MOND REPLAYV


Specialchapter

[EASY GOING]

完結記念座談会


I want to be so special to you

 最終セッション終了直後──

GM:それじゃ、このまま座談会に突入しよう。

一同:ざだんかーい!(パチパチパチパチ)

リューセ:長かったねー。

GM:丸々3年、かな。

ガンバ:今回はハッピーエンドだったね。

GM:印象に残ってるシーンとかある?

リューセ:神様になったこと、かな。私、神様よ?

オードー:ちょっと頼りねえだ。

サリース:ちょっと……?

オードー:いや、かなり(笑)。

リューセ:それと……『十六夜』振ったら11点だったこと。

一同:(大爆笑)

アルバス:振った本人が一番ビックリした。

ガンバ:前回(第二部)ではヒーローとヒロインは結ばれなかったけど、今回はどうなのかな?

GM:それっぽい雰囲気はあるけど……まだまだこれから、だね。

ガンバ:前回のヒーローとヒロインって、ガルフとラズリだよね?(確認)

リューセ:あのふたりは、それぞれ異次元空間でガンバってると思うよ。……そういえばサンダユウは?

GM:あ。誰も復活を願わなかったな(笑)。

サリース:すっかり忘れてたしねー……。

アルバス:ま、そんなもんだろ。

サリース:あたしは……クレリアとつながりがあったのがビックリしたかな。

リューセ:ビックリしたこと……自分の家がラブホテルだったこと(笑)。……ノったけどね。

GM:サリースがああいう性格だったから、そういう設定だった方がおもしろいかなァ、と。

アルバス:サリース、まだまだだったな。

サリース:確かに。それは自分でも甘かったと思う。

ガンバ:おかしいだわさ。最初はこんなキャラのはずはなかったのに。

GM:それは、自分が悪い。
 
 

素朴で接しやすかったし……この中で一番好かれてると思う(リューセ)

GM:自分のキャラについて語ってもらおうかな。──まず、オードーから。

オードー:自分に関する謎というものが全然なかったのが残念だっただ。

GM:『人喰いオードー』だったじゃないか。

リューセ:サイヤだったしね。

アルバス:サイヤだったなー……服装が。

GM:オードーでひとつ感心したのは……ゼナがゴーヴァを修理してるシーン(chapter16)で、「あきらめてないならまだ大丈夫」と言ったところ。あの言い方というか雰囲気というか……よかったなァと思った。

リューセ:みんな、いいシーンいっぱいあるんじゃない?

サリース:あたしは……ないと思う。

ゼナ:ボクはありましたっけ?

リューセ:ゼナはね……アツイ。ラブラブだったしね。

アルバス:オードーに話を戻そう。

オードー:えーと、裏表がなさすぎて、演じやすかったのは確かだけど……もちょっと何か欲しかっただ。

リューセ:いいじゃん。素朴で接しやすかったし……この中で一番好かれてると思うよ。

アルバス:いろんなイミで。

オードー:敵もいないけど……

GM:味方もいない?(笑)

ガンバ:味方は……一般人が。一般人代表だし。

アルバス:そのワリには、最後の戦いで一番役に立ってたよな。……ちょっとドーピングしたら大変なことに。

オードー:『消滅』したし。あと2点あれば、無事だったのに……。

アルバス:そういう見せ場もあったし、復活したときの「服をくれー!」ってのもオイシかったし。

サリース:アレはオイシかったよねー。

リューセ:アンが初恋の人ってのも、微笑ましかったよね。
 
 

ユンケ・ガンバは……楽だったねー、ホントに(ガンバ)

GM:ユナがユンケだったって、みんな気づいていたのかな?

サリース:あまり驚かなかったわね。いくつかの仮説の中のひとつではあった。

ガンバ:最初の方でアルバスになついてるって設定があったのね。で、何かそうなった理由があるんじゃないかと思ってそのへんを煮詰めていってるうちに……

GM:クックルックルーフが重要な位置にきてしまったよね。クックルックルーフは『自分の意志を具現化』する力……思ったことを現実にする力が強い。……だから何もないところで深海魚が釣れる。

ガンバ:着替えをするのも、実は自分の身体の一部を分離してるだけだしね。バサッと『服』を脱いだら、足元から吸収されるとゆー(笑)。

GM:そのへんも伏線となってたのだよ……偶然だけど。

サリース:伏線をつなぎあわせてつなぎあわせて……よくこれだけの話にまとめたな、ってのはあるわね。

リューセ:今回、ほとんど疑問点が残ってないしね。

GM:で、どう? ユンケ・ガンバ、それからユナとかを演じてみて。

ガンバ:ユンケ・ガンバは……楽だったねー、ホントに。酔ってても問題なくできたし。ただ、正解が分かってても口に出せないのがつらかったかな。あと、冗談で言ったことが正解だったことがたまにあったのにはビックリだね。

ゼナ:『サリースのアソコは……』

サリース:やめいッ!

