DAY3 【流血へのシナリオ】 08


GM:眠ってはいないものの、エンジはじっとして目を閉じている。

金太郎:「エンジはん?」

エンジ:「眠ってはいないよ」

金太郎:「よかった。ちょっとええですかね」

エンジ:「また、キッチンへいくかね?」

金太郎:「いや、ここで小声で萌ええですよ」(打ち間違い)

金太郎:萌え?

GM:小声で萌ええ、か。なるほどなるほど。

浩之介:台所は今現在、怪しいことはないなりね?

GM:うん。

浩之介:なければサンドイッチ持って帰ってくる。

GM:では入れ違いで金太郎とエンジがそこへ。

金太郎:あれ、えーと、行方不明のローラはんって、エンジはんの秘書やったっけ?

GM:ローラは育郎の秘書だよ。

金太郎:ああ、そっちか。ほな、キッチンまで行くほどのことはあれへんかな。その場で軽く話すかんじで。寝とる人がおるから声が小さくなるだけ。

利迎院:さりげなく聞き耳を立てねばな。

浩之介:テレビつけて聞き耳の邪魔したり(笑)。

GM:何を聞くのかな。

金太郎:「エンジはんは、今回のことに関係ありそうななんか心当たりとか、ありますかね」

エンジ:「ローラが殺される心当たり、かね?」

金太郎:「それがあったら一番助かりますけど」

エンジ:「そういうことはわたしより育郎さんに聞くことだ」

金太郎:「そらそうでしょう。いや、状況が状況やからなんとも言われんのですが、何か今差し迫ってヤバイことがあるとかどうです? エンジはん自身の話でも」

エンジ:「相手が殺人犯なら問題はないな。盗人なら困り者だが」

金太郎:「? すんまへん、言うてる意味がよう分かりませんが」

エンジ:「いろいろとモノ珍しいものを扱ってるものでね。ここにもいくつか持ってきている」

金太郎:「最近なんやワケありなもの仕入れたとかありません?」

エンジ:「あるとも。君がお客になるというなら、見せてあげてもいいが?」

金太郎:ワケあり、というのをそんなに堂々と言われてもなぁ……。「わ、ワケありの品でっか……? いや、ワケありというのは……」

エンジ:「ああ、珍しい、高価なものというイミだ。”そういう”イミじゃないよ」

浩之介:千之ナイフ、とか(ボソ

金太郎:ストレートに言うたら、一気に怪しいからなぁ(笑)。

浩之介:まぁ、そうだな。

利迎院:じゃあ百之ナイフくらいから始めましょう。

浩之介:そういう問題とちゃう(笑)。

エンジ:「興味があるのかね?」

金太郎:「まぁ、ちょっと」

浩之介:高価なもの、と聞いてから聞き耳をじっくりと立てるようにする。

金太郎:そういう反応か。

エンジ:「それは意外だな。若いのに」

浩之介:わしはダガーの話は知らんわけだし。

利迎院:ワシは一種の茶器だと思っておるし。

金太郎:「いや、まぁこういうことしとりますとね」(ドレッシングのあれは持ってへんのかな。それともあまり気に留めてへんのかな)

エンジ:「そうかそうか。実はこの間珍しい……いや、──お小遣いをたくさんためて、そのときまた話そうか」

金太郎:「えー、ちょっと聞きたいですねーその話ー(笑)」

浩之介:馬鹿にされてる(笑)。

金太郎:「まま、もう一杯」

利迎院:(酔ったっぽく)「おぅ、金なら持っておる。聞かせていただきたいもんだな」

エンジ:「おや、そうなのですか」

金太郎:ええとこ来た。

エンジ:「篠原さん、でしたかな」

利迎院:(懐から金の小粒をつまみ出して)「よき品があったら是非買い求めたい」

金太郎:金の種。

エンジ:「ほう……」(目を細める)

浩之介:そんなもの持ってるのか?

利迎院:当たり前だ。元はいっぱしの武将だ。

GM:生グソ坊主。

金太郎:クソかい。

エンジ:「いいですな。こんなときでなければ、ゆっくりお話したいところですよ」

浩之介:まだごまかすか……というか単純に話したくないだけか

GM:殺人事件があってぴりぴりしてるときに、商談なんかしないだろ。

浩之介:まぁ、そうなんだけどね。

GM:しかも見た目怪しい坊主に。

利迎院:まて、それはおかしい。

浩之介:何かツッコミきたよ?

GM:きたね。

利迎院:戦場であっても戦線が膠着してる(しかもここは交易場)ではないか。人が一人死んだところで、そう珍しい話ではないであろう。

GM:『殺人事件』と思ってないんだ……? なるほどなるほど。

利迎院:殺人事件? 意味すら分からん。

GM:そーゆーもんか。

利迎院:「残念だな。まぁ、ワシも眠い。後ほど日を改めるとするか」

エンジ:「いいでしょう。楽しみにしてますよ。……よく見ればその刀もずいぶんと価値がありそうだ」

利迎院:「何とか言う名前があった気がするが、忘れた。昔宗麟公に頂いたものだ」

金太郎:(言わなさそうやけど、おそらくドレッシングのあれとか持ってはいそうやな……)

GM:では話進めよか。

トム:交代の時間かい?

