MOND REPLAYV

  この後サリースがクリティカルで入信者Cを倒し、一行は勢いに乗る。
 

アルバス:「イニシアティブ10! 入信者Aは倒したから…… (前のターン、ナイフで刺し殺した)、ここはやっぱ親玉に行くべきだな。ナイフを構えてランディに突進!(爆笑)

サリース:「もう『エナジーブラスト』撃ち止めなの?」

アルバス:「いや、まだまだ撃てるぞ」

サリース:「だったら何でわざわざナイフなのよぉ」

アルバス:「お前なあ。離れたとこから魔法撃って、どんな快感が得られるって言うんだ?

リューセ:「ナイフでぐさ! ぐりぐりぐりっ! てのがいいのよね」

アルバス:「そうそうそう」

GM:「危ない主人公だなぁ……」

アルバス:「ほーれ、ランディにぐさっ!」

サリース:「入信者Bを攻撃。ダメージは26点」

GM:「そりゃ死んでますがな」

リューセ:「サリースさぁ、一番殺してるよね、人……

サリース:「そ、そーかしら。ほほほほほ」

GM:「と、そのとき! 君たちの後ろからこそこそこそっと襲撃者D(前回の戦闘で逃げたヤツね)が登場! はさみ撃ちだぞぉ」

リューセ:「あの〜私すぐ近くにいるんですけど……」

ゼナ:「それは気づいていいの?」

GM:「判定に成功したら気づいていいよ。失敗したら攻撃されるまで気づかない」

リューセ:「あの〜後ろに〜敵がいるんですけど〜」

ゼナ:(コロコロ)「気づいた! そっちに銃を向けて、『動いたら撃ちますよ!』」

アルバス:(コロコロ)「オレも気づいた。ランディにナイフを刺したまま目が合うんだな(笑)。で、2人ともにっこり微笑む、と」

GM:「微笑まない微笑まない(笑)。さ、次のターンだぞ」

アルバス:(コロコロ)「そっちからだ」
 

 ランディの攻撃は見事にはずれ。襲撃者Dはリューセに襲いかかる!
 

リューセ:「あうう、初めてダメージ食らっちゃいましたぁ」

ゼナ:「動いたら撃つって言いましたよ!」

サリース:「──とかってゼナが言う前に、襲撃者Dを攻撃! 『あたしのリューセに何すんのよ!』  ──ダメージは最大の30点!」

リューセ:「私、いつからサリのものになったの?」

ゼナ:「サリースさんが邪魔で攻撃しづらい。──でも攻撃します。(コロコロ) ──あああっ! ファンブルぅ!」

GM:「そいつはサリースに当たったな。ダメージ計算しといて」

ゼナ:「───よりによって最大ダメージの31点です」

リューセ:「あらあら。日頃のうらみ大爆発ってかんじね」

サリース:「ゼ〜ナ〜。あんた後で……」

ゼナ:「ご、ごめんなさいぃ〜」

サリース:「リューセ、回復して〜」

リューセ:「うーん、まだまだダイジョーブよ、きっと」

サリース:「やばいんだってば! ──リューセぇ、後でどうなっても知らないわよぉ。あたし、女の子にもスゴイんだから」

ユンケ・ガンバ:「「わたし、脱いだらヒドイんです、ってやつだね」」

ゼナ:「イヤすぎる、それ……」

GM:「それでは! 襲撃者Dは逃げるぞ!『覚えてろよー!』」

一同:「またかぁ〜!」

GM/ランディ:「『あああああ〜待って〜!』」

アルバス:「じゃ、ランディに攻撃ね。ナイフを刺したまま、動けないように足を踏んで、至近距離の『エナジーブラスト』!」

GM:「ご、極悪ぅ!」
 

 ちゅどぉぉぉぉぉ──ん!
 

