さて、これから共に行動することと相成りました七名。
家老の元を去り、取りあえず城下へと下りて参りました。
レモン:「さて、これからどうしよっか?」
旭海:「とーぜん、『合格祝いじゃ〜』って飲みに行くでゴワスが?」
彩:「あ、いいね〜。のった」
ヤン:「アタシも」
彩:「ケイねぇはど〜する?」
桂川:「家に帰って修業!」
レモン:「えぇ〜?」
旭海:「何? 千鳥町どのは飲みに行かれないのでゴワスか?」
彩:「ケイねぇ行こうよぉ〜」
桂川:「じゃあ行くぞ!」(←変わり身の早い……)
レモン:「結局みんなで行くのね?」
トン:……坊さんだからなぁ……。
旭海:どこぞの破戒僧とはえらい違いですのぉ。
大内:失礼な。あ、ちなみに俺はもうそこにはいないから。
GM:は? どこにおると?
大内:そのうちわかる。
彩:「和尚、飲まなくてもいいから一緒に行こうよぉう」(←駄々っ子?)
桂川:飲み屋の前で托鉢してるだけ、とかね。
トン:「では、ついて行くだけついていきましょう」
彩:「わぁーい」
GM:じゃ、取りあえずみんな行くんだね?
一同:は〜い。
で、飲み屋である。
大内:(茶わんを置きながら)「よう、偶然だな(笑)」
桂川:(座るなり)「マスター、カルーアミルクちょ〜だぁ〜い」
レモン:「こらこら(笑)」
GM:ま、ちょっとした町の居酒屋風のを想像して。
旭海:「とりあえず、焼酎とドンブリめしを貰えるかのう、御主人!」
ヤン:「ごはんを食べるの? 焼酎と?」
彩:「女のコ四人で飲もうよ、パァーっとさ」
旭海:「何だ、女の子は女の子で集まってしまったでゴワスか」(つまらなさそう)
トン:「じゃぁワタシは酒が飲めんから水杯を……」
桂川:「こらこらこら(笑)」
GM:ちょっとまてプレイヤーA。そのビールは何だ?
大内(のプレイヤー):ん? せっかくだからプレイヤーも飲もうかと思って。
彩(のプレイヤー):あ、じゃあ適当についで回って。
桂川(のプレイヤー):GMは?
GM(超下戸):いらん。ウーロン茶くれ。
さて、EDOに戻ろう。
大内:(席を立って彩の肩を抱くようにもたれかかり)「まざってもイイかい? ねぇちゃんたちぃ。フフッ」
桂川:「あ、席空いてますよ〜」
彩:「ツバメねぇ(ヤンのことだ)、お酒ついでよ」
ヤン:「は〜い」
大内:「おやじ、牛鍋をひとつ」
桂川:牛を食べるんですか?
旭海:それは時代が悪いのでは?
大内:いやいや、こいつは破戒僧だから食うんだよ。(←そういう問題か?)
飲み屋の主人(以下おやじ):「いや、牛の方はちょっと……」
レモン:「じゃ、盛り上がっていこうか」
一同(プレイヤー含む):「かんぱ〜〜い。ごくごくごく…………(杯/コップをおいて)おめでとー、おめでトー」(なぜか拍手)
ヤン(のプレイヤー):よく冷えてるな、これ。
大内:(猫なで声で)彩ちゃ〜ん。
彩:何か迫られてるんですけど(苦笑)。
トン:桂川って年いくつ?
桂川:十九歳。独身。
ヤン:『いきおくれ』だね。
桂川:やかましい。
トン:もっと上の独身もいるんだが。
レモン:…………。
大内:おい、酒が切れた。
彩(のプレイヤー):冷蔵庫にあるよ。
おやじ:「すぐお持ちします」
旭海:「おかわりっ!!」
ヤン:「よく食べるなぁ……」
GM:さて。
一同:(全く気付いてない)
GM:さて!
桂川:はい。
レモン:「何か表の方、騒がしくない?」
彩:ん?
