MOND REPLAYV


 くっくるMONDREPLAY第三部[月の天使]レポート

 0.1996冬〜

 1996年衝撃的な第二部の完結の余韻も冷め遣らぬうちに第三部の話が持ち上がりました。 ノート(MNN No.3)<*1>における正式な第三部の予告が行われたのは97/01/18のことです。

>さて春から「MOND」も新展開です。T・RPGキャンペーン第3弾、『月の天使〜looking for happiness〜』(仮)がいよいよ始まります。(MNN No.3 p.20)

 といっても私がそれを読んだのは一回目のセッション終了後だったと思います<*2>。私のところには96年中に書簡によって情報が来たような気がしますが、その手紙が見つからないのではっきりとは分かりません。いまQで聞いたら電話かもと言っているのでもしかしたら電話だったかもしれません。

 とりあえず初期の情報では舞台が移動するので前回と関係あるキャラにしないということ、種族とかも自由につくっていい<*3>。システムはオリジナルになる、らしい。ということでした。

 さっそく新しいキャラを作りました。二浪目の追い込みの時期だというのにのんきなものです<*4>。最初に作ったのはサムスピの牙神幻十郎のような風貌をしたキャラでした。南キャンバスと北キャンバスを分ける大山脈に住んでいる幽谷の民という種族で二つの部族(修羅と羅刹をこねった名前だった)に分かれ闘争を繰り返している。といった設定を作りましたが、なんか前のように戦闘キャラになりそうだったので没にしました。忍天道という流派(六十四奥義がある)とかも作ってみたりしてノリノリだったのですが。

 そうこうしている時期に予備校の冬季講習で上京してきたMNNメンバーのらじゅとドギョとの三人で一緒にお茶の水あたりをぶらぶらしているとき(秋葉原から歩いて聖橋へ向かう坂のあたりだった)に「ユンケルンバでガンバルンバというのは双子キャラの名前になる」というようなことを話しました。

 それがきっかけで双子キャラを作ろうと考え始めました。最初はマッチョな兄弟というのにしようかと思ったのですが、二人キャラを使うのに「役に立つ」キャラはいかんのじゃないかと思い、できるだけ役に立たないキャラを作ろうと思いました。

 そこでケンダーやグラスランナーのような感じの風貌のマスコット的なキャラにしようと考えましたが、ただ単にかわいらしいキャラではいやなので、かわいいけど何かイヤなキャラにすることを考えました。

 そういうことでキャラ設定をまず見た目から作っていきました。くるくると巻いた髪やくりくりとした目、実際にそういう生き物がいたらいやだろうとまずその辺から決めてみました。コスチュームは双子−ツインズ−ツインビーという連想でツインビーの二人をまねっこしてみることにしました。といっても正確な資料がなかったのでうろ覚えで作ったのですが<*5>。手足を肉球付きにしたのは、やっぱり実際にそういう生き物がいたらいやだろうということで決めました。

 で、種族名とかも決めておこうと思いました。肉球といえばチャムチャムだろう、ということで彼女の武器のブーメランの名称であるヨックモックムックのマネをして、「別に意味のない単語」をつなげて「クックルックルーフ」という名前にしました。語呂だけで決まりました。

 設定画をカリカリと書き、コピーしてGMに送りました。そのころは髭将軍も日本国内におり池袋に住んでいました。閣下に原版を見せると「何座の聖衣か」と聞かれたりしましたが確かにそういった感じの設定画でした。

 ルールの詳細がわからなかったので、能力値などは決められませんでしたが、どうせ色物だから気にしなくていいだろうとそのまま出かけることにしたのでした。

*1 MNN No.3
 MNNのふるさとであるMノート(マンボノート、全七冊)の続編。Mambo Note Network(マンボノートネットワーク)と総帥によって名前をつけられた。ネットワークたる所以は高校卒業後各地に散ったメンバー間を郵送にてノートが行き来することになったからである。No.3まで回り、No.4の表紙を作ったところでネット世界へ移行。

*2 といっても私がそれを読んだのは〜
 上記の理由によりノートの記事が書かれてから別の支部の人がそれを読むまでにかなりの時差が生じることがありました。No.2は一度も回ってこない人(Mog)まで生じました。