サリース:「それじゃ、ランディを縛ります──ランディって美形だったっけ?」

GM:「目つきが悪い」

サリース:「じゃ、どーでもいいや……」

リューセ:「あのー、フローラのこと、よろしくお願いしますねぇ」

ユンケ・ガンバ:「「またリューセがトリップしてるだわさ〜」」

ゼナ:「さ、戦ってあげましたよ。満足ですか?」

GM/ランディ:「『我が力……今一歩、及ばず……』」

サリース:「どーこが『今一歩』なのよ」
 

 さんざん罵詈雑言を浴びせられるランディ。あまりに、あわれ……(涙)。
 

ゼナ:「結局この人、何がしたかったんでしょうね」

サリース:「船を手に入れたかったんじゃない? 大いなる遺産とか何とかだっていう……」

GM:「手柄を立てて、ランクアップしたかったんだよ、こいつは。それでコインを奪おうとしてたんだけど……ね」

サリース:(冷ややかな目で)「つまんない男……」

リューセ:「フローラちゃんメロン食べたがってましたから、今度買ってあげてくださいね」

サリース:「はいはい、フローラのことは後でゆっくり聞こうね」

ゼナ:「そうだ。教団についていろいろ聞きましょうよ」

サリース:「いい男いる?」

GM/ランディ:「『俺よりかっこいいヤツはいない』」

アルバス:「──誰かトドメさせ」

ゼナ:「はい」(ちゃきっと銃を構える)

サリース:「やめなさいって」

GM/ランディ:「『もう好きにして……』」

ユンケ・ガンバ:「「じゃあ火あぶり」」

GM/ランディ:「『それだけは勘弁してくれ』」

リューセ:「まあいいけどね、どうでも」

ゼナ:「──で?」

GM:「えーと、最近裏世界で広まり始めた宗教で、さっきも言ったように自分の能力に応じたことわざが与えられるらしい」

アルバス:「じゃあさしずめオレは『柿が赤くなれば医者が青くなる』か?」

リューセ:「うーん、判断が難しいとこだね」

GM:「どんな能力なんだよ」

アルバス:「誰も知らないという……(笑)」

ユンケ・ガンバ:「「わたいらは『親の顔が見てみたい』がいい」」

GM:「それはことわざか?」

ゼナ:「他に知ってることは?」

GM:「百二十八将軍の1人だってこと。それぐらいかな」

サリース:「あんたって、実力もなければ地位もないのね。……サイテー

GM/ランディ:「『ううう……しくしくしく……』」

ゼナ:「船はこの奥にあるんですね?」

GM/ランディ:「『そうだ……。だから俺のことはもうほっといてくれ……。どうせ俺なんか……俺なんか……』」

ゼナ:「じゃ、ほっといて行きましょ」

アルバス:「しっかし洞窟の奥に船なんて、グーニーズみたいだな」

GM/ジャッハ:「『やっと取り戻せるんだな……エスペルプレーナ……』」

一同:「いたの、あんた……」

GM/ジャッハ:「『………………………』」

GM:「洞窟の奥は地底湖につながっていた。地底湖を改造して造った秘密港(笑)だね。警備員は目に入るとこでは3人かな」

リューセ:「もう魔法撃ち止めなんだけど……」

サリース:「困ったわね。さっきので最後だと思ってたから……」

GM:「湖には船が1隻だけ停泊している。んで、その近くに小さな建物があるね。『地底湖の出入口を開閉させるための機械はおそらくあの中だろう』とジャッハは言っている」