旭海:ではそっちの方を見てみよう。
大内:「ふん、無粋な連中だ」(ぐいっ……と酒を飲む)
GM:入り口の方では何やら酔っ払いが因縁をつけられてるみたいだ。どうも通りがかったチンピラの肩にぶつかったらしい。
彩:ほー。
ヤン:チンピラと?
GM:酔っ払いだね。こっちはフツーの……そう、くたびれた町人風の男。一生懸命謝ってるんだけど、チンピラの方が聞いてないね。
桂川:なんてお決まりな……(笑)。
旭海:じゃぁふらりとそっちの方に寄って……。
大内:(その手をつかんで)「やらしとけ、やらしとけ」
桂川:プレイヤーが何かみょーにハマってる〜(笑)。
旭海:「いや、しかしですなぁ」
トン:「まぁ関取どの、仏教の教えに『自業自得』という言葉がある」
一同:(笑)。
旭海:「しかし……『袖擦りあうも多少の縁』という言葉もありますし……」
大内:(即座に)「それ仏教と違う」
レモン:「そもそも袖擦りあってない」
旭海:「………」
彩:「とりあえず、見に行こうよ」
旭海:「そっ……そうそう。『火事と喧嘩は江戸の華』って言うし」
桂川:(即座に)「ここ、薩摩」
旭海:「…………………………」
ヤン:野次馬だぁ! ひゅーひゅー、やれやれー!!
桂川:ひゅーひゅー!!
GM:チンピラはこのふたり(といってコマをならべる)。名前は銀次(ギンジ)と三太(サンタ)。
旭海:はは、いかにもスリっぽい名前だ。
銀次:「よぉよぉ、痛ぇじゃねぇか」
三太:「いってぇどぉうしてくれるんだい? おう?」
酔客:「だだっ……だっ……だからこうして謝ってるじゃないですかぁ」
三太:「謝って済むもんならよぉ、お白洲はいらねーんだよぅ」
レモン:「どうする?」
桂川:「見ていよう」
GM:おいおい。
彩:手を出したらドツきにいこっと。
ヤン:それまではあおっとく。いえーぃ、いえーぃ!!
旭海:「やれやれ……。(チンピラ二人の肩に手を置いて)まぁまぁ二人とも、その辺にしといたらどうでゴワスか?」
銀次:(振り返って)「な……なんだテメぇは!」
三太:(同じく)「てっ……テメぇにはカンケーねぇだろぉ!!」
旭海、顔(容姿参照)をぐいっと近づける。
ヤン:すごく怖いよ、あれ。
桂川:あたしなら止まるよ、多分。
トン:いきなり謝るような気もするが。
旭海、さらにぐいいぃっ!
銀次:「よっ……よよよよよよ余計なお世話だ! (酔っ払いに)う、運がよかったな、今回だけは見逃してやる!!」
三太:(旭海に)「おっ……覚えてろよォ〜〜!!」
GM:と、言い残して二人は走り去る。
大内:(やっと店から出てきて)「何だ、ケンカにならなかったのか」
レモン:「よかったじゃない、面倒なことにならなくて」
彩:「そだね〜」
ヤン:「ちぇー、つまんないのー」
GM:酔っ払いがお礼を言ってくるよ。
旭海:(ニッコリ微笑んで)「いえいえ、当然のことをしたまでゴワスよ」
桂川:ニッコリ笑うともっとブキミだね(笑)。
ヤン:「うん、お礼はお酒でいいよ」(←君が何をした?)
大内:(酔っ払いの足もとにシャラーンと錫杖をついて)「では、お布施を」
GM:酔っ払いはそそくさと帰っていくよ(笑)。
酔客:「あっ……あいがとごわしたああぁぁぁ……!」
桂川:行っちゃった。
彩:じゃ、飲みなおそっか。
ヤン:そうだね。
一同(とそのプレイヤー達):かんぱ〜〜〜い! ごくごくごくごく………。
GM:よく飲むなぁ、おまえら………。
こうして、夜は更けていく。