MONDREPLAY 1[緑の守り神]


MNN Presents
MOND REPLAY 第一部
『緑の守り神』

第二話[カノルヤの長い夜]


ガルフ:♪チャッチャラ〜ッ♪チャッチャラ〜ッ♪チャッチャラ〜〜ッ♪♪

GM:セッション!

ガルフ・GM:つぅ〜〜!!!

一同:わぁぁぁぁ……パチパチパチ。

オペリオ:♪マイ・ネーム・イズ・ジム・アダムス♪

ガルフ:(無視して)さあ、行こうか。

オペリオ:(泣♪)
 

GM:とんだとばっちりをくらったタカール修道院。

クレリア:じ〜〜っ(恨みがましい目でGMを見ている)。

ナタリー(クレリアの母)「修道院はウィルさんが直してくれるそうです。(怖い声になって)ですよね?」

ウィル:(苦笑)

ナタリー:「それまでカノルヤという街の修道院にお世話になることになりました」

クレリア:「カノルヤね(笑)、ハイハイ」

ナタリー:「それでクレリア、荷物をカノルヤまで運んでくれませんか?」

クレリア:「護衛兼運搬ってことですか?」

ナタリー:「荷物だけです。
      私たちはもうちょっとこの街でやらなければならないことがありますから。荷物だけ一足先に運んでおいてください」

ウィル:ところで無視されてるけどわしの財産は底なしなのかね?

GM:お金持ち(笑)。

クレリア:お金持ちだから何とかなりますよねぇ。

ガルフ:(突然)「なあ、ラズリ。この世の中にはまだまだ悪の所業で困っている人が沢山いると思わないか?」

クレリア:(自分を指して)「今困ってますよ、うちは」

ガルフ:「悪の所業で?」

クレリア:「ガルカンという人の悪のとばっちりをくらって」

ガルフ:(すっとぼけて)「おお、大自然の声が(笑)」

ラズリ:「そういえば最近声が聞こえない……(笑)」

クロヌシ:そういう非現実的な話をするな。

ラズリ:そういうキャラなの。

ガルフ:逃げようとしてんだよ、この状況から(笑)。

クレリア:私の性格からすると、ラズリとはしばらくのうちに仲良くなろうとすると思うんですけど。

ラズリ:してるよ、多分。

オペリオ:♪してるよって、何を?♪

ラズリ:お友達ごっこ。

クレリア:……ごっこなんですか?(泣)

ウィル:わしは同国人への義務感が強いから、何かあったら助けてしまうな。

GM:そこへオサイジャシターが再び登場だ!

オサイジャシター:「おや、お引っ越しだっぴゃか?」

ラズリ:「じーちゃん……やっかい事ばかり持ち込んでぇ〜〜〜」(拳がプルプル)

クレリア:つい、サーベルに手が……。

オサイジャシター:「丁度いいっぴゃあ!」(と言ってパァンッと手を叩く)

ラズリ:「何があったぴゃあ!」(パァンッと手を叩く)

GM:うむ。ハニーラ村で長年研究してて、やっと完成した『ハチミツ酒』を特産品としてカノルヤの街で売りたいらしい。
   で、街まで運んでくれないか、ってことなんだけど……。

ガルフ:いやぁ、ボク、まだ前回の報酬もらってません。少なくとも前回の分もらうまではここを動かんぞ。

クレリア:(じーさんに)「報酬はおじいさんが払ってくれるんでしたよね」

GM(違うぞ、ウィルが払うんだ)

オサイジャシター:「ハチミツ酒が売れたら払うっぴゃ〜」

クロヌシ:「じぃ〜さぁ〜ん」(殺気がこもっている)

クレリア:「世の中後払いほど信用できないことはありません!」

オサイジャシター「ひぃぃぃぃぃ〜〜」

オペリア:「♪私は見物程度に見に行っただけだから♪」

ガルフ:オレはすずからもらわないといけないんだけど。

GM:今日はすずちゃんいない。

ウィル:あ、いないんだ(笑)。

ラズリ:どっかいったの?

