MOND REPLAYV

chapter02

[ボクたちの行方]

イシュタル編:2

Find Your Way

ボクたちはどこにいたのだろう?
ボクたちはどこにいるのだろう?
ボクたちはどこにいくのだろう?

ボクたちはの行方は──




GM:「さて、続きをするのかな」

アルバス:「そりゃそうだ」

サリース:「ジャッハとかいう怪しいおっさんが出てきたのよね。で、何か話そうとしたところで『つづく』になっちゃった。
          さあちゃきちゃきっと話しなさい。あんたは何者なの!?」

GM:(顔をしかめて)「うーん、のど飴とポッキーを一緒に食べるとおいしくないねえ」

アルバス:「まずいよそれ」

一同:「じゃあ地球寄ってく?」
 

 それはさておき………
 

ゼナ:「こら! 返しなって!」

ユンケ・ガンバ:「「きゃっきゃっ」」(ヒゲをつけたまま走り回ってる)
 

 それもさておき………
 

GM:「『実は――』とジャッハが話し始めたところに、どたどたどたとアルバスが走り込んでくる。で、その後ろから人相の悪い男が4人。手にはナイフなんぞを持ってたりする」

アルバス:「何でオレが追われなくちゃいけないんだぁー!」
 

 実はこの男たち、アルバスがコインを持ってると思ってるのだ。だが当然アルバスはそんなことは知らない……。
 

サリース:「すみません、今日は貸し切りなもので……」

リューセ:「5名様ごあんなーい!」

サリース:「――しなくていい!」

アルバス:「オレ、何かしたか?」

GM/襲撃者A:「『貴様がコインを持っているのは分かっているんだ。いいからさっさと渡せ!』」

アルバス:(肩をすくめて)「何のことやらさっぱりだ」

GM/襲撃者A:「『とぼけるな!』」(すちゃちゃっとナイフを構える男たち)

サリース:「お客さん、ケンカなら外でやってよね」

リューセ:「外に特設リングが用意してありますから☆」

一同:「ないない(笑)」

GM/襲撃者B:「『は、早くしろ!』」

アルバス:「やれやれ……。何でこんなのが欲しいんだか……」(サイフから1アマール硬貨を取り出して、床に放り投げる)

ユンケ・ガンバ:「「ヒカリモノ〜!」」(飛びつく2匹)

ゼナ:「やめなって!」
 

 「いいかげんにしやがれ!」ってことでアルバスたちを囲む男4人。1人が、テーブルをガターンとひっくり返したりして挑発する、のだが……。
 

アルバス:「しょせんこいつらは雑魚。何も言わずににらみ返す」

サリース:「うーん、事態が進展しないねぇ……」

リューセ:「あのぉ………、コインってこうこうこういうやつですか?」

GM/襲撃者A:「『それだ! お前知っているのか!? どこで見た? どこにやった?』」

リューセ:「あのコインなら、フローラの彼氏って人に渡しましたけど……」

GM/襲撃者4人:「『フローラ……………?』」

リューセ:「ほんと……ですよ。ウソじゃないです」

ゼナ:「いや、そういう問題じゃない気が……」

アルバス:「――ったく、しょうがねーなぁ」(サイフから5アマール硬貨を取り出す)

GM/襲撃者A:「『いいかげんに、しろぉー!!』」(斬りかかる)
 

