GM:さて、夜が明けたよ。
   こいつは縛ったまま?  殺さないのね?

クロヌシ:殺す。

ラズリ:殺さない殺さない。

クロヌシ:「何言ってる!(怒)」

オペリオ:「♪みんな〜、朝御飯はこんがり焼けた……♪」

クロヌシ:「こんがり焼けた魔法使い(笑)」

フローラ:クロヌシがこいつらを殺さないように言いくるめよう(コロコロ)。

クロヌシ:なんの(コロコロ)……ち、負けたか。
     「次は殺ってやる!」

GM:では出発しよう。
   てくてくとさらに森の奥へ。――しばらく行くと巨大な木があって2メートルぐらいの高さのところに大きなうろがある。

プルプル:『このうろの中に守り神様のところへ続く道があります。でも、ボクはここまでしか案内できません』

ラズリ:「どうもありがと。バイバイ」

ガルフ:「よし、入るぞ!」

GM:うろの中に入ると辺りがフッと暗くなり、気がつくと階段の上に立っている。
   周りは真っ暗で、階段だけがボウッと白く浮かび上がっている。

クロヌシ:後ろを振り返る。入り口はない?

GM:ないね。階段が上の方に続いている。

ガルフ:「前に行くしかない。……行こうぜ」

 『緑の守り神』へとつづく道――

GM:しばらく階段を下っていくと扉が見えてくる。

ガルフ:開ける。こういったところに罠はないだろう。

クロヌシ:あったらひでーよ。

ガルフ:GMの感性、疑うよね(笑)。

GM:はいはい、何もないよ。中に入ると3メートル四方位の部屋になってて扉が正面に1つ、左に1つ。合計2つ。
   で、正面の扉に『南の森の民』と書かれたプレートがはってある。

オペリオ:♪何語で書いてあるの?♪

GM:古代語。魔法使う人と月の民なら読めるよ。

ガルフ:左の方には?

GM:『墓地』って書いてる。

フローラ:右の方には?

GM:何もない。

フローラ:後ろの方は?

オペリオ:♪帰っちゃうよ♪

ラズリ:そっちは出口だって。

オペリオ:♪やっぱり死霊使いとしてはお墓に行きたい?♪

フローラ:そうねぇ……。

ガルフ:オレの性格ってさ、一言で言うと猪突猛進なんだ。まっすぐ行く!(といって走り出す)

クレリア:止める間もないでしょ。後に続きます。

GM:正面の扉を開けると人の住む場所――居住区って言うのかな?――になっている。

クロヌシ:アパートみたいなの?

GM:ま、そんなもんかな?

オペリオ:♪南の民マンション(笑)♪

GM:今、君らが立ってるのは扉のところだよね。正面奥、ずーっと向こうに扉が見える。居住区は左の方に広がってるよ。

クレリア:ひょっとして居住区に子供たちがいるんじゃ……。

フローラ:居住区って小さいの?

GM:そうでもない。昔の人が住んでたんだから。――ここって言ってみれば遺跡なんだよね。

ガルフ:「我々は居住区に用があって来たんじゃないよね」

クレリア:「まあ、確かに。じゃ、先に進みましょうか」

フローラ:「ちょっと居住区を見ていってもいいんじゃない?」

ガルフ:よし、道を探そう。

GM:んーーとね、居住区の部屋の扉以外はさっき言った奥の方の扉しかないよ。

ガルフ:じゃあ、その扉にダッシュ!

クロヌシ:(無視して)ちょっと部屋を覗く。

GM:中はボロボロだよ。パッとみた感じ何もない。

クロヌシ:人はいない?

GM:いないよ。

フローラ:お墓には行かないの?

ガルフ:行かない。真っ直ぐ行く!

