お雪:ヤバイですね……。
GM:盛親は怪我がまだ治りきってないから戦力外ね。
GM/武者3:「お、おとなしくしろ、お前たち!」
絵夢:「おとなしくしたら、あーんなことやこーんなことするんでしょ!」
武者3:「それはそれで楽しいもんだ」
絵夢:「こっちは楽しくないもん〜」
武者3:「そんなことを口論している場合ではない。──用があるのはお前たちじゃない、その男だけだ」
絵夢:「そーいうことは言われると……女がすたるよね」
お雪:「そうですね」 ──<閃光>の魔法?
GM:悪いけど、口論の間に集中、てのはナシね。
お雪:……じゃ、叫びましょうか。
お雪&絵夢:「「きゃああああああ……! トリマルさーん!」」
唯樹:トリマルじゃなくてカラスマなんだけど……。──何秒でかけつけられる?
GM:サイコロ1個振って、2倍して。
唯樹:(コロコロ)2だから、4秒後だね。
GM:んで、武者3が、絵夢を押しのけて盛親に歩み寄ろうとする。
絵夢:う、止めたい。……でも触られるのはもっと嫌。
GM:どうする?
絵夢:うー……じゃあ……呪文に集中してるし、殿には悪いけど、よける(笑)。
GM:(サイコロを振って)──とか言ってるうちに、頭をぐいっとつかまれて押しのけられる。
絵夢:あん♪
GM:ではここから戦闘ってことで。──イニシアティブを振ろうか。(コロコロ)4。
お雪:(コロコロ)……あう、また2です。
GM:お雪さんはいつもそうだな。──では、こちらから。武者3が盛親の方へ歩いていく。残り二人もそれに続こうとする。
お雪:何とか止めないと……(コロコロ)私の体力じゃどうしようもないですね。ずるずると引きずられそう……。
絵夢:あたしもがんばるッ! 武者5の前にでーんと立ち塞がるぞぉ。
GM:体力勝負で勝てるかなぁ? (コロコロ)……う、1成功。
絵夢:(コロコロ)あッ、2成功! 勝った! ぐいぐい!
GM:む、なかなかやるな……。
お雪:一生懸命押してる姿が、ちょっとかわいいかも……。
絵夢:それで、こっちの番? それともぐいぐい押し合いで終わり?
GM:あー……、そっちで、いいよ。
絵夢:それじゃ、ちょっと離れてほぼゼロ距離射撃の<氷のつぶて>!(レベルが高いので集中時間ナシで使える)(コロコロ)ちょっとスゴイかも発動判定クリティカル!
唯樹(天の声):それはGMが何かサービスしてくれるかも。色をつけるとか。
GM:……まあ、それぐらいなら。
絵夢:じゃあ抹茶色ね。今日の氷は宇治金時よー!
GM:抹茶味か……。クリティカルだと何か効果あるんだっけ?
お雪:体力の消費がゼロになるんじゃありませんでした?
GM:じゃあ、それでいいか(ウロ覚え)。(コロコロ)──宇治金時を食らってベタベタだ(笑)。
お雪:そこへ<閃光>の呪文です! ピカピカぁ!
GM:(サイコロを振って)片方が抵抗失敗。しかもファンブル。……どうなるんだっけ?
お雪:……さあ、よく覚えてません。
GM:じゃあ、面倒臭いから、頭痛と吐き気もしてきて事実上戦闘不能でいいや。こんなとこでテンポを乱したくない。
続く第2ターン。お雪さんが珍しく先手を取った。
お雪:「逃げましょう!」
絵夢:「え〜、ここまでやって逃げるのぉ!?」
お雪:「無益な殺生は避けるべきです」(←「平和愛好」という特徴を持っている)
絵夢:「でも、ここで逃げたらアイツらと合流できないかもしれないよ?」
お雪:「それはそれ、これはこれ」
GM:アイツらが、合流して役に立つヤツかどうかということも考えてね(笑)。
絵夢:しまった、そうだった……。……でも、一部は役に立つかも。カラス君ももうすぐ来るし。
てことで戦闘続行、絵夢は再び氷のつぶてを放った!
絵夢:今度はブルーハワイ!(←江戸時代)
GM:クリティカルしないと色はつかないぞ。──そして更に、新たな軍勢が現れる。その数何と七人!
お雪:三〜四秒足らずでですか?
GM:そこらへんを大勢で探索してるワケだから。
お雪:そんなとこで碁とか打ってたんですね、私達……。……馬鹿すぎる……。
絵夢:これは、さすがに逃げようか。
唯樹:僕はまだ着かない?
GM:着いていいよ。
唯樹:でもこれはさすがに……。
お雪:やっぱり、逃げましょう。
唯樹:よし、三人で逃げよう!
お雪:なんでやねん(ツッコミ)。
盛親を連れて逃げる三人。しかしその眼前にまたも追っ手の姿が!
GM:その数なんとッ! (コロコロ)一名。……出目、わろし。
唯樹:「大振り」で斬る〜! (コロコロ)当たりかけているよ〜。
GM:……不意打ちなんだ。目が合った瞬間斬りかかってこられるんだ……(笑)。
お雪:椎名さんたちかもしれないのに。
唯樹:大丈夫、アイツらはこのぐらいで死んだりしないよ〜。
お雪:……お城で死にかけていませんでしたっけ……。
唯樹の不意打ちに続いて、絵夢の魔法が発動。……しかしこれがファンブル! 絵夢は豪快に転んでしまうことに……。
唯樹:袴がめくれちゃってるよ〜。
お雪:擦り傷切り傷だらけになりそうですね。
GM:(判定をして)えーっと、烏丸の攻撃でコイツは朦朧状態だね。
お雪:その横を駆け抜けましょう。――絵夢ちゃん、立って。
絵夢:「いたたたた……。くっそぉ〜」
GM:そんな君達の前に更に追っ手。その数……(コロコロ)九人。
一同:うわ、こ、これはさすがに……。
ぐるりと囲まれてしまう一行。仕方なく降参することに……。
盛親:「ひとつ聞こう。ここで捕まるとして……その後俺を助け出す自信はあるか?」
お雪:ありませ〜ん。
唯樹:アナタが、女性ならば。
GM:なんでや。
唯樹:女性は守るって決めてるんだけどなー……。それに、このまま三人で逃げたい気分かも。
お雪:(ニッコリ笑って)ですから、自信は、ありません。
絵夢:まーかせてください。必ず助けにいきますから。自信満々。満々ですから。超OKですよ。
GM:……結局、どうなんだ?
絵夢:「任せてください」
盛親:「あいわかった。(追っ手に向かって)お前らにこの首、とりあえず預けておくことにしよう」
こうして……盛親ひとりを連れ、追っ手達は引き上げていった。
椎名たちがそこへ駆けつけたのは、それからしばらくもしないうちだった。そして、泰蔵も。
椎名:「殿はどうなされた?」
お雪:「あのね、つかまっちゃったのぉ〜☆」
GM:なんでそんなにぶりっこなんだ……?
唯樹:泰蔵……怪しすぎる……。
お雪:(こっそりと)「泰蔵さん、あなたスパイなんですか?」
泰蔵:(小声で)「ななな、何のことやら……」
お雪:(唯樹に)「違うそうです」(←朴訥なので相手の言うことを信じてしまうのだ)
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