西暦2000年10月06日(Fri.)
結城家T07:08
a.m.
GM:物語は、結城家から始まる。えーと……隆志と小鈴は一緒に住んでるという設定なんだけど……隆志ってば新婚夫婦?
隆志:そうだね。
小鈴:新婚夫婦の家に、わたしが居候してるんだね。実家が遠いところにあるんだ、きっと。
GM:なるほど。じゃ、そういうことにしよう。
浩之介:きっと夜な夜なそれなりの声が聞こえてきてて、モンモンとしてるんだな。
涼:……『それなりの声』って、何かイヤだぞ……。『そういった』とか『しかるべき』とかじゃなくて、あくまで『それなり』なんだな。
金太郎:それなりに始まってそれなりに盛り上がってそれなりに終わるんや。
チャーリー:何がデスか?
金太郎:そりゃ……それなりのナニがやがな。
隆志:それなりの怪鳥音が。
涼:『わちゃ〜! あちゃおぅ!』という怪鳥音。
GM:あ、『快調音』じゃないのね。
涼:……どんな音だよ。
それは……御想像におまかせします。
GM:で結城家の朝なんだけど……どんなかんじ?
小鈴:パンをくわえてあわてて家を飛び出す。それが基本。
GM:時間的に十分余裕がある気もするけど……まあいいや。──てことは、隆志は奥さんが作った弁当を学校に持っていってるワケだね。
隆志:そして学校に着くまでに食べ終わってる。
チャーリー:教師が早弁するデスか?
涼:学校に着くまでに食べるなら、早弁じゃないだろ。
隆志:そうだね、朝ごはんだね。──では、弁当を頭に乗せて、学校へ行くことにしよう。もちろん妹の後をこっそりとね。
小鈴:う……つけられてる……──ってことは知らないんだよね。パンをくわえて学校に急ぎまーす! 生徒会の仕事とかあるのよ、きっと。
GM:(家族と住んでてニュースを見てそうなのは……金太郎だけか)では、成瀬家に話を移そう。
じいちゃん:「おはよう、金太郎」
金太郎:「おはよーさ〜ん! じいさん、今日も元気か? わいは元気やで〜!」
じいちゃん:「ふぉっふぉふぉ、金太郎や、ニュース見たか? 行方不明で見つかっとった何とかって歌手がな……」
金太郎:……『行方不明で見つかった』ってどういうイミや……?
GM:えーとだね……実は3カ月ぐらい前に東京湾上で、行方不明になってたタモリと加藤チャゲが見つかったのだ。
一同、大笑い。
涼:ホントにいたんだ、加藤チャゲ。
GM:発見当時、二人は『異世界に行っていた』などとゆー戯言を言ってたらしい。
チャーリー:ウソじゃないデスけどね。
隆志:どのくらいの間行方不明だったのだ?
GM:うーん……それは決めてなかったな。
隆志:タモリがいない間、コージーががんばってたのではないかと(笑)。
涼:ずいぶんがんばってたんだな、コージー富田。
GM:でね、2週間ぐらい前から『笑っていいかな?』が再開されて……
金太郎:わいは『笑っていいかも』の方がええなァ(笑)。
GM:加藤チャゲ&アショカのコンサートも始まるらしい。
涼:略してチャゲアショ、か。言いづらいな。
金太郎:ひょっとして……今回の特別企画って、あの二人にきちんと決着をつけるためだけにやったんか?
GM:そうだよ(笑)。
涼:じゃ、これで終わってもいいな。
小鈴:ええぇ〜!
GM:安心しろ、ちゃんとやるから。──ま、そんなかんじで、みんな学校へ向かうワケだね。
浩之介:寮生を送り出したら、わしはすることないな。……もう一回寝るか。
GM:腐ってやがる……。
隆志:腐った魚のような目をしてるのだね。
GM:プレイヤーと一緒にしてはいけない。それに浩之介には、校門での服装チェックという仕事があるのだ。
浩之介:なんで舎監がそんなことを〜!
GM:スカートの長さとかチェックするんだよ?
浩之介:よっしゃ、まかせろッ!
GM:てーことで、浩之介と……体育教師の小沢小次郎が服装チェックをしている。
小鈴:うわ〜小沢先生、純朴そ〜。
金太郎:『自分、不器用ですから』ってかんじやな。
涼:柔道部の顧問とかしてそうだ。
GM:小鈴は徒歩通学だろうけど……あとの人は?
涼:バイクで乗り付けよう。
金太郎:わいは自転車や。
チャーリー:僕はリムジンデース。
小沢先生:「スカートが短すぎる……っタイ」
涼:なんだ、その取ってつけたような九州弁は。
浩之介:「スカートの長さ、測るぞー」(サイコロを振って判定)
小鈴:(出目を見て)100……って、大ファンブルじゃないの?
GM:勝手に判定してファンブル(大失敗)振るなよ(笑)。
隆志:ファンブルか……きっといろいろジャラジャラつけてる生徒に気づかなかったのだな。
浩之介:スカートばかりに目がいって。
隆志:『ルーズリーフ』と言われるぐらい耳にピアスをつけてる生徒とか見逃したんだ。
金太郎:アホやなァ……。
小鈴:「せんせー、おはよーございます。毎朝御苦労様です」
小沢先生:「おはよう。……生徒会にしては、スカートが短すぎる……タイ」
小鈴:「今、生徒会で新しい制服を検討中なんですよ」
浩之介:「そんなことになってたのか」
小鈴:「そうなんですよ〜」
GM:……ウソつき……。
涼:確かに、スカートが短すぎる気がするぞ。
GM:そうかな? それに、今回はDogyoの専属デザイナーである鶯・アン嬢に制服のデザインをお願いしたから。
チャーリー:Oh! そういえばそうデシタ。
GM:スカートが短いのは、それとは関係ないんだけどね(笑)。
涼:よし、何げにあいさつしながら、バイクで通り過ぎよう。
浩之介:「こらこらこら〜! バイク通学は禁止だ〜!」
信也:「お、キンタロ、おはやう〜」
金太郎:「おう、おはよーさん」
脱色しまくった金髪のロン毛にピアス。軽〜いかんじの彼の名は、七曲 信也。
それから……
一真:「うす」
信也:「おっす、カズマ。今日もニイザキと仲良く登校か?」
一真:「まーな」
ちょっと無愛想な黒髪の少年と、地味な三つ編みとメガネの少女。
GM:ではホームルームである。A組の担任はヒゲ先生(もちろんあだな)。技術の先生だ。
ヒゲ先生:「ホームルーム始めるぞー」
GM:今週の目標は、『意見があるときは手を挙げて』です。
金太郎:なんでやねん。
GM:ウソです。でまあいろいろ話があったあと……
ヒゲ先生:「最近変な事件が多いから気をつけるように、悩める17歳の諸君」
チャーリー:悩んでへん悩んでへん。
GM:お前はそういう口調じゃないだろ。
チャーリー:オーマイガッ! ミステイクデスね〜!
GM:……なんかサ○ダユウのようだ……。
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