プロダクションノート:3

アガートラーム編もイルダーナ編と同じく、街の設定から話を膨らませていきました。
「商業都市でブラックマーケットがある」──これだけです。
だから自然と(?)街の人は関西弁をしゃべるようになり、間違ったイメージの関西人たちが跋扈してるのです。

今回のシナリオはひとつめの『クーア』を見つける、というもの。
あとはことわざ百二十八将軍・ことわざ四天王withTに続く第3弾、標語衆を出す。それだけです。
だから前半を『クーア』の情報を集めるシティーアドベンチャー、後半を下水道を探検するダンジョン物にしました。
時間がなかったんで、下水道はかなり簡略化しましたけど……。

では最初から見ていくと──冒頭シーンはお約束のアルバスの夢と朝食シーン。
chapter04とシチュエーションが同じなので、読み比べてみるとおもしろいかもしれません。
街に入ってからの『クーア』探し。
このへんはまあ、可もなく不可もなく、といったところでしょうか。
で、ブラックマーケットでのトランク引き渡し。
まさかアルバスにああいう態度に出られるとは思わなかったし、トランクを開けるときにファンブルするとも思わなかったんで、ちょっとあせりました。
本文でも書いていたように、伏線を張れなくなってしまったからです。
このへんのことは後のセッションでフォローしていくつもりです。

さて、リプレイとして起こしたとき、この話はやや説明不足な部分があります。
トランクの中身や標語衆の正体。そしてゴーレムたちの謎。
そこで、GMはあることを考えました。
それは──chapter09でのお楽しみということで。
 

サブタイトル『LOOKING BACK』は小田和正のアルバム名から。



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