プロダクションノート:8

さあ、朝顔組の再登場です。
やっと物語が「動き」はじめます。

舞台は水上都市トール。そこで起きる変死事件の謎を追うという(ちょっと)ミステリアスなシティアドベンチャーです。
「ふたつのパーティーを使って物語を進める」というのが今回の『ザッピング』になります。
ふたつのパーティー(朝顔組とアイオーン)は直接出会うことはありません。
追っている事件も直接は関係ありません。
ただ、起こった事件が互いに影響を与えていくのです。

シティアドベンチャー……特に謎解きタイプのシナリオは、どうしてもプレイヤーの「考える」時間が長くなってしまいます。
「あーでもない、こーでもない」と事件の真相をアレコレ推理し、GMはそれに合わせて少しずつヒントを出していかなければならないのですが、これが非常に難しい。ヒントを出しすぎるとシナリオ崩壊の危機です。かと言ってヒントを出さなすぎるのもプレイヤーがダレてしまいます。
2パーティーで話を進めていくと、話がつまってしまったときパーティーをきりかえて気分転換……、別の角度からヒントを与えていく……なんてことができていいかな、なんて思ったり。
よろしければお験しあれ。
 
トール編は今までと雰囲気が少し変わって、リアルに想像するとちょっとグロテスクな話になってしまいました。
(これまでも結構残酷なシーンはありましたけど……)
えー……正直言って、GMはグチョグチョ系なもの(エイリアンシリーズとかスプラッタモノとか血が出るモノ)は大の苦手で、今までマトモに見たことすらないのですが、なぜか自分で話を作るとこういう系になってしまうという……。謎です。
 
さて。
今回登場した「巨人」、そして「フーリー」……ともに物語に深く関わってきます。
chapter01から着々と張ってきた伏線の数々……そろそろ収束させていかないといけないのですが、増えていくばかりです。
いつものことですが。
chapter15あたりから、伏線の増加と収束をバランスよく行っていければ……いいなあ……

「天使の休息」は久松史奈の曲から。
「生まれる来る子供たちのために」はオフコースの曲からです。



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