GM:次はラズリだな。アユモくんも連れといて(とコマを横に置く)。
ラズリ:そーいえばそんな人もいたわね。
ティンべル:すでに昔の男(笑)。
GM:ラズリとアユモはオーレオリン帝国の首都、カーディナルに来ている。ここは今、建国祭をやっていて──
グレン:よくオーカーから帝国に入れたな。両国間の緊張は……。
GM:いや、ほら、みんなチャランポランだから(笑)。
ラズリ:で、お祭りなのね。わーい!
クレリア:相変わらず物見遊山な……。
ラズリ:(聞いてない)「あ、金魚すくいやってる。おごってぇ〜」
クレリア:この世界に金魚っているんですか?
GM:さあ?(笑) ──で、こんだけたくさん人がいるといろいろと事件が起きるワケだ。2D6振ってくれい。
ラズリ:(コロコロ)7。
GM:(表を見て)近くにいた子供がスカートをめくる。
一同:(笑)
ラズリ:「失礼しちやうわね〜」
クロヌシ:「ねーちゃん足いろっぺぇ〜」って言ったりして(笑)。
GM:じゃ、もう一回2D6振ってみて。
ラズリ:(コロコロ)……また7。
一同:(爆笑)
GM:今度は胸を触られることにしよう(笑)。
グレン:(クロヌシのプレーヤーに向かって)「おい、ナーリー。今度はきゃつの胸いくぜ!」 あ、オレ、トムね(笑)。
クロヌシ/ナーリー:「よし、まずはタイミングを見計らってだな……。スタタタタ……」(走っていこうとする)
グレン/トム:「待て! 時間合わせだ!(笑)」
ナーリー:「よし!」
クレリア:そこまで念入りにして触りますか、フツー?
トム:「オレは左胸いくぜ!」
ナーリー:「俺、右胸な」
トム・ナーリー:「よし、3、2、1、──GO!」
ナーリー:「ねーちゃん、胸もませ〜!(笑)」
ラズリ:よけ。……失敗してる。
ナーリー:(ぺタぺタと触って)「あれ? どこだ?(笑)」
ラズリ:ぐぐぐ……。……あ、そういうこと言うんだぁ〜(逆鱗に触れたらしい)。
トム:「……おいナーリー、逃げるぞ。」
ラズリ:(ナーリーの襟首をつかんで)「ねえ、ぼくぅ〜」(にっこり笑う)
トム:(小声で)「胸ないなぁ」
ナーリー:(同じく小声で)「どこにあるんだろ……。あ、これ背中か(笑)」
クレリア:なんておきまりな。
ラズリ:(コロコロコロ……)
ナーリー:……なんかサイコロ振ってるぞ(笑)。
ラズリ:19点の叩きダメージって出てるんだけど──んじゃ、そういうことで。
ベしべしべしっ
一同:(爆笑)
GM:あ、熱い演技……。
トム:(ボロボロで)「ナー……リ……、ここは逃げるんだ。ここは……オレにまかせて逃げろぉ! ……後のことは……頼んだ」
ナーリー:「すまないトム! ──必ず助けに来るからな」
トム:「お前に会えてよかったぜ(笑)」
ナーリー:「俺もだ、トム(笑)」
とまぁグレンとクロヌシのプレイヤーたちの熱ーい演技が続くのだが……。
こんなとこで盛り上がってどーする(笑)。
トム:血まみれで立ったまま気絶してる。
ナーリー:ベンケーかい。
GM:んじゃラズリ、もう一回2D振ってみようか。
クレリア:また7が出たら笑いましょう。
ラズリ:(コロコロ)…………な、7。
一同:(大爆笑)
ラズリ:また触られるの? ふたりに?(コロコロ)あ、2回ともよけた!
