤバイかァ……。
ガンバ:ゼナ、腕がもげるかどうか判定するだわさ。
ゼナ:しなきゃダメ? (コロコロ)ん、大丈夫。
GM:(さすがに毎ターン『消滅』はつらいかな……)んじゃ、攻撃いくよ。
襲い来る魔法の雨をかわし、あるいは耐え、PCたちは『ソフィア』の攻撃をしのいだ。
GM:(このターンはこんなものか……)
シェオール:さ、次は『消滅』だな。
GM:(を?)……んじゃ、いくよ。
オードー:毎ターンはキツイべ〜!
GM:いや、だって、やってほしそうな顔してるんだもん。これは期待に答えておかないとね。
シェオール:期待なんかしてないッ!
GM:ではオープンダイスで誰にいくかを決めよう。(コロコロ)2。てことは……
オードー:……おら?
トパーズ:ダイジョーブ! マイナス200点ぐらいまでなら耐えられるからッ!
GM:ダメージが……(コロコロコロッ)306点!
「私……あなたたちがキライだ……」
オードー:306〜?(計算して)あ……。
トパーズ:どう……なの……?
オードー:2点……足りねえ……。
カラン……と軽い音をたてて、『オラクル★ミラクル』が床に落ちる。
オードーは…………この世から『消滅』した。