GM:さて、君たちの活躍で火は消えつつある。あるのだが──1カ所だけまだ燃えてる場所がある。

ラズリ:森かな?

GM:違うよ──タカール修道院だ(笑)。

一同:ああ、あそこか(←妙に納得してる)。

フローラ:天罰かしらねえ……。

ラズリ:名前からしてタカールだしねえ……。

オペリオ:♪前も壊れたんじゃなかったっけ、ここ♪

GM:ウィルのお金ででっかく建て直したんだけどね……。また壊れちゃったね(笑)。

ガルフ:「で、どうするよ。早くしないとぶっこわれちまうぞ、貯金箱」

フローラ:「でもアンタ、今突っ込んだら確実に死ぬわよ。火が消えるまで待ちなさい」

ラズリ:「建物崩れたら、貯金箱も壊れちゃうよ」

フローラ:「それがちょっと心配だけど、ま、そのときはそのときよ。何とかなるって」

ラズリ:「そだね」
 


ガルフ:残り火のチェックと、街の見回り行ってくる。この状況じゃ何が起こるか分からないからな。

クロヌシ:確かにな。

フローラ:ケガした人たちの治療もあるしね。

ラズリ:あたしも手伝う〜!

GM:ではティンベルたちの方へ話を移そう。君たちは屋敷の跡に来た。

ティンベル:地下室はどうなってる?

GM:ガレキとかでちょっと埋まってるけど、無事みたいだよ。

ティンベル:召し使いたちの応急処置もしないとね──技能なし値で(笑)。包帯を巻いておもいっっきりギュッとか。

GM:血が止まる、それは(笑)。

ガルフ:下手すりゃ折れるぞ、こいつの力なら。

ティンベル:ま、それはそれでおいといて……(何かをどけるジェスチャー)。

GM:おいとくなって……。

ティンベル:食料の確保、それから寝るところの確保だね。まだ夜は寒いんじゃない?

GM:そうだね。3月半ばぐらいかな。

ティンベル:そうか……。あ、そだ、ギャリソンの様子は?

GM:ガタガタ震えてる。何かにおびえているようだ。

ティンベル:「──ギャリソン?  もう大丈夫だぞ、お前を傷つけるヤツはもういない……」

ギャリソン:「………。お嬢様……」

GM:もちろん、寒さに凍えている人はラズリたちのところにもいる。

ラズリ:「どうしようか、この人たち。寒さをしのぐ方法を考えないと……」

ミュスカディ:(水晶球を取り出して)「テントならあるけど?」

ラズリ:「テント……テントか……。他に何かない?」

ティンベル:「あと、もし広場か何かあるなら、みんなを一カ所に集めた方がいいかもね」

ラズリ:「うーん、おっきなキャンプファイアーでも作ろうか」

フローラ:「だったらいいのがあるじゃない」

オペリオ:「♪それは某修道院のことだね?(笑)♪」

ガルフ:「もう消えたころだろ」

GM:(コロコロ)そうだね、ちろちろと燃えてはいるけど、だいたい消えてる。

ラズリ:それはいいとして──どうする?

ガルフ:ラズリって植物操作できたよな。森の木を動かして秘密基地みたいなのを作るってのはどうだ?

ラズリ:うーん、森の巫女としてはあんまりそういうことはしたくないなあ。

フローラ:とりあえずたき火でいいんじゃない?  広場かどこかで。

ラズリ:そだね。

GM:ふんふん。ガルフは?

ガルフ:走り回るぞ。ワインを運んだり、ガレキの下敷きになってる人を助けたり──くうう〜オレって正義の味方ぁ〜!

フローラ:じゃあアタシは馬を使って治療してまわるわ。

ティンベル:ついでに広場に集まるように伝えて。

GM:広場か……。何か名前があった方がいいな。

ティンベル:中央広場じゃダメなの?