浩之介:時間は何時ぐらいになるのかな?

GM:もう7時とか8時とかだろう。

浩之介:明るくなってるかな?

GM:12月の末とはいえ、さすがに明るいのでは。──何時間交代なん?

浩之介:そこらへん話してなかった気が。天気がいいなら、改めて下山できそうか確認〜。実際に降りるのは若いのに任せるが……。眠いし(笑)。

金太郎:4、5時間で交代かな、と思ったが。

GM:ではそのまま交代で?

金太郎:そやな。

GM:では、交代で。

浩之介:くー。

GM:なぜか元気な真琴さんを除いて。

金太郎:なんやろう(笑)。

浩之介:……薬でもやってる?

GM:では小鈴とか、起きてくらはい。……マコは起きてたんだっけ? 寝てたんだっけ?

金太郎:マコは起きとったで……たぶん。

小鈴:おこして(・・。

金太郎:「おはよー。そろそろ起きれー」

小鈴:「んー……何なに〜…………zzZZ」

チャーリー:「こういうときはフライパンにおたまが定番デスネ〜」

金太郎:「……。起きないとキスするぜ」

浩之介:口塞いで耳から息吹きかけるよ?

チャーリー:口塞いで鼻塞いで5分ほどそのまま。

小鈴:「………………起きる……」

浩之介:ちぇ。

金太郎:「……。ん、おはよう」

小鈴:「おはよぅ〜っ、て、あー、そっか、こんな状況だったね。何か変わったこと、なかった?」

金太郎:「今度は時間跳んでへんよな?」

小鈴:「ぅ、跳んでないと思う〜」

金太郎:「条件は何やろうなぁ……」

小鈴:「外には連絡つかないの?」

金太郎:「まだやね。困ったもんや。まぁええわ。よだれ拭き」

小鈴:(真っ赤になってよだれを拭きながら)「そ、外はまだ吹雪なの?」

金太郎:天気予報やと、どうやろ? やってへんかな。

小鈴:「TVつけてみよ」

金太郎:(外を見て)「吹雪いとるなぁ」

GM:大雑把な天気予報だけだけど、まだまだ雪はやみそうにないね。

小鈴:「うわー、もうしばらくは動けそうにないね」

金太郎:「わいは何やこれも悪ないけどな(ボソ)」

浩之介:……駄目そうかな?

GM:それは人間として、という質問?

浩之介:マテ

金太郎:時間移動を覚えてへんのは、ホントに覚えてへんのか、小鈴やからか。

小鈴:疑われてる(笑)。

浩之介:1月3日への時間移動はわしにもあったのかな?

GM:時間移動はあったはず。どこで何をしてたかは知らんけど。

浩之介:にゃるほど〜。

金太郎:あったんかい。覚えてへんわけか。

浩之介:情報の共有はしないだろうが、誰か振らない限り(笑)。で、誰も話を振らないから「夢だろ」と思ってるだけだと思う。

浩之介:「ま、仕方ないな……。寝かせてもらうよ、何かあったら起こしてくれ〜」

小鈴:「わかりました。くつろげるか分かんないけど、オヤスミナサイ」

浩之介:と、さっきまで小鈴が使ってた毛布で(笑)。

金太郎:それはわいのんやー!!

小鈴:ひぃ。

浩之介:必死だな。

チャーリー:争奪戦が……(笑)。

金太郎:その前に、寝たはずのトムにも聞いてみよう。時間移動。「トムはどうや? 時間跳んだか?」

トム:「もうちょっとで上トロが食えたんだけどなぁ」

金太郎:まぁ、GMしか知らんやろうが。

GM:跳んでないよ、時間。

金太郎:「ほな、今度はわいらが寝るけど、みんな起きるまであまり行動せんようにしとってや」

小鈴:「わかった」

トム:「それはどうかな」

浩之介:「せめて起こしてくれ〜」

GM:金太郎が寝てる間に、小鈴がトムのものに。

小鈴:ひぃぃぃ。

金太郎:それだけは……。

浩之介:いいじゃないか。

金太郎:ええことあるかい!

トム:俺はケイタン(*゚∀゚)=3ハァハァなのに。

浩之介:「寝てる間に小鈴にいろんなことしただろ? わしら見てたぞ(笑)」

小鈴:「…………金太郎さいてー」

浩之介:信じるし(笑)。

金太郎:「変なこと言わんとってくださいよ! 誤解されたらどないするんでっか!」

GM:小沢先生からエッチイビデオ買ってる浩之介のことを信じるのか!

小鈴:そんな事実がっ。

金太郎:「ああっ! 嘘や嘘や、そんなことするかいな、この好人物を絵に描いた様なわいが!」

小鈴:「金太郎おやすみ、早く寝たら?」

浩之介:「まあまあ水沢。冗談だ。こやつは事件ばかりでお前さんのことはは何も引っ掛けておらんわい(笑)」

金太郎:「……ってはぁ、ええ加減にしてくださいよヒロノスケはん。小鈴、嘘やねんってせやから! わいが今までやってそないな下卑た行為を……」

小鈴:「わかってるってば(笑)。だから安心しておやすみなさいな♪」

浩之介:「ア〜イ」

金太郎:「おやすみー。はぁ、なんや急にもっそ疲れたわ……ぐぅ」


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