DAY2 【託されたもの】 02


利迎院:出番までまだまだありそうだ。

金太郎:デコピンで起きとけばよかったんや。

利迎院:目は覚めとったっちゅーに。

金太郎:ほななんで起きんのんや。

利迎院:様子を探りたかったのだよ。

GM:──さて次はチャーリーね。チャーリー、君は目を覚ました。

チャーリー:目が覚めたのは、自分の部屋……自宅の、だよね?

GM:そう、自分の部屋。別荘の以上にふかふかの豪華ベッドだ。
 

 土屋邸 チャーリーの部屋

チャーリー:目を覚ました。んで、目を開けて、天井を見上げて。次に、時計を見る。

GM:何時だろう。朝の7時ぐらい? 日付も出るヤツなら、1月3日だ。

チャーリー:ただでさえぼんやりしてるヤツが、寝起きで日付までは見ないと思いマース。なので、まだ早いな〜と二度寝をしようと。

金太郎:わいと同じリアクションするな(笑)。

GM:ではそこで出番は終わりですな。金太郎の電話を待つがよい。

チャーリー:終わりデスカ!(笑) ……くぅ、まあ、いいや。

金太郎:嫌やったら目を覚ませ。

GM:(あきらめの早いヤツめ)じゃあトムも目覚めよう──エイトセンシズに。

トム:冥界で会おう!

小鈴&チャーリー:がーん!

GM:日課のロードワークですかな?

トム:ですな。

GM:正月3日だから、世間は静かなもんだ。親も寝正月。

トム:というか、不思議に思わないのか? 寝てるべき場所が変わってるんだが。

GM:思うなら、そう言ってくれ。エイトなんたら言ってないで。

トム:エイトなんたらはGMの台詞だ(笑)。

金太郎:言うたの自分や。

GM:そのツッコミを待っていた。

小鈴:(笑)

GM:で、どうする?

トム:そうだな。ジャージを着たところで気がつこう。「なんかこの別荘俺の部屋に似てるな」

GM:確かに、部屋が明らかに昨日の夜と違う。

トム:必死に思い出そうとする。「うーんうーんうーん。徹夜でロードワークして帰ってきたのかな? 俺」

GM:雪の中でのシャドウをしながらの、苦悩が蘇る。

トム:甦った。

GM:別荘の部屋に戻って寝た記憶もある。

トム:カレンダーを見る。気付く。

GM:めくりわすれていたことに?

トム:「しまった! 紅白見逃した!!!」

金太郎:そこかい(ぴし)。

トム:小林幸子の記憶がなくてガッカリする。

GM:そりゃ確かにガッカリだ。

トム:しかもお年玉も貰ってない気がする。さらにガッカリ。_| ̄|○(←こんな感じ)

GM:なるほど。ひざついてガックリしてるのね。

トム:そこで思考停止するので次行っていいよ。

金太郎:なんやそれー!

GM:ではマコだね。

マコ:コマった。……自分の部屋で目が覚めたと。

GM:うむ。

マコ:「夢だったのか」と。

GM:なるほど。……で、おしまい?

マコ:夜になったら神社に行くのでそれまで人形を作っているか。

GM:了解。

金太郎:なんや、みんなあっさりすましよってからに。

GM:んじゃ、金太郎の電話連絡、かな。誰に電話するの?

金太郎:まずチャーリーやな。

チャーリー:ういさ。

GM:チャーリー、ういさ、って返事するの? 地の文でもキャラクターですぞ、基本的に。

チャーリー:あ、ごめん、これはプレイヤーとしてのだ(汗)。──分かりましたネ〜。

金太郎:わいがあのあと電話したとして、何時や?

GM:7時半とか8時でいいのでは。

金太郎:飯食ってからやな。

GM:じゃあ8時半とかで。

金太郎:ケータイ使えんから、外出て電話するわ。とぅるるるるる、とぅるるるるる。

GM:そこからかい。

金太郎:小鈴はどこに。

GM:隣の公衆電話で電話してるのでは。

小鈴:じゃーマコ担当。

金太郎:「任せた」

GM:ちなみに利迎院は何を?