 てことで、(や〜っと)戦闘開始である。
 

アルバス:「やれやれ、売られたケンカは買わないとな」

ゼナ:「どっちが売ってんだか……。それよりボクたち、どっちの味方をすればいいんだろ?」

サリース:「そりゃ、人相が悪い方が敵なんじゃないの?」

アルバス:「………なぜそこでオレの顔を見る? あきらかに向こうの方が人相悪いぞ。……まあいいや、イニシアティブを振るぞ。(コロコロ)7だ」

GM:「そっちが先攻」

アルバス:「さてどうするかな。店の中だから――テーブルの上にあるナイフで襲撃者Aの腹を刺す(←極悪)えーと目標値はどれを使えばいいんだ?」

GM:「普通の戦闘は、デフォルト攻撃の欄を見るのだ。アルバスの場合は――攻撃値は59だね。弱い敵だから回避率による修正はないよ」

アルバス:「それ以下の目を振ればいいんだな?(コロコロ)おお、成功してる」

GM:「次はダメージ計算だ。アルは1D+12だね」

アルバス:(コロコロ)「5だ。てことは合計で17点のダメージだな。うーん、クロヌシになった気分だ」

サリース:「クロヌシなら一撃で倒さなきゃ。てことであたしね。カードで別の男を狙う。(コロコロ)あらクリティカル(大成功)。(コロコロ)ダメージが24点でクリティカルだから2倍して――48点ね」

GM:「それはめちゃくちゃ痛いぞ。(コロコロ)襲撃者B、早くも重傷!」

ガンバ:「刺さったカードを拾いにいくだわさ〜」

ユンケ:「じゃあわたいはひっくり返ったテーブルの辺りを物色〜。地面に落ちた物は全部共有財産だからね(笑)」

ゼナ:「銃を構えて降伏勧告します」

サリース:「12歳の子供に降伏勧告されてもって気もするけど……」

アルバス:「それよりお前らいつも武器を持ち歩いているのか? 物騒な連中だな……」

サリース:「あら、あたしのカードは元々座興用のだし……」

GM:「発明狂ってのはいつもどこかに変な発明品を隠しているものだからねぇ(笑)」

ゼナ:「そうそう」

GM:「最後はリューセだね」

リューセ:「争いはやめましょう〜。ほえ〜」

GM:「ほえ〜じゃないぃ!」

リューセ:「やめましょう〜と言いつつ杖で殴るぅ」

アルバス:「どっちを殴るんだ? オレも向こうもお前らから見たら似たようなもんだぞ」

サリース:「それにこっち(アルバス)はナイフで懐をいきなり刺したし……(笑)」

アルバス:「あう」

リューセ:「じゃあアルバスを殴ります。(コロコロ)失敗ですね」

GM:「さて、やっとこっちの番だね。とりあえず襲撃者Cがサリースに攻撃!(コロコロ)当たってる。ダメージは13点ね」

サリース:「防護点の7点を引いて、6点のダメージ」

GM:(コロコロコロ〜)「襲撃者A、B、Dの攻撃ははずれ」
 

 次のターン。またもアルバスたちがイニシアティブを取った。
 

アルバス:「――クリティカル! リミット技のクライムハザードみたいだな。刺してから斬り上げるとゆー」

サリース:「カードで攻撃しつつリューセに向かって叫ぶ。『リューセ、そっちじゃなくて、むさい方を攻撃して! そっちが敵よ!』」

アルバス:「何でそんなことが分かるんだ? 先に刺したのはオレだぞ(笑)」

サリース:「顔よ、顔」

リューセ:「まーいいや。『分かりました〜』と言って襲撃者Cを杖で殴ります。(コロコロ)またはずれ」

ユンケ:「『けー!!』と叫びながら襲撃者Dの頭を割ろうとするだわさ」

一同:「こ……怖いかも……」

GM:「ゼナはどうするの?」

ゼナ:「『サリースさんに何をするんだ!』ってことで銃発射。で、言った後に後悔する」

GM:「サリースは感動している(笑)」

ゼナ:「ひーん、後が怖いよー」
 

 うーん、何とも緊張感のない戦闘だなぁ。しかもそれでいて敵側が押されっぱなし……。で、結局最後は――
 

GM/襲撃者D:「『覚えてろよー!』」(すたこらと逃げ出す)

アルバス:「オレたちの勝利か?」

一同:「ちゃちゃらちゃーちゃーちゃーちゃっちゃらー♪」(FFの勝利のファンファーレ)



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