MOND REPLAYV


chapter04

[天使は舞い降りた]

イルダーナ編

Driver’s  High

そしてボクの目の前に、天使は舞い降りた───

ユンケ・ガンバのプレイヤー:「GMGM、クックルックルーフの設定変えていい?」

GM:「そりゃかまわないけど……どう変えるの?」

ユンケ・ガンバのプレイヤー:「えーとね、まず、死なない(笑)」

GM:「ほ……ほう……」

ユンケ・ガンバのプレイヤー:「口から糸がはける。虫と話ができるというのは妄想。んで、自由自在に姿を変えることができる、何でもありのよく分からない生き物とゆーことで」

GM:「へいへい、もう好きにしちゃってください(笑)」

(鯱魚注:上の部分はプレイ前列車の中やGM宅でおこなわれた馬鹿話の中から生まれた設定である。現在はその理由づけがなされているがそれはこれ以降語られて行くだろう)

プレイヤーA:「GMGM、オレはどんなキャラやればいい?」
 

 プレイヤーGが今回も参加できない代わりに、アメリカから一時帰国中のプレイヤーAが今回から参加することになった。
 

GM:「そーだなぁ、サリースの恋のお相手……てのは難しそうだな(笑)。うーん……」

プレイヤーA:「オレ、サイボーグがいいな。で、ファイナルフュージョンするの」

GM:「お前……ガ〇ガイガーにハマってるだろ?」

プレイヤーA:「ふっ、ばれたか。てことで108のツールを内蔵したサイボーグにする。で、喋り方が変なの。んで──」

GM:「さてアルバス。気がつくと君は、やたら露出度の高い人たちに囲まれている」

アルバス:「それはひょっとして──相撲取りだったりする?」

GM:「ご明察。どすこいどすこい。ムシムシムシムシ……」

アルバス:「……リアクションのしようがないんだけど」

GM:「どすこいどすこい。ムレムレムレムレ……。二重三重に囲んだ力士がむにむにと肌をすりよせてくる。──どうする?」

アルバス:「どうするって………まだ目が覚めないのか?」

ユンケ・ガンバ:「「実は現実だったりして(笑)」」

アルバス:「それはイヤだぞぉ! こんな夢、早く覚めてくれぇ!」

GM:「──とゆーとこで、今度はふわふわと気持ちよ〜くなってくる。さっきのが地獄だったら今度は天国だね。ふわふわほわほわ」

ゼナ:(ぼそっと)「不自由をやろう」

GM:「──というところで目が覚める」

アルバス:「不自由をもらったとこでかぁ!(笑)」

サリース:「それで……隣にあたしが寝てたりする?」

GM:「残念。アルバスの下にいるのはリューセだ」

リューセ:「ほえ?」

GM:「胸におもいっきり顔をうずめてる状態」

サリース:「ひょっとしてリューセ、気づかないんじゃ……?」

GM:「リューセだもんなぁ……」

ユンケ・ガンバ:「「これはひじょ〜に重要なことなんだけど………リューセって、胸あるの?」」

リューセ:「さあ? サイコロ振って決めよかな。(コロコロ)平均よりちょっと大きいぐらい」

アルバス:「まだ夢の続きだろうと思って、抱きつき直して寝る(笑)」

リューセ:「なんか寝苦しいなぁと思いつつもそのまま(笑)」

サリース:「相変わらずリアクションに乏しいんだから……」
 

 予想通りだけどね。

サリース:「じゃあ起こしにいこうかな。──どっちの部屋にいるの?」

GM:「リューセの部屋だね」

サリース:(ドアを開けて)「リューセ、もう朝だけど───やりぃ! あたしもまぜてぇ(爆笑)」
 

 サリース、ベッドに侵入。
 

GM:「てことでゼナ、リューセを起こしに行ったサリースが、いつまで経っても戻ってこない」

ゼナ:「しょーがないなぁ。じゃあリューセさんの部屋に行きます」

サリース:「で、ドアを開けると2人の服に手をかけたあたしが(笑)」

ゼナ:「サリースさん、何やってるんですかぁ!」

サリース:「何って……見てのとーりよ。──それより、いいかげんこの2人が目を覚ますんじゃ……」

プレイヤーA:「ではサイコロを振って90以上(つまりファンブル)が出たら起きるということで」

アルバス:「そりゃ無理だろ──(コロコロ)100ぅ!」

リューセ:(コロコロ)「94!」
 

 一同、大笑い。
 

ユンケ・ガンバ:「「この人たちはこれだから期待できるんだって(笑)」」

ゼナ:「すごすぎる……」

リューセ:「……おはようございますぅ。今日は何のお祭りですか?」

アルバス:「何だ、お前ら」

サリース:「何って──あ、そーよ。あんた、何でここにいるのよ」

アルバス:「ならお前は何でここにいるんだ?」

サリース:「朝食だから、呼びに来たのよ」

アルバス:「朝食なら──もういただいた(笑)」

リューセ:「ええぇ!? ……それって私のこと?」

サリース:「じゃあもういらないわね、朝食」

アルバス:「──すまん、冗談だ。……深く追求されないうちに部屋を出よう」
 
 

 結局「アルバスは夜ばいをしていた」ということでみんな納得してしまったようだが、真相は別。

 寝ている間に瞬間移動してしまっただけ、だったんだけどな……

GM:「では朝食である。ゼナは今日もコーンフレークなの?」

ゼナ:「ええ、基本ですから」

サリース:「他の人はトーストとサラダでいいのかな?」

アルバス:「オレは和食がいい」

ゼナ:「……あれ、ユンケとガンバは?」
 

 そこへやってくるユンケとガンバ。なんとジャッハの船長服を二人羽織しての登場だ。
 

ユンケ・ガンバ:「「おはよう、エスペルプレーナの乗組員の諸君」」

ゼナ:「こら! 何してるのそれ!」

リューセ:「ワケ分かんない……」

ゼナ:「あれ、本物のジャッハさんは……? ………まさか食べたんじゃ……」

サリース:「じゃあ2人とも朝食いらないわね」

ゼナ:「ボク、呼んできます……。無事じゃなかったらどうしよう……」

アルバス:「ま、いてもいなくても同じような人だから」
 

 ジャッハの部屋(船長室)──
 

ゼナ:(ドアを開けて)「ああ!?」
 

 なんと中には巨大なマユが!
 

ゼナ:(ため息をついて)「マユをナイフで切り裂きます。ジャッハさん、生きてます?」

GM:「生きてはいるみたいだよ」

ゼナ「あーあ、毎日こんなことが続くのかなぁ……」
 

 トーゼンである。



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