*3 自由につくっていい
 というか世界の細かな設定ができていなかったということのようです。

*4 のんきなもの
 第一志望は案の定ダメで、第二志望(同じ大学・学部の二部)となりました。というか第二志望しか受かりませんでした。夜間となったことでますますでたらめな生活になってしまうことになりましたが、実はそれが自分の望んだ世界だったかもしれません。

*5 うろおぼえ
 うろ覚えの割に割と近い感じにできていました。

 1.第一次鹿児島血戦 1997 春

 そういったところでとにかく色物ということは決まっていたので、いくつか途中でやるべきネタを用意して第一回目のセッションに向かったのでした。将軍不参加のため第1、2部で使用したオケ小屋(将軍邸の庭にあるカラオケボックス)は使用できないので、GM・Mogの吉野別荘(正確には本人のではない)で行われたのでした。

 第一回セッション:1〜3話
 今回用意していたネタは確か「肉球を押して下さい」→気持ちよさそうというのと、虫と会話できるというのは妄想である、というのでした。後者はこの回では使えず(倉庫に入った時にゴキブリにでも聞くか、というのは前振りだったのにすかされた)次回以降にお預けとなりました。他にもくだらないことをいろいろ考えた気もしますがメモしたわけではないので今となっては分かりません。<*1>

 プレイした感想ですが、いやー楽。色物キャラが合っているのか、ルールやストーリーにまじめに取り組まなくていいからか非常に楽でした。何発かヒットを打ったのでよかったことにします。

 しかし酒を飲んでいたので第三話のあたりはほとんど覚えていないのは困ったものでした<*2>。それでも「肉球押して」というのは忘れずにいましたが。

 何気なくやったのに結果ファインプレイになったのはユンケが発信機を飲み込んだことです。直後にランディを発見して、一人で勝手に追いかけていくというのも発信機をたどって追いかけてくるだろうと思ったからです<*3>。発信機を飲み込んでおいたままにしたので、後々いろいろと便利なこともありました。

 リプレイを読み返すと「クラスは戦士」とか言ってますね。初期ルールのクラス分けの関係でこうなったのでした。やはりルールの関係で最初のうちは斧とか持ってますが<*4>、あとからは手(肉球)で殴るようになります。

 今回の会場は「まったく普通の民家丸ごと」だったので非常に広いわ使い勝手がいいわでよかったです。まあすぐそばに店がないというのは困りましたけど。

*1 ネタ
 ここでのネタを考えたのが予備校の寮(江戸川区・葛西)でのことだったのはよく覚えています。なにやってんだか。でもモグが第二部のシナリオ前半を考えていたのはやっぱり受験生のころだったりするのでその方があれですな。

*2 覚えていない
 だんだん呑んでいなくても覚えていないことも多いことに気づきました。

*3 ランディ追っかけ
 厳密には裏口に回ったという行動宣言をせず、その場にいた二人ファンブルしたのでそこにいたことにするというのはいけないのかもしれませんが、その場の流れでその方が面白いと思ったのでよいと思います。ユンケの低い心の値で判定に成功したわけですし。

*4 斧
 オードーと一緒!

 2.ゲストがいて特別っぽかったなり 1997 夏

 そして夏になって二度目のセッションに向かいました。今回は青春18切符<*1>を使って東京から鹿児島に移動するという阿呆なことをしました。NuLLと一緒に鈍行で広島県に住むGMのところまでいきそこでいったん休んで、そこからは三人で鹿児島に行きましたが…これは本当に疲れました。でも時間があったのでいろいろと設定とかを一緒に考えることができました。

 そこで生まれたクックルックルーフの正体の設定は元からあった虫から進化したというものや(セッション前にかかれたMNN No.3 p.37にそれを匂わすイラストがある)、これが正式設定だったら凄すぎるだろうというウイルス説などがあり、なんだかいろいろ話はあるが本当の生い立ちの分からないゴルゴみたいです。

 ウイルス説は雑談の中で「どうせ色物なんだから死なないことにしてもいいんじゃないか」というような話が出て、なんで死なないのかというのを説明するために生まれたものです。どういうことかというと現実にクックルックルーフが存在するのではなく、実はユンケガンバはウイルスに感染された人が見る幻覚である、というきちがいじみた話です。なのでウイルスに感染していないもの(ロボットなど)には見えない。サンダユウとのからみはあまりありませんでしたが、突っ込みに反応したりしたのでウイルスではなかったようです。カリストパラスにも見えているようですしね。(でも実はコンピューターにも感染するのか?)

