GM:涼には別プランがありそうだよね。
金太郎:「涼は誰と相談するんや?」
涼:「お前に言う義理はない」
金太郎:「さいでっかー。でも、わいは何でもお見通しやでー!」
涼:「まだ遠い、金太郎。節穴から見えるだけの世界を何でもと言っているようじゃな」
マコ:節穴トーキョー。
金太郎:「節穴も大きく動かせば世界が見えるもんやで。まぁ楽しみに待っときー」 ──金太郎はなんか感づいてるんだよな。「澪ちゃんて誰や?」とか。
涼:「楽しみだな。節穴をのぞいたところで180度以上見渡すことは不可能だがな」
金太郎:「後ろは節穴のこちら側や」
涼:「その背後が見えてないのがお前の欠点だと言うのに……まぁ、気づかない方が幸せか」
金太郎:「いつか真相あばいたる!!! 高校生探偵成瀬金太郎がな!!!」
涼:「………………」
金太郎:「……とでも言っときましょか〜」
涼:「……お前ではオレの敵にはならん。──あとで電話するよ、チャーリー」
トム:(しゅっしゅっしゅ)
小鈴:「トムどうしたのかな」
トム:(しゅっしゅっしゅ)
マコ:「トーマスの物まねをしてます」
トム:(しゅしゅっ)
金太郎:蒸気機関の音か(笑)。
トム:(ぶんっ!)
チャーリー:トムは小鈴が誘うんじゃなかったのデスか。
小鈴:あ。
トム:だからさっきから呼んでるのに。
小鈴:ごめんね。
トム:(しゅしゅしゅっ)
小鈴:「トム、今日も精が出るねっ」
トム:「(*゚∀゚)=3ハァハァ」
小鈴:「どうしたの? 興奮して」
トム:「おう、ボクサー辞めてから運動不足でな」(しゅっしゅっ)
金太郎:たまっとるんや。
マコ:体重がフェザー級からミドル級に。
小鈴:「そっかぁ、頑張りやさんだね。じゃー年末も忙しいかな?」
トム:「……いや? 俺は進学ってわけではないからな……」
小鈴:「実はね、これこれこういう企画があって、みんなで遊ぼうっていうことになったんだけど」
トム:(気分転換には良いかも知れないな)「 俺も参加していいのか?」
マコ:「警官コントをしてくれるなら」
金太郎:なんやそれ?
トム:うむ、分からん。
マコ:小柳トムの芸。
小鈴:「うん、是非」
マコ:是非は警官コントじゃないよね。
GM:違うだろう。
小鈴:(チャーリー友達いないから参加してあげて……とか言うべきだったのかしらん(笑))
GM:実はトムを誘ったのは兄撃退用リーサルウエポンにするため、とか。
トム:右のダイナマイトストレートは封印されたけどな。
浩之介:小鈴。黒いな、腹が。
GM:生徒会ですから。
浩之介:にゃるほど。
小鈴:くすくす。
トム:「そうか。ありがとう。好意に甘えさせてもらおう」
小鈴:「おっけ、じゃー一緒に楽しい年末を過ごそうっ」
トム:「ああ、細かいことはまた今度教えてくれ」(ロードワークへ)
小鈴:「はーーいっ、ロードワーク頑張ってねっ!」
トム:廊下だけどな。
金太郎:「こらそこーー!!! 廊下で走ったら危ないやろがー!!!」と、走って追いかける。
涼:さりげなく足を出してみよう。トムの前に。
金太郎:そしてわいが引っかかる。
涼:完璧(笑)。
チャーリー:見事なオチデース。
金太郎:「うおおお!」
ずしゃーーと転ぶ金太郎。
金太郎:「な、なんや涼!!! きさま強硬手段か!!!」
涼:「何の話だ?」
金太郎:──ってまたケンカするんかいな。
GM:終業式まで騒がしいヤツだ。
千歳高校男子寮 舎監室
浩之介:(求人雑誌をめくりながら)おぅ、スキーに来る若いねぇちゃんとしっぽり出来そう、このバイト。
GM:(おいおい……)
浩之介:(さっそく電話して)「もしもし、そちらで冬休みの間バイトしたいんですが」
電話の相手:『おお、ちょうど募集を締め切ろうとしてたとこですよ』
浩之介:「そういわずそこを何とか〜」
GM:電話は切れてしまっているよ。
浩之介:「うむぅ、おいしいバイトはそんなにはないか。……気分転換にパチンコでも行くか」
てことで、浩之介はパチンコへ。
浩之介:「なんか知らんが今日は大当たりだなぁ。これならバイトする必要もないな(笑)」
GM:勝手に当てるな。
浩之介:「ん? チャーリーズパークの旅行チケット?」
金太郎:勝手に話を進めるな。
浩之介:「……金に交換しないでいってみるかな。バイトで行くよりも客で行った方がしっぽりできるだろう(笑)」
GM:そういうオチかい。勝手にシナリオを進めるなっつーの。
トム:パチンコでスッたからバイトに行くんだろう?
涼:勝ったけど借金まみれで焼け石に水なんだろ。
GM:ちなみに、チャーリーズパークの旅行チケットでは、別荘ではなくホテルに泊まることになります。
浩之介:「ふむ、このテーマパークからはなんだか嫌な予感がする……(笑)」
GM:さて。パチンコでスった君に──
浩之介:せめてパチンコは勝たせてくれ〜。
GM:じゃあ……ちょっと勝ったぐらいじゃ焼け石に水の君に、黒スーツの男が近づいてくる。
黒スーツの男:「あなた、お金が欲しくないですか?」
小鈴:(怖いぃぃぃぃ)
浩之介:「そりゃ欲しくないヤツはいないだろうな」
黒スーツの男:「いいバイトがあるのですが」
GM:と言って振ってきたのは、さっき満席といわれた別荘の雑用のバイト。
浩之介:「兄さんのような怪しい人が声かけてくるのは嫌な予感がするんだが……」
GM:男は「私、実はこういうものです」と土屋コンツェルンの関連会社の名刺を出す。
浩之介:「土屋コンツェルン? 聞いたことがあるような気がするが……」
黒スーツの男:「そこで雑用をしつつ、ある方の身辺に怪しいものがいないか探ってほしいのです」
金太郎:なぜそんな依頼を浩之介に。高校生探偵のわいを差し置いて。
浩之介:「ある方とは?」
黒スーツの男:「この仕事を引き受けていただけたら、お話しましょう」
浩之介:「……条件はどんな感じ? 立ち話もなんだから、ラーメン屋でも……」
GM:ラーメンかい。
浩之介:ついでに相手にラーメン代を出させようとしている(笑)。
GM:黒スーツでラーメン屋か……。──まあ、いいや。ラーメン屋で条件とか報酬とかの話をしよう。
浩之介:(…怪しいがこれ以上ごねても人にこの仕事さらわれかねんな、この辺がひきどころか…)「よし、引き受けよう」
GM:では、詳しい話は別の場所で。
この後、GMは浩之介にだけ依頼の内容を話します。他のPCたちは依頼の内容を知りません。
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