ナユ:「……違うの?」
金太郎:「いや、まぁそうやけども……何で知っとんねんっちゅーこっちゃ。――誰か話したっけか?」
利迎院:「彼女とまともに話したのは風呂以来だと思うが」
ナユ:「……あーあ、しまったなぁ」
GM:てことでここで心判定。UNOで判定してくだされ。
金太郎:うお。
チャーリー:UNO?! ないよ、そんな。
GM:もちろんサイコロで判定してもOK。
利迎院:(キャラクターシートの)『心』の値なんぞ覚えとらんわ(笑)。
金太郎:(コロコロ)07!
GM:他の人は?
利迎院:85なので多分失敗。
チャーリー:73と出たデス。
GM:成功したのは金太郎だけ?
金太郎:なんやなんやどいつもこいつも。
マコ:心神喪失状態だから。常に。
金太郎:マコはそうかもな。
GM:じゃあ失敗した(と思われる)人は、激しい眩暈を覚える。で、金太郎、瞬きする間にナユがベッドからいなくなってる。
金太郎:「あ、あれ? ナユん!? どこや?」(見回す)
チャーリー:「い、今一体何が……?」
GM:後ろを見ると、ドアが開いてて、誰かが廊下を走り去る音が。
マコ:「てじなーにゃ」
金太郎:マコに突っ込みいれて、廊下に出よう。
利迎院:この頃何歳なんだ、あのふたり(物語の舞台は西暦2001年正月)。
GM:廊下に出ても、もうナユの姿はない。
利迎院:幻暈組は追って出れるほど回復してよいか?
GM:OK。
金太郎:「何しとんねんみんな! ナユんが消えたで!」
利迎院:では、一応出ようか。
チャーリー:じゃあ部屋から走って出て、足音はまだ聞こえマス?
GM:非常口がバタンと閉まる音がした。
金太郎:そこへ走ろう。開けよう。見回そう。
利迎院:金太郎を追って走ろう。刀を半抜きで。
チャーリー:右に同じ。武器はないデスが。
GM:そうすると、バイクの後ろに乗って走り去るナユの姿が。
金太郎:前は誰や。
GM:運転してるのは、赤いコートを着た男。
金太郎:「待てこらハゲーー!」
利迎院:「馬を引けぇ―――――い!」と、叫びながら非常階段を駆け下りる。
GM:では遠くから馬がぱからっぱからっと
利迎院:いや、従者が走りながら引いてこなきゃ(笑)。
チャーリー:……ナユさんはバイクの後ろに乗ってるんデスね? 無理やり連れ去られる風じゃない?
GM:自分からつかまってるっスね。
チャーリー:赤いコートの連中とグルだったってことデスカ……。
マコ:「よし、先回りだ!」
金太郎:「第2位君! 重要参考人確保や!」――銀ちゃんおるんかいな?
GM:浅生刑事はいないんじゃないか、今。
金太郎:どこへ消えた。
GM:帰ったんだろう。
金太郎:電話する。
GM:電話に出た。
金太郎:「赤いコートの男とケイちゃんが乗ったバイクが逃げた! 重要参考人や。捕まえられるか!?」
浅生:「今コロッケソバ食ってるから無理だっての」
金太郎:「ええい、使えんやっちゃ。これこれこういうバイクや、頼んだで!」と言って電話を切る。
GM:あ、切れた。
金太郎:で、もう逃げられたんかな? ナンバー見とくんやった。
GM:逃げられちゃったね。
金太郎:「ああくそ。どないすんねんこれ」
チャーリー:赤いコートの男って、前出てきたヤツらと一緒デスカ?
GM:ヘルメットをかぶってたから顔までは。でもコートはみんなお揃いなので、間違いないかと。
金太郎:つーかわいらは何階におったんや。
GM:2階か3階ぐらいかな。
利迎院:4階。409号室。
GM:じゃあそれで。
チャーリー:ぶっちゃけありえない病室番号デスガ。
利迎院:「さて、どうするか。馬もないわけだし」
金太郎:「チャリがあっても見失ってしもうたからなぁ」
チャーリー:赤いコートの男は梅中氏の持ってたらしいダガーを追っかけてて、そいつとナユさんが繋がってて、梅中氏の愛人がローラ、本物のケイさんで、ナユさんはその偽者で、と。
金太郎:ナイフ取ったんはナユんか?
GM:明日(?)赤いコートの男が病室にナイフ探しにきたとき、持ってたのはナユかってこと?
金太郎:そう。病室の荷物に残って……ないかな、やっぱ。
GM:着替えと化粧ポーチ、サイフぐらいしかないね。
金太郎:ナユんは<クリムゾン・エッジ>のお抱え能力者ってとこか。
チャーリー:ちょっと気になったんだけど、一日目に見たのは黒いコートでしたよネ?
GM:別荘の窓から見えたのは黒いコート。
金太郎:チャゲアショ。
チャーリー:ナイフを探してるのは赤いコートのヤツだけど、黒いコートの方が探してないとは言われてないデスよね?
金太郎:黒コートはあそこにしか出てきてへんから、なんも分からん。
マコ:黒いコートってクロヌシ=オオトモ=ラ=ソウリンHGかしら。
GM:コートを脱ぐと、革短パン。
金太郎:あのコートなら脱がなくても見える。ちゅーか、やめい。
チャーリー:ナユが無体な身代わり引き受けた本当の理由って、ナイフ探しだったりして。梅中氏に近づくために身代わりを引き受けて、探ってて、でもなくて、ナイフを託されたのがローラ――というか本物のケイで、そのナイフを狙っているのが赤いコートだけでなく黒いコートもだったとしたら。んで、黒いコートの方が殺人も辞さない連中だったとしたら――
マコ:ころしてでもうばう→「な、なにをする、きさまらー!」というような連中。
チャーリー:……でもこれだとわざわざ首を落とす理由が弱いデスネ……。
金太郎:とにかく、ハゲが明日探しに来たってことは、まだ連中は手に入れてへんってことか。
GM:つまり、今ナユが持っているわけではない、と。
金太郎:「ナユん逃がしたんはまずかったな。第2位君は……動けないかな」
GM:やるだけやるけど……警察は見つけきれない。結論から言うと。
金太郎:圧力がどうの言うてたしな。
チャーリー:それに、あんなふうに移動できる能力があると、どうとでも逃げられそうだし。
金太郎:あれは、一時的に時間を止めたとかとちゃうか。
GM:おお、するどい。
金太郎:笑ってヨロシク・ザ・ワールド!!
GM:("時間を止める能力"、ではないんだけどね)
チャーリー:そんな能力あったら、そりゃ捕まらないデスヨ〜。
利迎院:では、こちらも時間を巻戻す能力者で対抗するのだ。
金太郎:わいらの記憶もなくなるけどな。つーかあの人もうおらんのやなかったか。――あ、ちゃうわ。おるか。
利迎院:いや、普通におるやろ。勝手に殺すなや。
金太郎:神様やってる人と混同。
GM:どっちにしても、まだおるわい。
金太郎:あれ、そうなんか。
GM:それより、どうするかね。
金太郎:手がかり切れたで。
マコ:時をかける僧正はなんかできないのかしら。
金太郎:うまいな(笑)。
|
<L・P COCOAMIX> |
|
|
|
|