 まあそんな話がいろいろ出ながら第二回セッションが開かれました。

 第二回セッション:4、5話
 ここではアドリブによる安打をわりと打てたと思います。衣装をツインビーのそれに固定せず日替わりでコスプレをする、というスタイルが確立したのもこの回からです。
 今回はサンダユウという色物キャラが増えたのでそれとは違う方面で攻めなければいけません。

 と、いきなり4話では留守番組に入ったので活躍できません。
 メモリーカードをサンダユウに差そうとするところ、今だったらアイボにメモリースティックを差す、というのがあるのでなんだか時代を先取りって感じです。
 この回船長だったジャッハが死亡してしまい、ガンバにとっては船長になるいい機会でした。またこの回からユンケがアルバスに、ガンバがサリにくっつく傾向になります。最初はユンケの髪の色がアルバスに近いということから始めたことですが、のちにそこから新たな設定を思いつくこととなりました。

 5話ではセッション前に作った糸を吐くという設定を生かす(とはいえこの回以降はあまり使わなくなった)機会が多く、効果的に使えました。
 冒頭で石鹸を食っているのはあらかじめ用意したネタです。
 難しいと思いますが「非・焼き肉定食」 というのは生肉ではありません。では何だ、と聞かれると困りますが生肉ではないのです。
 サリースのあそこは〜というのはGMが合言葉を教えた時思いついてからずっというチャンスをうかがっていました<*2>
 このあたりはJGめい台詞が集中しています。この回でやっと半年前から用意していたネタ(虫と会話)ができました。たいしたことないのですが消化でして非常にすっきりしました。

 あとこのあたりは前回大暴れしたせいかサンダユウの台詞(あるいは戯言)がゴッソリ削られている気がしますが気のせいではないでしょう<*3>。サンダユウが偶然戦闘で倒れて壊れたので次回からいなくなる理由付けがうまくできています。MONDではこういった偶然がうまくはまることが多いと思います<*4>

 この回ではEDO(ちぇのマスターによる江戸時代風RPG)も行われたためちょっとMONDシナリオは少なめでした。

*1 18切符
 疲れたとか言いながらこの年から毎年のように使ってます、18切符。
 毎年8月のJR時刻表を買っていたりしてなんともはや。

*2 チャンスをうかがう
 そのためしばらくの間少し口数が減る。

*3 サンダユウ削除
 インチキ英語ネタは採用されたのの10倍は言っている。というと大げさかな。

*4 いない
 もしサンダユウがずっといたら彼が中に入る巨大ロボとかそういうのが出たと思います。

 3.博多ドンチャック 1998 春

 さて第三部を始めてもう一年たってしまいました。これまでここまで長くやることはなかったのですがやっている時はそうとは思わず、後になってから長いなあと気付くのでした<*1>

 この回から福岡大会になります。割と広い(片付けさえしていれば、ですが)MNNのPの部屋を利用することになりました。なのでこの回からPも参加することになりました。第三部になってレギュラー参加のプレイヤーが減ったのでここで増えたのはよかったと思います<*2>。そしてNPCだったウェンディをPに割り当てたためPCが裏切るという驚きの展開が生まれました。もしかしたら驚いていたのはウェンディだけだったかもしれませんが。

