DAY3 【流血へのシナリオ】 03


金太郎:(あかんあかんあかんあかんあかんあかん……)「……おじさん、警察に」

育郎おじさん:「う、うむ……」

金太郎:来られないだろうけど(爆)。

GM:おじさんは別荘に戻ろう。

金太郎:「マコ、写真頼む……ってもう撮っとるか。部屋の中全部頼む」

マコ:誰か分からないかな。体格とかホクロとか。

金太郎:ホクロは知らんやろうが。

マコ:盗撮。

金太郎:しとるんか。

GM:してないだろ。

マコ:トムが。あるいはチャーミーが。

チャーリー:グリーン。

利迎院:コンパクト。

金太郎:体格から、ローラさんかどうか。

GM:体格は、一致してる気がする。とは言っても、ローラさんはそんな特徴のある体格ではないので。スタイルはいいけど。

金太郎:明かりついたんよね。

GM:ついたよ。

金太郎:密室調査や(笑)。密室かどうか。

GM:全ての窓に鍵はかかってる。

マコ:入り口が雪で閉ざされて、たった今密室に。

金太郎:そこまで雪は深くないんやろ?

GM:結構吹雪いてきてる。こんななか遠出したら危険だなー、ぐらいに。

金太郎:「密室の首なし死体……。エクセレント……」……やのうて。──どんな部屋?

GM:ほぼ正方形の、丸太を組んだログハウス。部屋はひとつで、あとはバストイレキッチンぐらい。

金太郎:指紋つけんように注意して、いろいろ調べよう。マコにも注意させよう。

マコ:ゴム手袋しているから大丈夫。……金太郎の指紋が印刷された手袋を。

金太郎:やめい(笑)。

GM:トムには?

金太郎:来とったか(笑)。ほなトムにも。

トム:まぁ、来てるだろ(笑)。

金太郎:まず、首があるかどうか。

GM:首はないね。風呂場とかにもない。

金太郎:首はどうやって切られとるか。

GM:首は随分と根元の方(胴体に近い方)で切られている。何度か刃物があたりそこなった跡があるけど切り口は意外ときれい。

金太郎:ここで切られたか。

GM:血の跡からみて、ここだろうね。

金太郎:死んでから切られたか。血の吹き出し方とかから。

マコ:生活反応。

GM:しみったれてます(笑)。

金太郎:生体反応は分からんやろうし。

マコ:生活反応(vital reaction)とは,外界の刺激に対し生体が反応した結果生ずる変化で,しかも死後においても確認できるものをいう。

金太郎:死後においてもか。まぁ、この辺は警察の鑑識とかやないと。

GM:首は、死んだ後切られたっぽい、ぐらいは分かるかな。

金太郎:ほな、直接の死因は? 首なしの遺体に外傷は? 仰向けなら背中は見られんやろうけど。

GM:外傷はないよ。

金太郎:凶器が近くに転がってたりとかは。

GM:凶器どころか、衣服もない。下着だけ。

マコ:なんと。下着だけ置いてあったのか。

GM:台所に包丁とかはあるけどね。

金太郎:首を切った後、遺体を動かした痕跡は。……分からんかな。

GM:金太郎レベルで分かるもんかな?

金太郎:それはGM判断。

チャーリー:明確に、床に引きずった後があるか、とか?

金太郎:首切った後、服を脱がせたなら、それなりの跡があるんちゃうかな、と。

GM:大きくひきずったりして動かした跡はないね。

マコ:下着は着ているのか置いてあるのか。

GM:全裸死体。下着は置いてある。

マコ:まだトムとか手に触れていないよね。

トム:さすがにそれはしてない。

金太郎:衣服は、脱衣所にあるんかな。

GM:ないよ。ストックの浴衣とかならあるけど。あとはタオル類ぐらいか。

金太郎:他の場所にもない? 荷物は、部屋か。

GM:部屋だろうね。

金太郎:浴衣は着た跡があるやつか。

GM:浴衣はきれいなままだよ。

マコ:下着だけでここまで来たのか。

金太郎:それは不自然やし。

マコ:あのヘアは出てから荒らされたのか。

金太郎:部屋、な。

マコ:体に赤いものが何もついていないとかそういうことは。

金太郎:本人の血で分からんのとちゃうか。

GM:近くに温泉もあるしね。

金太郎:温泉があったら?

マコ:白く見えたのなら汚れていないんじゃ、死体。

金太郎:それもそうやな。

GM:血まみれ死体ではないよ。

金太郎:部屋にあった赤いものはついてへんと。

GM:首の辺りで出血があるぐらいではないかと。

金太郎:他に、部屋調べて分かることあるかな。

GM:んー、特にないかな。

金太郎:「ガイシャは、薬か頭部への攻撃で死亡した後に、頚部を切断された。そして部屋は密室」

マコ:首を食われたのかも。

金太郎:刃物を使ったらしい。

マコ:刃物のような歯を持った異世界のモンスターに。……異世界なんかあるわけないか。

GM:あるわけないない(笑)。

金太郎:あれへんあれへん(笑)。

GM:じゃ、場面を移してよい?

金太郎:ええと。隠し扉もあれへんよね。

GM:ないない。

金太郎:さっき入ってきた以外に出入り口は。

GM:ナシ。

金太郎:窓の外に、足跡は。あれへんか。

GM:足跡はない。

金太郎:「ふーむ……」

マコ:壁には小さな足跡が。

金太郎:屋根の上にも。

GM:屋根の上って見えるのかな。

金太郎:明かり取りがあったりせぇへんかな。開くヤツ。

GM:あー。あるかも。そこから見ても、足跡はないね。開けたら雪入ってくるし。

金太郎:暖炉とか。

GM:あるけど、フェイクな暖炉だね。外には通じてない。

金太郎:んー……。


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