DAY1 【戦いは誰のために】 01


聞こえる?
ねえ、聞こえるでしょう?
あなたを呼ぶ私の声が

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DAY
【戦いはのために】

西暦2000年12月22日(Fri.)

GM:時は西暦2000年12月末。

金太郎:12月ってーと、前回から2ヶ月ほど経った後っちゅうわけやな。

GM:そう、前回が10月だったからね。皆、それとなく超能力のレベルが上がり、強化されたり安定してたりするのだけど……それはとりあえずおいておいて。

金太郎&小鈴:ふむ。

GM:んで、今日は終業式です。

浩之介:明日から冬休みか。寮生がいない間、残ってても仕方ないなぁ……バイトでもすっか。

GM:話の始まりは、チャーリーが、親戚の別荘&アミューズメントパークで行われる『21世紀カウントダウン』イベントにいかないか、とみんなを誘ったところから。

トム:「ウホッ 『21世紀カウントダウン』イベントにいかないか?」

チャーリー:Oh、そんなものがあるのデスか。

GM:正確にはアミューズメントパークの近くに私用スキー場と別荘を作った、のだ。ふもとにパークがあって、中腹がスキー場、山頂の方に別荘という配置。

小鈴:へええ。

チャーリー:なるほど、納得デス。ついでにアミューズメントパークの株をそこそこ持ってたりとか、かな。

GM:で。別荘に何泊かしたあと、大晦日をパークで過ごそう、と。そういう企画だ。てことで……さあ、言えチャーリー。

チャーリー:言えっていうのは、誘いの言葉を?

GM:そうそう、ロールプレイしてくれい。

トム:最後に「マイハニー(きらっ)」って。

GM:それはいらないけど。

トム:俺、誘われるまでシャドウしてるね。

金太郎:自分目にうるさいねん!

トム:確かに教室でシャドウは嫌だな(笑)。

金太郎:引退したのにシャドウかいな。

トム:やめたくてやめたわけじゃないので胸のうちでくすぶってるものがあるんだよ。

浩之介:トム福岡って、やっぱりハーフなのか?

GM:リング名だよ。本名不明。

浩之介:フム、納得。

チャーリー:えーと……状況としては、みんな教室とかにいるってとこ?

浩之介:生徒はそうだろう。

GM:教室ですな。2年C組。

金太郎:わいとチャーリーがC組に遊びにきてるってことやな。

マコ:教室なんだ。てっきり体育館で終業式をしている時にいきなり壇上に上がったのかと。

金太郎:全校生徒誘うんか、太っ腹やなー。

チャーリー:壇上でいきなり誘ったら全校生徒くるじゃないデスか!

浩之介:それで乗ってきたのがいつものメンツだけとか(笑)。

トム:人望うすいな、チャーリー。

GM:もちろんさ、トム。

金太郎:いや、誰も話を聞かんのや(笑)。

浩之介:……そこまで……。

チャーリー:誰も聞かないんだったら、誰も来なくてそれで終わりデスね(笑)。

マコ:て言うか自分が何組かわからなんだけど。

GM:マコはC組かな。小鈴と友達だから。

マコ:友達いるのかな。

GM:(おいおい……)

金太郎:わいはどこやっけ?

GM:金太郎はA組。

金太郎:Aか。やっぱ天才はちゃうな。

GM:いや、胸の大きさで決まる。

金太郎:じゃあ小鈴もAか。

トム:(シャドウしながら)小鈴ー。誘ってねー。俺孤独だから(←ひとりだけ18歳)。

小鈴:OKだよー。

金太郎:……小鈴ぅ、ボケたのに突っ込まれないのは悲しいなぁ。

GM:あえて聞き流したのでは。──ってはよ誘えやチャーリー。

チャーリー:腰を折られてばっかりじゃないデスか、さっきから。

GM&浩之介:いつものことだ。

 千歳高校 2年C組

チャーリー:では……まずは「皆さん、冬休みのご予定はお決まりデスカ?」と。

小鈴:「んー、冬休みは……受験にそなえてお勉強かなっ」

金太郎:「なんかあるんか?」

チャーリー:「実はボクの親戚の別荘でこういうイベントがあるんデスヨ」と例のイベントの説明を。

涼:どんなイベントだ?

GM:21世紀カウントダウン。21世紀が来るのをお祝いしようってヤツだ。

涼:「イベントってのはあれか、あの潰れそうなチャーリーズパークであるって言う、あのイベントか」

金太郎:そんな名前か(笑)。

GM:じゃあそんな名前にしよう。

涼:土屋遊園地でもいいが。

GM:うわー、ちまっとしたイメージだな、それは。……じゃ、チャーリーズパークで。

浩之介:息子の名前付けるかぁ?

金太郎:一般人からすれば、「チャーリーって誰?」状態やね。

GM:代々チャーリーという名を襲名するのかもよ?

チャーリー:「でも、小鈴は勉強では仕方ないデスネ〜。折角スキーもアミューズメントパークもフリーパスなのに」

小鈴:「あうあうあうあうあうあうあうあうあう。そんな言い方しなくても……」

金太郎:「もちろんオゴリやろなー?」

チャーリー:「もちろんおごりデスヨ。宿泊は別荘がありますし、行くのは自家用車デスカラ」

GM:自家用ヘリです。

金太郎:「よっしゃ乗った! 財布は持っていかへんからなー」

GM:生徒手帳はお忘れなく。

涼:免許証免許証。

GM:涼はバイク乗りだもんね。

金太郎:「そういうわけや、小鈴、残念やなぁ〜」

小鈴:「わ、いいないいな……。わたしもいきたいな。でもどうやっておにいちゃんを説得しよう……」

浩之介:大丈夫、お兄ちゃんは知られんようについてくるだけで反対しないと思うぞ(笑)。

チャーリー:「勉強が心配ならば、優秀な家庭教師を呼んでおきマスガ」

小鈴:「えー、どうしようー。──みんな行くの?」

GM:実は兄が家庭教師。

小鈴:がーん!

浩之介:そのオチもいいな。

マコ:(チャーリーへの──を完成させるためにも潜入しなくては)「女の子も一緒ということにすれば大丈夫じゃないかな、水沢さん」

小鈴:「う、ぅんー、そっかなぁ。そだね、マコもいくなら大丈夫かな。──じゃあわたしも参加したいなっ。お兄ちゃんは説得してみるね」

チャーリー:「ガンバッテください、たくさん来た方が楽しいデスカラ」

小鈴:「は、はい……。じゃー一応わたしも人数に入れておいてね」

金太郎:「チャーリー、なんや誘い方がいやらしいのう?」

チャーリー:「いやらしいとは失敬な。ボクはそんなつもりはこれっぽっちもありマセンネ〜!」

浩之介:下心がある人は皆そんな反応するんだ(笑)。

金太郎:「そうかー? 栞ちゃんにはやたら触っとったよなぁ?」

GM:お、栞ちゃんも誘う?(笑)

チャーリー:すっごい気まずいような気がするんだけど。

GM:刺されますよ、兄(進吾)に。もちろん栞とも未だ気まずい状態だし。

金太郎:まだ、気まずいとかいう余韻があるんか。

チャーリー:まだ麗香さんを誘うほうが気楽のような……。

GM:麗香さんは海外にいくんだろう、きっと。


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