 第三回セッション:6〜10話
 うひょう。がんばったね、といった感じです。6〜8話でいったんクライマックスを迎えました。

 6話ではこのころワタルの新シリーズをやっていたのでそれで思いついたネタをはじめにやってみました。バスクリンも用意していたものです(変なものを食うシリーズ)
 この回からゼナパパに名前がつきました。MONDでは独逸語を使おう<*3>という決まりがあるので、所ジョージからゲオルグになりましたが、実は独逸語だったらゲオルクなんですね。早いうちに気付いたのですが、すでにゲオルグになれてしまっていたのでそのままになってしまいました。
 で、今回は液体化能力を活かしています。これは便利なのでこの回以降もわりと使っています<*4>。そして分裂。右手をねずみに変えましたが、この時点では何にも意味がありません。もしかしたら何か後で伏線につかえるかもしれないと思ってはいましたが、具体的な案はありませんでした。
 誰かがファンブルするとガンバの頭が破裂するというのもこの回から恒例となりますね。

 7、8話ではJGはあまり活躍していません。
 他のメンバーと一緒にいなかったというのがよくなかったと思います。でもアルバスの夢の中などで固まりつつあった設定を小出しにしていきました。
 もうこのころからクックルックルーフは古代に作られたものだという設定になっていました(ような気がする、まだ決まっていなかったかも)。そこでアルバスの先祖で顔がそっくりな人物を好きだった女の子がユンケの原料になっているためにユンケはアルバスになついているという説明になったのです。
 でも大いなる遺産については話を聞いていないので、よくわかんないこといってますね。あとになって(つじつまを合わせるために)照らし合わせると種族に関わることではなく、ユンケやガンバ個人としては大いなる遺産は欲しいところだったのでしょう。

 そして9話からパーティーが一組増えてしまいます。面白い試みです。しかしGMが用意したキャラは一人足りません。(Pの参加を予定していなかったのでしょう)そこで8話との間の休憩時間に「もう一人のクックルックルーフ」を出すことを提案し、その案が通りました。
 ユンケとガンバにビッケという「子供」(いったん融合して三つに分裂した)がいるというのはMNN No.3 p.41(1997年9月)に書いてあります。第三部はGM持ちまわりにするという案も初期段階であったので(もちろん潰れた)、それように用意していたシナリオがあったのですが、それに出す予定だった髭族と飛行船に乗り旅をする日焼けしたクックルックルーフがビッケでした。(まさか「空を飛ぶ」というのができない世界だとは思っていなかった)
 そこでビッケを登場させることにしたのですが、そろそろ色物ばかりやるのがつかれたのでJGとは違った傾向のキャラにすることにしました。そして最初のころからぼんやりと「北から来た誰かと本来のビッケが融合した者」だというのは決まっていました。トパーズ、マフィが登場できているので北からこれなくはないだろうと思ったのです。そうそう本編では触れていないのですが、ビッケことG−Xの父親(サリとは異なる)について。自分の中では一応ホフヌングのスポンサーの人だったことにしていますがまだ正式には通ってません<*5>

*1 長い
 ストーリー自体も非常に長くなっています。2の倍です。次はさらに倍の52話とかになるかもしれません。

*2 プレイヤーが少ない
 5人もいれば十分なのですが、以前は長く7人でやっていたのでそう感じただけ。
 

*3 独逸語
 たしか本編の主人公とかが名前が独逸語だった気がします。

*4 液体化
 便利すぎるのでネタ的な使用がおおい。

*5 父
 父親の暗殺がG−Xの暗殺の初仕事になります。

 4.髭一発 1998 6月

 髭の人が西班牙に行くことになり、東京から鹿児島に戻ったりしていたわけですが、そんな中MNN西日本方面の面々が福岡に集まり特別セッションを開くことになりました。

 そんなわけでカントー方面のNuLLと私は参加できませんでした。

 将軍の渡西にともない彼の第三部への参加はこれっきりということになりました。そしてこのスペイン行きは私の身にも厄介な事を運んできたのですが、もはや過去のことなのでいいことにします<*1>

 この回のリプレイは面白いです<*2>。やはりオモシロキャラでは将軍にはかなわないということを確認。

*1 厄介なこと
 後遺症未だに癒えず。

*2 リプレイは面白い
 シナリオとしては訳分かりませんが。

 5.なんだか印象が薄いの 1998 夏

 恒例になった福岡大会。
 今回は間に別パーティーを挟んだせいか、妙に間があいた気がしました。前回が気になるところで中断したからかもしれません。前回亡くなったウェンディの代わりにPがマイPCを用意してきたのでパーティーメンバーが一人増えることになりました。前衛で戦うキャラが増えてよかっ…とよく考えたらいかにも前衛というキャラは実はいなかったということに気付きました。戦闘中心のゲームでなくてよかったと思います

