サリース:クレーター……? 何かが落ちた跡?
GM:んで、そのアールマティからゴウゥ……っと、エスペルプレーナ2は空に舞った。
一同:ををを〜!(感嘆)
GM:亀の甲羅の中から、中身が出てきたようなものだ。
一同:をうう……(ちょっとテンション下がる)。
GM:と同時に…………アールマティが地上に落下していく(笑)。
サリース:ちょっとちょっと……?
カリストパラス:『アールマティ、状況を報告せよ!』
エノク(通信機):『補助機関が作動を……いえ、作動はしてるのですが、浮力が足りません!』
GM:ひゅうううううう……
サリース:どーするの!?
GM:うううううううう……
リューセ:あそこにはアルバスのお姉さんもいるのにィ〜。
GM:うううううううう……
オードー:エスペル2で下から支えたらどうだべ!?
GM:うううううううう……
ゼナ:でもあんな大きなモノ、支えきれるかどうか……。
マフィ:ロボットに変形して支えよう!(←ムリです)
ガンバ:地上に落ちるまでの間に破壊してしまえばいいだわさ!(←ダメです)
トパーズ:あ〜もうどうすればいいのよォー!
どごおおおおおおおおおん! ずずずずず……
GM:などと言ってる間に落ちてしまった。
トパーズ:ががーん……。……まぢ?
サリース:あ〜あ……。
ゼナ:「先生! 先生! ……ダメです、応答ありません」
リューセ:着陸して、無事かどうか確かめないと……。
シェオール:了解。着陸体勢に入る。
サリース:どう考えても無事じゃないと思うけどね……。
リューセ:ほえ〜。じゃ、お墓をつくりましょう〜。
サリース:それは気が早すぎ(笑)。
GM:高度を下げていってると……リューセ、レーダーに反応がある。
リューセ:ほえ? ……何も見えないよ?
GM:反応があった方向に……地面から生えるようにして、巨人──『クラヴィーケップス』が十数匹、姿を現す。トールで戦ったヤツよりかなり大きいね。
シェオール:くそ、こんなときに……。
GM:あちこち溶けたり崩れたりした身体をひきずりながら、わらわらとエスペルプレーナ2に襲いかかってくるぞ。
ガンバ:回避運動、急ぐだわさ! ……なーんて言ってみる。
カリストパラス:『衝撃波、きます!』
ズズズ……ンッッ!
ゴーヴァ:こいつらを倒すのが先だな。
マフィ:エスペルプレーナ2の武器って、どんなのがあるの?
GM:いろいろ。高出力レーザー砲、マイクロレーザー砲、スプレットカノン、レールガンにミサイル。それから量子力弾。ビームラムにバリア。レーザー兵器から実弾まで、各種取り揃えております。
サリース:トールでやっと勝てた巨人が十数体……勝てるの?
マフィ:でもさ、エスペルプレーナ2は大きさ10倍だよ? 楽勝楽勝♪
リューセ:「船長、ご命令を〜」
ガンバ:「あ〜ん、やっちゃえば〜?」
リューセ:てことで、てきとーにいろいろ発射してみます〜。
GM:あ、アバウトだな……。
エスペルプレーナ2の火力はすさまじかった。
巨大なクラヴィーケップスの肉を焼き、骨を砕き、次々と消し去っていく。
GM:その火力のほとんどを使うことなく、クラヴィーケップスは哀しい断末魔を残して、全て倒された。
サリース:あは♪ つよーい……。
GM:んで……上空にヒュプノスがふよふよと浮かんでいる。
一同:出たな……。
ヒュプノス:『この世に生をうけ、そして死んでいった“我らが子”よ……。生きることを失った、哀しき子供たちよ……。やすらぎの死をその腕<かいな>に……』
GM:何かをブツブツいいながら、エスペル2の甲板に降り立つ。
マフィ:主砲旋回。目標、ヒュプノス。
GM:そんなことしたら『船』壊れちゃうぞ。
シェオール:仕方ないな。直接、バトルにいくか。
GM:どういうメンバーでいく?
シェオール:俺、ゴーヴァ、オードーは絶対だろ。あとは……補助魔法がかけられるヤツ。
トパーズ:あたしとマフィもいく。
ユナ:回復役としていく。
サリース:あたしは残る。リルルとかにゾンビが襲ってくるかもしれないし……それに、ヒュプノスには、かないそうにないし。
ビッケ:では私も残ろう。
サリース:え〜、いつも見張られてるのォ……?
ビッケ:そう、言ったはずだ。
ガンバ:わたい、いく。
ゼナ:ボクもいきます。ちょっとは役に立つと思うし。
GM:では、甲板に出た。風に髪とマントをゆらし、ヒュプノスがゆら〜っと立っている。
サリース:相変わらず生気のないヤツねー……。
ヒュプノス:『来たか……愚かなるヒーメルの末裔たち。──神であるオファニエルを殺し、その身体を辱めただけに飽き足らず、その血肉を用いさらなる欲望を満たした罪深き者よ』
ヒュプノスの瞳に、鬼火のような炎が宿る。
ヒュプノス:『──今こそ女神復活のとき。女神は再び蘇り、ネフィリムは女神とともにある。母と子の楽園に卑しき知恵をもつ蛇はいらぬ。……全てを捧げ、後悔とともに塵<チリ>となるがいい!』