ウィル:逃げたんだ(笑)。

GM:サーカスに行ったの、サーカスに。

オペリオ:♪サーカスに売られていったのね(笑)♪

ガルフ:「ウィルさん、実はかくかくしかじかこーゆーワケで、すずちゃんから報酬もらうはずだったんですが……。
     ……ひとり20000だろ?」

GM:2000だよ。お前はドゥラ=ヤッキ10個で我慢しろ!(笑)

ガルフ:我慢しろって、ちょっと考えれば2000バールでいくつ買えるか分かるだろ。

ウィル:「分かった、払おう。で、何人欲しいんだ?」

GM;全部で、ガルフ、ラズリ、クレリア、フローラの4人かな。

オペリオ:♪お金はいいから私の歌を聴いて♪

クレリア俺の歌を聴けぇ!ですか。

オサイジャシター:「このお酒を大問屋さんの所まで運んでくれたらお礼に……どのくらい欲しいっぴゃ?」

クレリア:「半分!」

オサイジャシター:「半分は多すぎだっぴゃよ、お姉さん」

クレリア:「半分!!!」

オサイジャシター:「2割……」

クロヌシ:「どうしようか?」

ラズリ:「運ばないから報酬いらない」

クレリア:「あ、そういう手もありますね」

オサイジャシター:(あわてて)「さ、3割だっぴゃ」

クレリア:「3割ねえ……」
 


ラズリ「ガルフ、このハチミツ酒を悪の組織が狙っているのよ!」 

ガルフ「そ、そうだったのか!」(どどーん) 

クレリア:「そんなことあるわけないじゃ…… 」

ガルフ「行くぞぉっ! みんなぁっ!!!」 

クレリア:……ハチミツ酒の代金はそのじーさんひとりが取るんじゃなくって、村全体に行くんですか?

GM:そうだよ。

クレリア:じゃあ、3割で手を打っても構わないかな……。

オサイジャシター:(ずぉぉ〜〜〜ん)「貧しい村だっぴゃよ。ひゅるるる……(←風の音)」

ガルフ「行くぞ、みんなぁっ!
      報酬なんか関係ないじゃないか!!!」 

クロヌシ:「黙ってろ! テメーは!」

オサイジャシター:「貧しい人を救うのが修道院じゃないっぴゃか……(涙ぽろぽろ)」

ガルフ:「そうだ! 悪の組織が狙ってるんだぞ!」

オペリオ:「♪私は行く理由がない♪」

クレリア:「カノルヤに行けば何か面白いことがあるかもしれませんよ」

ラズリ:実家があったりして。

オペリオ:♪じゃあ、カノルヤに巡業に行くということで♪

ラズリその格好で

クレリア:ギリシャ人なら分かるんですけどねえ、ギリシャ人なら。

オペリオ:♪ステージ衣装♪

ラズリ:ステージ衣装で街を歩くの?(笑)

オペリオ:♪錦織健とお揃いよ♪

クロヌシ:オペラ歌手、錦織健は知っている……。

オサイジャシター:「──で、ハチミツ酒の方はどうなっぴゃか?」

ガルフ:「やります、やらせていただきます!」

オサイジャシター:「このお兄さんの言葉を信じるっぴゃよ」

ウィル:「お酒を運ぶだけなのだろう? 別に断る理由もないよな……」

クレリア:「一応、護衛と言うことで3割。まあ、必要経費その他は払ってもらう必要はないでしょ。
      こっちも動く必要はあるんだから」

オサイジャシター:「払ってもいいっぴゃよ」

クレリア:「必要経費はウィルさんが払ってくれますから」

ラズリ:「どっちにしても我々のふところは痛まない、と」

オペリオ:♪コンサート開いてさ、お金を貰うというのはなしなのかい?♪

ラズリ:稼げないんじゃない? あんまり。

クレリア:『歌唱』技能が……24Lvですか、それならかなり稼げるんじゃありません?

ガルフ:「クレリアさん……お金に目がくらむと悪の道に引きずり込まれますよ、キラン!」

クレリア:「私はお金にこだわっている訳じゃありません。お金のもたらす幸福にこだわっているんです!」

ガルフ:「でもお金は常に論争の種になりますな」

クレリア:「お金がないからこそ犯罪に走る人が多いのは事実じゃありませんか?」

ガルフ:「お金があるからこそ犯罪を犯すヤツも多いだろうがぁッ!」

クレリア:「ハイ、そうですね。
      で、どうして私がそういう風になると言えるんですか?」

ガルフ「勘」 

GM:正義の心が告げているわけだな。

ガルフ:電波が命令してるんだよ。

GM:貴様には悪のにおいがする!(笑)

クレリア:「……あなたとまともに論争しようとした私が馬鹿でした……」
 

オサイジャシター:「ウィルさん、オラの代わりにセカラシカを連れていって欲しいっぴゃ。いいっぴゃね?」

ラズリ:「いいっぴゃよ、ってあたしじゃないな(笑)」

クレリア:「で、何? セカラシカを連れて行くんですか?」

GM:監視代わりね(笑)。

ラズリ:「いらない」

GM:……をいをい。



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