 第四回セッション:12〜14話
 前回に比べ分量が少ない気がします。何か他にやったんですかね<*1>
 今回はシナリオ内容は覚えている割に特に注目するようなことがなかったというか、(JGの行動の)印象の薄いセッションでした。アルバスがママンに弱いというのは面白かったです。
 JGとしては手品ネタとあとはうっかり正解を言ってしまったことですか<*1>

*1 何かやった
 覚えていない。

*2 正解
 赤ん坊が犯人。

 6.ちゃっとでGo 1998 冬

 将来的にこのスタイルにならざるを得ないのでしょうか。

 7.ぺけぺけぺけ 1999 春

 XXの回。

 クレリアはいなくてもやるがリューセがいないとやらない。
 と、MNN内のポジションが分かりますね<*1>

 XXになってもハチャメチャにやるのはいっしょなので私としては変わりませんでした。

 今回からのXXは単なる番外編ではなく、グインサーガの外伝のように本編の謎を解く鍵となる位置付けとなりました。

 とはいえXX2ではまだおちゃらけが多いです。二台目に移動した時に処分したとはいえタモリや加藤チャゲは厄介な存在です<*2>。またウェンディをガンバが食ってしまったのもびっくりです<*3>

 XX3では(またもや)パーティーが一組増えてしまいました。作っておきながらあまり乗り気でない(こら)ユナがやっとこさ登場です。
 なんかちゃんと作っておかなかったらニャーとかいうキャラになってしまい、かなりムカツクやつになってしまいました<*4>
 この回本編をできなかったので前回もげちゃったゼナの腕がどうなるのか非常に気になってしょうがありません。

*1 ポジション
 まあ元はセピアだし。シナリオ(キャンペーン)上の重要度の差が出ているともいえる。

*2 処分
 多分移動してない。

*3 ウェンディ
 実は彼女は何人もいるのかもしれません。

*4 ムカツクキャラ
 実は最近になってグランディアをやっているのですが、これに出てくる8歳児をもとにすれば気に入ることの出きるキャラになれたかもしれません。
 第二部が終わった後で「北斗の拳」を再読したり、「グラップラー刀牙」に出会ったりして、これが先ならどんなにいいキャラになったかと思ったりしたのといっしょ。

 8.祭りの終わり 1999 夏

 なんか暑かった印象があるセッションです。途中で外に出たからでしょう。ストーリーもいよいよただ明るく楽しくというのではなくなってきます。

 第五回セッション:15〜18話
 まず15話。ユナが現代パーティーの方に出てくることになりました、が、なんとも最後まで説明不足で何で出てきたのか分かりません。いちおうユンケからユナが生じた理由はあるのですが、「何でこの時点で登場したのか」は謎です。そしてなんとなくまだまだ祭りは長く続くつもりでいたので、この時点でもユナのキャラを固めていなかったのです。
 今回もガンバの正解を言う病がでました。<*1>
 あと誰も気付かない間違いかもしれないのですが、『永劫回帰』でガンバの言った本の名前は「昭和17年日本蒟蒻新聞社発行の『全国蒟蒻栽培農家名鑑』」の間違いでした。訂正しておきます。うろ覚えだったもんで<*2>

 16話。いろいろ秘密が小出しで明かされていきます。そしてルーベル登場により、出ると思われていた登場人物がようやく全員登場といったところです。

 17話。思わせぶりな挿話を作ってしまいました。15話冒頭のエノクとリルルの会話から二人の話方の癖をまねっこしたつもりですが、うまくいっていない気がします。自分で読むと浮いている感じがしますこの部分。
 これも書いておかないと誰も気付かないかもしれないので書いておくと、「人食いオードー」というのは「人食いオロチ」のパロディのつもりです。その前にも「薬を飲んで一週間でムキムキの体」とか「バキ」ネタを言っているのですが、MNNの人はあまり読んでいないので気付いてくれません。
 表パーティー(アルバスたち)と裏パーティー(トパーズたち)が合流してしまったら今度は第三パーティー(アヴァロンたち)まで本編に出てくるようになりました。
 ユナを演じるのがイヤなのか酒量が増えています。