アルバス:「で、あの船がエスペルプレーナなんだな……」

サリース:「あたしたちの船ね……」

GM/ジャッハ:「『ちょっと待てい(怒)』」

ゼナ:「どうします? 戦いますか?」

アルバス:「オレが『スリープ』を飛ばそうか? ……でも効果範囲が直径7メートルだから、どーやっても2人が限度だな。1人余る」

サリース:「3人だから強襲でも大丈夫だと思うけど?」
 

 しばし、作戦を練る。
 

アルバス:「やっぱ奇襲だな。一番奥のヤツを『スリープ』で眠らせる。真ん中を銃で撃って、一番手前に襲いかかる。これでいいな?」

ゼナ:「それでいいと思います」

サリース:「──さ、やるわよ!」

アルバス:「種子島七号(←魔法銃の名前だ) ぱぁん! ──はずれ(笑)」

リューセ:「あらら……いきなり奇襲失敗だね。じゃあもうノリで押し切りましょう」

ゼナ:「銃で撃ちます」

サリース:「カードで攻撃!」

ユンケ・ガンバ:「「わけもなく突っ込んで何か拾うだわさ〜」」
 

 早くも乱戦に突入。敵味方が入り乱れる。
 

GM/警備員:「『敵襲だぁ!』ってことで、警報がウウウウウウウウウゥゥ!

サリース:「まずいわね。これ以上増えたら手に負えないわ。(コロコロ)あらクリティカル」

GM:「警備員1人死亡」

サリース:「わーい、なんかもう撃沈王(笑)」

アルバス:「ナイフに魔法をかける。切れ味上げとかないとな」

ユンケ・ガンバ:「「殴るだわさ〜! 2人合わせて59点のダメージ」」

リューセ:「実は強くない? あの虫たち……」

GM:「警備員の攻撃ははずればっかり。で、次のターンだ」

アルバス「ナイフ持って警備員に突撃」(←すっかりお気に入り)

リューセ:「やることがなーい」

ユンケ:(リューセに手を差し出して)「肉球押して押して♪」

アルバス:「よかったな、やることがあって(笑)」

リューセ:「はい、ぷにぷにぷに」

ユンケ:(なんだかとっても気持ちよさそう)
 

 とかやってる間に、残り2人もゼナの銃とアルバスのナイフに倒れた。一行は小さな建物へ向かう。
 

サリース:(コロコロ)「鍵開けは失敗してる。アルバス、あとお願いね。あたしは警備員が来ないか見張ってるから」

アルバス:「『アンロック』を使う。これで開くはずだ」

ゼナ:「開いたなら中を調べます。どんなかんじ? ──判定には成功してます」

GM:「じゃあ、これだなってかんじのレバーが見つかる」

アルバス:「実はそのレバーしかなかったりしてな。上げると閉じて、下げると開く。そんだけ」

ゼナ:「がちゃこんっと」

GM:「そうすると、地底湖の奥の岩壁が、ゴゴゴゴゴ……とスライドしていく」

アルバス:「よし、後は船に乗って脱出だ!」

サリース:「早く! 警備員が集まってきたわ!」

GM:「ではエスペルプレーナだ。ジャッハが小さなパネルをピピピッと押すと、プシュッとハッチが開く」

ゼナ:「おお、すごいかも。後で教えてくださいね」

GM/ジャッハ:「『ジャッハだ』」

エスペルプレーナ:『声紋確認。お帰りなさいませ』

一同:「しゃべった!?」

ゼナ:「さすが古代文明の船……」

GM/ジャッハ:「『船長命令だ。メンバーを新たに登録する』」

アルバス:「こらこら、勝手なことするな」

サリース:「いいんじゃない? どーせあたしたちの船になるんだし」

GM:「さ、お名前をどうぞ」

リューセ:「はあ……」

エスペルプレーナ:『声紋登録。“はあ”さん』

一同:(笑)

GM:「では中へどうぞ。次は?」

サリース:「サリース=グレイウッドでーす」

エスペルプレーナ:『声紋登録。“サリース=グレイウッド=デス”さん』

アルバス:「オウイェー!(笑)」

エスペルプレーナ:『声紋登録。“オウイェー”さん』

ユンケ:「クックル」

エスペルプレーナ:『声紋登録。“クックル”さん』

ガンバ:「クルーフ」

エスペルプレーナ:『声紋登録。“クルーフ”さん』

ゼナ:「いっけぇー!」

エスペルプレーナ:『声紋登録。“いっけぇー”さん』

GM:「まともなのはおらんのかぁー!(笑)」



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