利迎院:寝台の上に起き上がって、窓のカーテンを開けて外を眺めてる。下から上に。最早理解不能な光景が広がってるので、ボーっと眺めてる。

チャーリー:ただいま、この電話は電波の届かないところにおられるか電源が入っておりません──とかやると長くなるから、普通に取る。「ハイ、もしも〜し?」

金太郎:「おう、チャーリーか。わいや、わい」

トム:プロゴルファー猿や。

金太郎:ってなんでやねーん!

小鈴:(笑)

金太郎:やーまをとーびーたにおこえー(←それはハ○トリ君)。

チャーリー:「Oh、金ちゃん、どうしました〜?」

金太郎:「自分、今どこにおるか分かっとるか?」

チャーリー:「What? ここはボクの部屋ですよ?」と、馬鹿だから、悩まずに体になじんだベッドの感触でそう答える。

金太郎:「……。チャーリー、昨日見舞いに来てくれたんやて? わい何やぜんぜん覚えとらんねや。すまんなぁ」……さあどう返すか。

チャーリー:GM、ボクにその記憶はありますか?

GM:ないよ。

チャーリー:「ハイ? 金ちゃん、何を言ってるデスか。ボクはお見舞いになんて行ってないデスヨ〜?」

金太郎:「……ふふーん。やはりお前もか。ええかチャーリー。2ヶ月ぶりの不思議事件の再発や。今すぐ土屋病院まで来い!」

チャーリー:「What? 不思議事件、って、何事ですか? それに、こんな時間に外出するのは、セバスチャンがうるさいですね〜」

金太郎:「2ヶ月前のこともう忘れたんか! とりあえず、今日が何日か確かめてから、すぐ来い!」

チャーリー:「今日、デスカ? ……ンノォッ?!」──日付を確認して、今更驚く。

金太郎:切ろう(笑)。

チャーリー:「これは、どういうこと、金ちゃん、金ちゃ〜〜ん!」と、しばらく騒いだあと、ばたばたと向かう(笑)。

GM:じゃ、次は小鈴とマコ、かな。

小鈴:「とぅるるるるる、とぅるるるる」

マコ:「とぅるるるるる、とぅるるるる」

小鈴:「とぅるるるるる、とぅるるるる」

マコ:「電話どこいった。あ、こんなところに」

金太郎:部屋のちらかり方はプレイヤー並みか。

小鈴:「とぅるるるるる、とぅるるるる」

マコ:待ち針を拾い上げて。

小鈴:「とぅるるるるる、とぅるるるる、とぅるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるるる」

マコ:「なんだ水沢さんか」 ピ 「はい鬼無です」

小鈴:「あはっ、お忙しかった?」

マコ:「いえそれほどでも」

小鈴:「うんとうんと、えーと、そーそ、昨日お見舞いに来てくれたんだよね?」

金太郎:わいと同じやり方か(笑)。

マコ:「え! 何をおみまいしたって?」(……なにかまたやらかしたっけな)

小鈴:「あぁ、やっぱり覚えてないのかぁ。わたしたち、別荘にいったよね?」

マコ:「あれ夢じゃなかったのか」

金太郎:小鈴が、「やっぱり」はおかしくないか? まぁええけど。

小鈴:隣で金太郎のを見てからかけた。

金太郎:りょーかい。

GM:カンニングや!

金太郎:される分にはいっこーにかまわん(笑)。

小鈴:「何かがわたしたちに起きたみたいなの。──わたしね、今病院にいるんだけど。 原因究明したいし、事情も聞きたいから、お暇ならいらしてくれる?」

マコ:「一体縫い終わったところだし、じゃあいこう」

小鈴:「よろしくね♪ またあとで〜〜」 がちゃり。

金太郎:「やっぱりマコも同じか」

小鈴:「同じだねー。すぱぁんっ、て記憶が飛んでるみたい」

金太郎:「すぱぁん、と」


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