 18話。冒頭でなんかクックル節が久々に出ています。そしてサリースとビッケの秘密が明かされました。ようやくという感じです。かなり前から決まっていた設定だったからです。1年くらいためにためていたことになります。そしてアルバスのパーティー離脱。これもようやくという感じです。
 マクロスの最終回がうんぬんのところは正確ではないかもしれませんがうろ覚えなので気にしないで下さい。

*1 正解
 本。

*2 本の名前
 これのソースが分かるひとはどのくらいいるのでしょうか。

 9.終りのないラブソング 2000 春

 最終セッション:19〜24話
 ラストです。ようやく足掛け四年がかりのキャンペーンが終幕します。
 にもかかわらず重要な最終シナリオをする時には体調が最悪でした。最初の日に予定よりも速いペースでさくさくと進んだために、こりゃ余裕で終わるだろうと調子に乗ってガバガバと酒をあおったら寝る時に暑いので薄着で寝たところバッチリ風邪を引いてしまい、最後の最後でぐったりしてしまったのです。

 そんな中でもオラクルの斧を思い出したり<*1>、ゲオルグやゼナツーを殺さないよう封印したりと一応行動をちらほらしています。
 実はルールが(いまだに)固まっていないので曖昧にしていますが、ゼナパパ戦の時のような封印魔法の使い方をしたら本当に封印士は無敵になってしまいます。時間があったらきっちり封印士ルール作りたいです。

 今回再読してまたガンバが「正解」を言っているのを発見しました。
>ガンバ:いるだわさ、ここに。──さあ、エスペル2を捨てて、今度は『メルカバー』に乗るだわさ!
 ここで船長命令を聞いていればエピローグでの悲劇は減らせたのに残念です。

 最後なので今後のキャラの身の振り方をみんな悩んでいます。まあ悩んでいるのはクレリアのプレイヤーだけという気もしますが。ここにきて***ンだとばれてしまったドギョの運命やいかに。
 これでようやくすべての謎が解け…ていないです。まだGMがエピローグを書いている途中なので分かりませんが、おそらくすべての謎がリプレイ全部終わっても解き明かされてはいません。と、ここで出来立てエピローグとどきました。メファシエルの謎が…一行でさくっと明かされました。
 再読してみると第三部ってけっこう「愛」の物語になっているなあ、と思いました。るくぷるも何組かできましたし、それだけでなくいろんな形の愛があったんじゃないかと思います。

*1 オラクル
 オラクルは「神託」の意味があります。その辺を意識してつけたのかとGMに聞いたら知りませんでした。むぎゅ。

 10.蛇足

 最後の冒険を終えて私のプレイしたキャラクターたちはどうなったか気になってしまい勝手に続きを考えました。

 ガンバは「人間」の身体を得ました。実はユナのことが好きだったガンバ(最終的にガンバの意識の8割くらいを占めていた原ガンバ)はユナを振り向かせるためにもっといい男にならなきゃ行かんと修行のたびに出ることにします。

 ビッケ――の中身のG−Xも人間の体(北の人間です)を得ました。それまで束縛されていたものから開放され、自由のみとなったビッケは自分のための人生を歩んで行こうとするでしょう。サリのことは…まあ心配はしているけれども、べったりくっつくことはしないようです。彼はシスコンではありませんし。とりあえず自由の身となったG−Xですがすぐにガンバに捕まって旅の道連れにされてしまいます。しかも名前をビッケと勝手に決められてしまいます。今後はガンバと旅をしながらコイジィ・ニールの社員として諜報活動などを行うようになります。

 で、ユナ。リューセがいるのでどうにも勝ち目のないアルバス争奪戦はあきらめ、タナトスを追っかけ始めましたがまたもや撃墜されます。その後聖職者として修行するために聖都ヴェルザンディに行きます。

 そんな彼らはイシュタルで数年後再開することになるのですが、そこでどういった物語が展開されるのかは機会(やる気)があれば発表することもあるでしょう。