クロヌシ/ナーリー2号:「やるな、ねーちゃん! くっ、できればやりたくなかったが、もうこれしかない! (ラズリを羽交い締めにして)トム! おれと一緒にやるんだぁ!」
グレン/トム2号:「許せナーリー。いくぞ! 我々子供がその命の光を最大限に発揮したときにのみできるこの奥義を──」
ラズリ:「な、何が起きるの?(笑)」
トム2号:「今こそ見せるとき!(バックに炎)」って……。
ナーリー2号:そろそろまともなツッコミがほしいっス。
トム2号:誰かつっこんでくれぇ〜。
クレリア:いいかげんにしなさい!(笑)
そうですね。失礼しました。
GM:さてラズリ、チラシを配ってるおにーさんがいるんだけど……。
ラズリ:もらって、それとなく見る。
GM:チラシはオペラの──
クレリア:ぶっっ!(ジュースを吹き出す)ごほごほごほ。
ラズリ:オペラと聞いて何かひらめくモノがある……。
クロヌシ:あの人は忘れようもない(笑)。
クレリア:忘れたくても忘れられない。
GM:『オペラ 紫陽花通りの人々』 場所は南区の泉の広場。で、主演は──オペリオビッチ=ハイドレンジャー!(笑)
ラズリ:「ど、どこかで見た名前が……。懐かしいから行ってみようかな」
GM:次はクレリアとティンベルだな。──さて、クレリア。君はカゴルマの街からカーディナルの教会までお使いに来ている。とある書類を届けにきたの。で、護衛としてか「俺よりも強い奴に会いに行く」ためか知らないが、ティンベルもついて来ている。
クレリア:カーディナル? またずいぶん遠くまで来たんですね。
GM:君のお姉さんのセイアさんと、その恋人クレストさんも来てたんだけど、どっか遊びに行った。
クレリア:「まったく、姉さんったらここまで来る間もいちゃいちゃしてたくせに……」(ぶつぶつ)
GM:で、北区にある教会に着いたよ。書類を受け取りながら神父さんが話しかけてくる。
GM/神父:「ナタリー(クレリアの母)さんはお元気ですか?」
クレリア:「ええ、おかげさまで……」
神父:「そうですか。あなたもいろいろ大変ですね」
クレリア:「相変わらず、母がいろいろなモノを拾ってくるもので」
グレン:(クレリアを指差して)「いろいろなモノ(笑)」
ラズリ:「拾われたモノ(笑)」
クレリア:(ラズリを見ながら)「2年前にも、2人と1匹と1羽拾ってきまして……」(ラズリとガルフとそのお供たちのことである)
ラズリ:……………。
GM:ま、そんなこんなで世間話も終わって、教会の外に出た。さ、2D6振ってみようか。
クレリア:またですか。(コロコロ)3。
グレン:またガキの登場か?
クロヌシ:トムとナーリー(笑)。
GM:違うって。子供たちがヴィー(竜の子供。クレリアが飼っている)を見て、「何これ何これ」と近寄ってくるぞ。
クレリア:子供好きだからかまってしまうかも……。
ラズリ/子供:「こいつ、のびるぞ。びょーん」
クレリア:「ひっぱらないでください!」
GM:ティンベルも振ってみようか。
ティンベル:(コロコロ)10。
GM:ええと……ヤクザが因縁つけてくる。
ティンベル:キラーンキラーンと目が光る。
ラズリ:かわいそう……ヤクザが。
ティンベル:細い通りがあるでしょ? そっちの方へ首をくいっ(挑発して誘うジェスチャー)。
GM/ヤクザ:「ほおぅ、ねーちゃんいい度胸しとるやんけ」っつーことで、ぞろぞろと暗がりヘ(笑)。
クレリア:「あら。ティンベルさんはどこヘ?」
で、暗い路地裏──
GM:殴りかかる。(コロコロ)当たってる。
ティンベル:うける。んで、腕関節技ね。
一同:うわー(笑)。
ティンベル:(コロコロ)マイナス10成功。
GM:(コロコロ)こっちはマイナス3成功。
ティンベル:7上回っているから余裕で外れないね(笑)。ちなみに脇固めね。で、次のターン。(コロコロ)マイナス13成功。
GM:(コロコロ)……マイナス1成功(笑)。
ティンベル:その差の12点が腕のダメージね。
グレン:そりゃ折れてるって。
GM/ヤクザ:「うをー、いってー! いてーよー!」と路地裏から悲鳴が。
クレリア:……ひょっとして。
ヤクザ:「許してくれ〜。悪気はなかったんや〜」
クレリア:(ひょっこり顔をのぞかせて)「はあ〜。ティンベルさん、またやったんですか……。──手を出してください。(<大治癒>の呪文を唱えて)──はい、治りましたよ」
GM/ヤクザ:「くそー覚えてろよー!」 と捨てゼリフを残して逃げていく。
グレン:今日のところはひきわけということにしといてやるぜ!(笑)(←ちがうだろ。それは)
クレリア:「治してあげたのに礼も言わないんですねぇ」(こめかみピクピク)
ティンベル:今のうちにグローブに星をひとつ描き加えておく(笑)。