GM:ビッケは?

ガンバ:思いつきで作ったワリにはよかったと思う。ビッケでまじめを演じたおかげで、バランスが取れたところはあったかも。ユンケ・ガンバだけじゃさすがに最後まではつらかったと思うし。

GM:いつの間にやらGシリーズだったね。

ガンバ:ラズリの関係者がいるなら、出してもいいかな、と。サリースがそうだってのは知ってたし、それなら関係したキャラがいいと。

GM:ユナは? 演じきれなかった?

ガンバ:あんまり煮詰めてなかったし……NPCになると思ってたし。実はあんまり思い入れはないかな。
 
 

この物語の真の主人公は、ゼナだったと思う(GM)

GM:ゼナはどう?

リューセ:いろいろおいしかったよねー。

GM:この物語の真の主人公は、ゼナだったと思う。

ゼナ:そ、そうなんだ……(照)。

リューセ:リプレイ読んでて、一番感情移入しやすかったのはゼナだったよ。主人公の視点に立ってたというか。

GM:泣くし、怒るし、傷つくし、悩むし……

ゼナ:反応があるのがうれしかった?

GM:そだねー。ゼナがいたから話に一本筋が通ったってのは、あると思うよ。

ゼナ:最後の方、もうちょっと父親と確執があるかと思ったけど……向こうの方が折れちゃった。

GM:ゲオルグは子供たちの幸せを願っていたし……『クーア』を奪われ封印されてしまったら、彼には何もできない。

ゼナ:そっかァ……。

GM:ホントはもうちょっとゲオルグ自身が悩む予定だったんだけどね。子供たちの身体を正常に戻すのか、自分の身体を正常に戻すのか、それとも……永遠の命を願うのか。……でも封印されちゃったから(笑)。

ガンバ:封印魔法をああいう風に使うのは反則かも。あるイミ最強だし。

GM:あの場合は仕方なかったね。ゲオルグを殺すワケにいかなかったし。

ゼナ:シェオールさんはどういう人なの?

リューセ:ただただ恨みだけで生きてるヒト。

GM:手段が目的になってしまってて、自分でも何でここまで憎んでいるのか分からない。彼があんな風になった『理由』はあるとは思うんだけど……それが何なのか、GMにも分からない(笑)。

リューセ:誰かがね、支えになってあげなくちゃいけないと思うんだ。

GM:それはたぶん……トパーズの役目になるのかな。……実は狙ってたカップルだし。

リューセ:9話の扉絵とか見せられたらねー、そりゃ、いくしかないでしょ。

ガンバ:しかも、結ばれても『巫女』としての力は消えないぞ。これなら父親も大喜びだね。

GM:そーいやそうだ。シェオールは○○○だからね。

サリース:ちょっとちょっと。

アルバス:こうなったら『塔』にこもるしかないな。

ゼナ:え、なになに?

アルバス:クロヌシがこもってる『塔』だ。最上階がクロヌシ、その下がオードー、その下がサリース……で、シェオールだな。んで、『MONDオールスター感謝祭』のときにそれを攻略していく、と。

GM:で……リルルとかどうよ? かなりお気に入りだったみたいだけど。

ゼナ:いや……かなり好みだけど。

GM:ポイントは何だったんだろ?

リューセ:はかなさ?

ゼナ:分かんない。ピンク色?(一同笑い)

GM:羽根はピンクのふわふわってずっと言ってたもんね。

アルバス:後日談が聞きたいふたりだよな。

GM:確かに。4年後ぐらいが楽しみだ。

ガンバ:ゼナツーはお姉さんになるの?

GM:そうだよ。で、ゼナツーも成長していくから……3人の今後の関係がどうなるか、気になるな〜。

ゼナ:あとは……母親がいなかったのがちょっと……。何とかならない?

GM:何ともならない。これが君に対する最大の不幸だから。「母親母親〜」ってずっと言ってたから、「じゃ、いないようにしよう」って。

ゼナ:なんてヤツ(笑)。

オードー:極悪だべさ。

アルバス:真の親はいないってことだな。



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