GM(行けばマッチョゾンビのサムとリックがいたのに……)では、先に行こう。
 
 

GM:扉を開けると池があって、ぴょんぴょんと跳んで渡れるような足場がある。

オペリオ:♪竜神池♪

GM:そんなトコ。3回飛べば向こう側につくよ。

オペリオ:♪途中でバネになってるやつがあってさ、そこを踏むとぴょ〜んと戦線離脱するとか?(笑)♪

GM:ないない(笑)。敏捷力で3回、判定してみて。
 


フローラ:1回目で失敗。

GM:じゃ、水にどぼ〜んと落ちて化粧がだぁ〜〜っと。

ガルフ:素顔がでてくるわけだ(笑)。

GM:あ、うっすらと青ヒゲが!!(笑)

ウィル:う〜む、敏捷力は結構高いのだが、いきなり落ちた。
    全身合わせたら100キロくらいあるぞ(プレートメールを着ているため)。足がつかなかったら溺れてしまうのだが……。

GM:足はちょっとつかない。

クレリア:「助けなきゃ!」

ガルフ:「どうやって?」

GM:引っ張り上げるしかないんじゃない?

ガルフ:旋風烈陣を使えば渦の中心は水がなくなるんじゃない?
    その後、オレが1秒間硬直しちゃうけど。

ウィル:足場が水面下まで伸びているのだろう?  それに掴まってよじ登れば……。

GM:じゃ、息継ぎとよじ登れるかの判定をやってみて。

ウィル:(コロコロ)成功。

GM:じゃあ、じーさんは助かったわけだ。で、その反対側から化粧の落ちたオカマがざばーっと(笑)。

クロヌシ:うわぁ!  怖い!(笑)

ガルフ:思わず刀を抜いたりして(笑)。

GM:顔がまだらになってる。もう絶望だな、オカマ人生のピリオドじゃないの?

フローラ:いやいや、このくらいじゃ……。

ラズリ:「アユモ君、オカマ見て」

アユモ:「ひぃ〜〜〜(泣)」

ラズリ:「びっくり☆」

ガルフ:「アユモは無事だったのか?」

アユモ:「はい」(こくっ)

ガルフ:「えぇ〜!  お前が無事で、歴戦の勇者が失敗したのか!?」

GM:じーさんも木から落ちる。

クレリア:だってもう、おじーちゃんですからね〜。

GM:腰がギクッといったんじゃない?

ウィル:単純に鎧が重かったとは考えられないのかね?
 

GM:じゃ、先に行こうか。
   で、渡りきったらまた扉があるわけだけど──

ガルフ:ガチャン。

GM:ガチャン(笑)。じゃあ、これを見てくれるかな。
   入り口から出口まで一歩ずつ進んでください。止まったマス目によって
   色々とイベントが発生するから。
   それとバラバラに進まれると困るからみんないっしょということにしてくれ。
   じゃ、ガルフから順番に一歩ずつ、どっちに進むか決めて。

ガルフ:じゃ、こっち。

GM:何もない。

ラズリ:こっちへ一歩。

GM:モンスターが現れた。火喰い鳥だ!
 


オペリオ:「♪とりよ〜 とりよ〜 とりたちよ〜♪」

ウィルきょええぇぇ〜!!(必殺技の雄叫び)

GM:むうぅぅぅ……。フライドチキンになってしまった。
 


オペリオ:♪こっちに進む♪

GM:左手に入り口らしき扉がガコンと現れる。

ガルフ:無視して一歩進む(笑)。

ラズリ:一歩戻る(笑)。

ウィル:一応入ってみた方がいいのでは?

GM:入ると宝箱があるよ。

フローラ:鍵開け鍵開け(腕まくり)。

ティンベル:(コロコロ)成功したよ。

フローラ:ちっ……小娘に先を越されたか。

GM:中には『癒やしの実』という木の実が入ってる。

フローラ:ヤシの実?

GM:癒やしの実! 使うと全員の体力を回復してくれるよ。

オペリオ:「♪ヤシからナテラ〜〜♪」

クレリア:「一応オペリオさんに持ってて貰いましょうか。前線に出ないし」

ウィル:「ちょっと待て、どこに持っとくのかね?(笑)」

オペリオ:♪腰の布一枚……♪

ラズリ:中に入れるのよ(笑)。

クレリア「い〜〜や〜〜!!!」 

オペリオ:♪どのくらいの大きさの実?♪

GM:クルミくらいかな?

オペリオ:じゃあ月桂冠に入れてもわかんないな。
 



第三話
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