DAY4 【幸福の行方】 12


GM:このあと、何か行動したいことがある人は宣言して。

金太郎:せやからナユんの部屋調べられへんかな。手がかりが残っとるかも知れん。

チャーリー:ん〜……追いかけるのも無理っぽいし、それくらいしかなさげかなぁ。

GM:さっきも言ったけど、着替えと財布ぐらいしか残ってないよ。財布の中はお金だけで身分を証明するようなものはない。

マコ:「む。縮れっ毛発見! なんだ金太郎の髪の毛か」

金太郎:縮れとらんわ。

利迎院:天井板は外れたりせんのか。

マコ:床板は外れるんだけどねえ。

チャーリー:外したら怒られマスヨ。

金太郎:まぁ、GMの口ぶりからすると、もう何しても何もなさそうやけどな。

GM:ええ、何もありませんとも。

マコ:縮れっ毛は?

GM:毛ぐらいはあるかも。

マコ:念のため金太郎のと思しき毛を藁人形に挿入。

金太郎:わいが何をした。

マコ:何をしたらいいのか分からないのでとりあえず藁人形をM字開脚に。

金太郎:自然とM字開脚に。

チャーリー:股関節の限界まで開く。

金太郎:「いたいいたいいたいいたいいたいいたい」

GM:藁人形てそういう使い方だっけ?

マコ:違うと思う

チャーリー:丑の刻に五寸釘でかーんかーんと。やってるところを人に見られたら逆に自分が呪われマスネ。

利迎院:うちの寺でも4〜5人は見たな。

GM:見られてたらマズイのでは。

マコ:実際は髪の毛からクローンを作ってそれを。

金太郎:やめい。――入院記録は調べられへんか。

GM:さすがに見せてもらえないでしょう。病室の名札は蝶塚ケイになってるけどね。

金太郎:そらそうやろなぁ。となると、すること特に思いつかんな、こら。

利迎院:んむ。

金太郎:「どないしよか、手がかり途切れてしもたで」

GM:特に何もなければ時間を進めるよ。OK?

金太郎:どれくらい。

GM:夜まで、かな。

金太郎:もともと何時くらいやったっけ。

GM:何時だったかな。浅生刑事が来た時点で夕方ぐらい?

金太郎:ほなほとんど時間経っとらんな。

利迎院:わしらはとりあえず部屋に戻ったのかな?

GM:入院中の人は病室に戻ったろうね。

マコ:私も病院に戻らないといけないのかしら。

チャーリー:じゃあボクは家に帰ってるデスカネ。

トム:オレはどこで何をしているのかな?

GM:家に帰ったんじゃないの?

トム:なら家でシャドウ中。しゅっしゅっぽっぽ。

GM:さて、あとは寝るだけとなってしまいますが。

金太郎:後は寝るだけって、ほな何でこんなとことで時間止めたんや?

利迎院:病室から逃げるためでは。

トム:イベントがあるからだろう

マコ:リゲインと金太郎のラブイベントが。

トム:ラブイベントキタコレ!

金太郎:ラブイベント・北コレクション。

GM:最後の確認。このまま更に時間を進めますよ?

マコ:このまま2006年ドイツまで。

金太郎:寝るんやったら紙とペンの用意しとくけど。

GM:あとはいいかな? ――ではここで『心』判定。

チャーリー:『心』判定ね。サイコロでっと。

マコ:じゃあ黄色が獣の位ね。

チャーリー:……67……はまあ……無理っぽいデスネ……。

マコ:72。ナニ。

金太郎:98。ファンぶる。

トム:67。

利迎院:19。案外成功の恐れ。

GM:では、まだ眠ってなかった人は部屋が突き上げるように揺れるのを感じる。

利迎院:「ぬ、地震か!」

GM:視界が白く染まる。そして気が付くと──

トム:別荘か!

GM:そう、チャーリーの別荘に君たちは戻ってきた。ダガーを手にしているコートの男の手に握られた銃は、君たちの方に向けられている。

金太郎:げ。

<DAY4 END>

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