GM:うーむ、カゴルマの街だから──

フローラ:ヨジロー広場(←超超マイナーネタですみません、鹿児島市内の公園の名前です)

GM:そうくるか。ヨジロー広場……、よし、それで決まりね。

オペリオ:♪そこでチャリティーコンサートでもやろうか♪

ラズリ:あ、それいいかも。

オペリオ:♪でもその前におれを治してくれ〜(笑)♪(←実はHPが1点しか残ってない)

クロヌシ:俺はどうするかな……。

GM:君は警備でしょう。ケンカに盗み、婦女暴行などなど事件は絶えないはずだ。

ガルフ:よし!  君も今日からジャスティスブラックだ!(笑)
 


ガルフ:「みんな!  こんなときこそ希望を捨てちゃいけない!」


GM:君たちの活躍で、街は落ち着きを取り戻し始めた。ごくろーさまです。

ラズリ:さすがに疲れたね。ちょっと休もうか。

ガルフ:オレもいったん広場に戻るか。

クロヌシ:俺もそうしよう。

GM:じゃあ、みんなヨジロー広場にいるんだね。そうすると、こいつが姿を現す。

ロートシルト:「よーお、かわいこちゃん」

ラズリ:げ、ロートシルト……。

GM:彼はローブ姿の女性を連れてきている。フードを深くかぶってるから顔は見えない。

ロートシルト:「オペリオって人、いるかい?」

オペリオ:「♪はーい。カラカラカラ♪」(引き戸を開けるジェスチャー)

ティンベル:ここ、広場だよ。なんでドアがあるの?(笑)

ガルフ:なんか今の、『どこまでもドア』と同じぐらいイヤだったんだけど(笑)。開けても開けても、どこまでも扉ってやつ。

ロートシルト:「海底宮では悪いことしたな」

ラズリ:「あれでかなり印象悪くしたよ、キミ」

フローラ:(ぽんと手をたたいて)ああ、思い出した。ラズリたちの身ぐるみはいだヤツか。

ラズリ:そうそう、あれよ(怒)。

GM:(5年も経っちゃって悪かったって意味だったんだけどな……)

フローラ:おい、ちょっと頼みがある。(急に小声になって)またやって(笑)。

クロヌシ:(同じく小声で)いやー、あれはよかった(笑)。

ラズリ:おい、おまえら。

GM:「でよ……」とロートシルトが話を続けようとしたとき──突然ギャリソンが暴れだす。

ラズリ:「取り押さえて、ジャスティス!」

ガルフ:「お、今ジャスティスって呼んだな。──まかせておけ!」

ティンベル:暴れるって、どんな感じで暴れてるの?

GM:目が血走ってる、口からよだれが垂れている、で──どこかへ走り去っていく(笑)。

一同:ちょっと待てい!

ガルフ:追いかける!  1秒間に15メートルだああっしゅ!

GM:追いつけるか判定してごらん。

ガルフ:追いつけないと思うか?(コロコロ)ほーれマイナス13成功。

GM:(コロコロ)お話しにならないね(笑)。押さえこまれてしまった。

ガルフ:じゃあ首の後ろをたたいて気絶させる。

GM:かくっ(気絶した)。

ガルフ:気絶したところで、肩にかついでおく。よいしょっと。

ティンベル:「やれやれ……」

ラズリ:(ロートシルトをジト目で見ながら)「──で、何しに来たんです?」

ロートシルト:(ラズリをじっと見つめて)「……誰だっけ?」

ラズリ:「は?」

ロートシルト:「その胸に見覚えはないんだけど(笑)」

ガルフ:「うむ!実はオレも気になっていたのだ!」

フローラ:「紹介するわ。彼女は新メンバーなの」

ロートシルト:「ラズリちゃんじゃなかったのか……。へーえ、ウエストもヒップもサイズ同じだけどなぁ」

ラズリ:ふええ……顔は?  顔は見ないの?(笑)……もう月に向かって泣こ──あ、月がないんだっけ、この世界。

ガルフ:ま、それはいいとして、話を続けてくれ。

ロートシルト:「ああ、実は今日はこの人を連れてきたんだ。オペリオに会いたいっていうから」

GM:後ろに立ってた女の人がフードを取る。で、中から出てきたのはもちろん普通の人間の顔なんだけど。
   ──オペリオは見覚えがある。

オペリオ:「♪ほっほう……♪」

GM:この人にとっては18年ぶりぐらいになるのかな。オペリオは13年ぶりね。

オペリオ:♪あ、そうか、5年経ってるんだっけ。──でもそれだけ前だと青春してた頃だね♪

GM:そうだね、ではこれからみんなにオペリオの過去についてお話ししよう。

一同:ををを!?

オペリオ:♪はあー、そんなものがあったのか……♪(←本人も知らない設定なのである)

GM:あったのだよ、これが。




リプレイ第二部目次