第一部解説

「TRPG」とは、「テーブルトーク ロール プレイング ゲーム」――つまり「テーブルを囲んで話をすることによって役になりきる遊び」のことです。
特定のルールを用いてキャラクターを作った「プレイヤー」たちが、進行役である「GM(ゲームマスター)」の誘導に従って(ときどきサイコロの乱数を用いて)話を紡ぎ上げていきます。
 

「よく分からない」という人は、とりあえずリプレイを読んでみてください。
そのためのリプレイですから。
ルールを知らなくても大丈夫、会話を中心にギャグや、キャラクター同士のやりとりを楽しむだけでも十分面白いものとなってると自負しています。

1995年の春。高校を卒業することになったMNN(旧美術部)は、[ラストバトル]と銘打った「最後の晩餐」を計画。そこで初セッションを行いました。

実はTRPGセッション自体は初めてではありませんでした。ラストバトル以前にも「GURPSによるスタンド使い((C)ジョジョの奇妙な冒険)RPG」(GM:南国髭将軍)や「モンスターメーカー」(GM:BK)、第一話オンリーやキャラクター作りだけで終わってしまうSachiwoによる企画の数々。そしてキャラクターが強すぎて崩壊した元祖MONDTRPGなどなど……。
そんな失敗を乗り越えて初めて文章に起こされたのが、このリプレイたちなのです。
 

(今となってはどうしてだか覚えてませんが)テープに録音しておいたセッションの様子を、浪人中だったMogが書き起こしたのが第一部です。
それが好評だったため、次の年の春[ラストバトル2]が行われることになりました。それが第二部になります。

第一部および第二部は以前「MNN Presents BroKen Pipe!」(BKのホームページ)に掲載されていました。
Web用におもしろく、また凝ったアレンジをしてくれたBKに感謝の言葉を。
というわけで(これをいいわけに)第一部にはほとんど手を加えていません。BK風にアレンジされたリプレイを、どうぞ御堪能ください。


はじめに(BK版)

TRPGって知ってます?

本当の名前は「テーブルトーク・ロール・プレイング・ゲーム」。
「TRPG(てぃーあーるぴーじー)」もしくは「テーブルトークRPG(てーぶるとーくあーるぴーじー)」って読むのが普通です。

いわゆるドラクエやFFといったRPGの元祖とも言えるパーティーゲームです。
基本的に一つのテーブルを囲んでぺちゃくちゃお喋りを楽しみつつ「ゲームマスター」と呼ばれる審判の誘導に(普通は)したがって、ある時は勇者となり、魔法使いとなり、またゲームによっては

ガンダムファイト、レディィィッ、ゴォーーッ!!!

っとなりながらお話を進めていく遊びです。ちなみにロールプレイ(Role Play)というのは「役を演じる」と言う意味があり、仲間内で行う即興劇とも言えます。
個人的にはゲームそのものよりも友達との会話を楽しむという点がメインとなる部分だと思いますが。

そして、リプレイというのはこの場合、これらのTRPGのプレイを文字に起こしてこのように一般に見せる、と言うのを指すと思っています。少なくとも私はそのような意味で使っています。

市販されている物では、角川G文庫等のファンタジー系のシリーズに多いです。
 
 

プレイヤーは我々MNNのメンバー、ゲームマスターは原作者Mogです。
私、BKもプレイヤーの一人として参加しているんですよ。
今度の3月にはまた新しいシリーズが始まるらしいし(BKは参加できない(;_;))、最近、どっちが本編なんだか分からなくなってきたなあ(笑)

このリプレイで使用しているルールについて


第一部解説  2000年版

MONDリプレイ第一部を(手書きで)書いてから5年、ネット上に掲載してから3年経ちます。
MONDリプレイは第三部まで完結し、第四部も準備中です。

そんな中、ふと第一部をリメイクすることを思い立ちました。
「過去は過去のまま」という考え方もありますが、第一部はMNNのリプレイを初めて読む人が最初に読むもの。アンマリな内容で続きを読んでもらえないと困りますから。
そう思って手を入れはじめたのですが……ありゃ、あまり直すところがない(色を変えたので雰囲気はかなり変わりましたが)
考えてみれば、第一部はBKがネットに掲載するときに1回、うちのHPに引き取るときに1回、手を入れたんでした。
つまり、今回のはVer.4ということになります。
てなワケで、今回はイラストに手を入れることにしました。
イラストを取り込み直し、ちょこっと手を加え、ついでに載せてなかったヤツをいくつか復活させました。
 

ではでは。
『とりあえずの完全版』をおたのしみください。

2000年10月末
GM

 
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