GM:おそらくオーレオリン帝国のどこかであろう海岸に君たちは流れ着く。
グレン:海はいやだ〜!
ラズリ:「アユモ君……」
GM:アユモはくるりと背中を向けると、去っていこうとする。
ラズリ:「待って! ちょっと待ってよ!」
アユモ:「だって……」
ラズリ:(走り寄って)「あたしは、あなたが魔族でも構わない。みんなも多分そうだと思う。
もし嫌だって言ったら……、そしたらまた、ふたりで旅をしようよ」
アユモ:「ラズリさん……。でも、そういうわけには……」
フローラ:「アタシも構わないわよ」
クロヌシ:「俺もだ。(小声で)むしろ好都合だしな」
ティンベル:私も妹が魔族ハーフだから、そういうことにはこだわらないよ。口には出さないけど。
オペリオ:「♪この子(ロゼ)をなんとかして〜(笑)。でも、とゆーことは、この子も魔族なの?♪」
GM:そうだよ。あと、オルディネールもね。
クレリア:「確かに宗教上では魔族は悪しき存在ですが──タカール修道院では中身よければ全てよしということになってます。
それに……ラズリさんの彼氏をほっとくわけにもいきませんしねB-」」
グレン:(正気に返って)「話は全部──って、カレン! なんだこれは!」
カレン:「も〜、グレンったらボインボイン(死語)なんだから☆」
グレン:(砂から出てきて)「オレは海が嫌いなんだ。向こうにいるから話がついたら呼んでくれ。
それから──魔族も、悪い奴ばかりじゃないと思うぜ」
アユモ:「…………」
ラズリ:「みんなもこう言ってるし……。ね、アユモ君はアユモ君だよ。それでいいじゃない」
アユモ:「ラズリさん……ボクは……みんなと……」
ラズリ:(軽くキスをして)「一緒に行こう……。ね?」
男:「やっと見つけましたよ」
クレリア:「この声は──」
GM:オルディネールだよ。
フローラ:「あらま、また何でこんなとこに?」
オルディネール:「迎えに来たんですよ。ストロンシャンに急ぎましょう」
フローラ:あ、そーか。薬飲ませないといけないんだっけ。
ラズリ:これでレミーラも助かるね。
オルディネール:「………。行きますよ」
ティンベル:「行くって……どうやって? 歩いて行くの?」
GM:まさか。『瞬間移動』だよ。
GM:どことなく街の雰囲気が変わっている。
ラズリ:ふに? とりあえずカスタさんのとこに行こうか。
フローラ:そうね。第七診療所だっけ。
GM:第七診療所の前。カスタが出てくる。で──
カスタ:「心配してたんですよ! 5年もどこに行ってたんですか!」
一同:な、なにぃーー!?